遺品整理士の仕事内容を大解剖!資格の取り方や気になる給料まで解説

遺品整理士のドラマをつい最近、ネットフリックスで見た!
「ムーブ・トゥ・ヘヴン:私は遺品整理士です」という韓国ドラマでも、一躍話題になった遺品整理士という職業があります。
遺品整理とは、遺族から依頼を受けた現場で、必要な遺品と不要な遺品を仕分ける仕事です。
遺品整理や遺品整理後の清掃をしている方のことを、遺品整理士といいます。
遺品整理士の主な仕事内容や、遺品整理士の資格の取り方の手順を解説していきましょう。
- 遺品整理士の仕事内容
- 遺品整理士の資格手順
- 遺品整理士のメリット
- 遺品整理士のデメリット
- 遺品整理士に関するよくある質問
後半では、やりがいのある仕事「遺品整理士」のメリットやデメリットを説明します。
最後まで御覧になって、あなたに向いている仕事なのか判断してみてください。
1:遺品整理士ってなに?主な2つの仕事内容
遺品整理士の主な仕事は、もちろん遺品整理です。
しかし、遺品を整理するだけの仕事ではありません。
遺品整理士の主な仕事内容を2つに区分し、詳しく解説していきましょう。
- 仕事内容①:遺品整理
- 仕事内容②:清掃
「遺品整理」は、必要なものと不要なものを仕分ける重要な仕事です。
これを読めば、実際に遺品整理士が何をしている仕事なのか分かるでしょう。
仕事内容①:遺品整理
遺品の量が多ければ多いほど、遺族の方は遺品整理をどこから始めればいいのか分かりません。
しかし、遺品を全て残しておくわけにはいかないのです。
また、故人が賃貸に住んでいる場合は、退去日などの締切があります。
そこで、遺品整理士が通帳や写真、遺族との思い出の品物などと、ごみだと考えられるものを仕分けしていくのです。
遺品整理だけでなく、遺品の捜索を遺族から依頼されることもあります。
通帳やハンコ、重要な書類など、遺族がどこに置いているのか分からないものを、経験を活かし探すのです。
仕事内容②:清掃
遺品整理し終わった後の部屋の片付けをする必要があるのです。
清掃と言っても、ただの清掃では無いこともあります。
ゴミ屋敷など、ごみで溢れかえった場所を掃除することもありますし、事故現場などの特殊清掃を依頼されることもあるのです。
特に事故現場は、特殊な薬品を用いて清掃をするので、遺品整理士とは違う「事故現場特殊清掃士」の資格を持っておいた方がいいでしょう。
2:【手順を解説】遺品整理士の資格の取り方
そのため、遺品整理士の資格を持っていなくても、仕事をすることはできます。
免許ではないことを認識しておきましょう。
「遺品整理士」の資格は、一般財団法人遺品整理士認定協会が発行しています。
遺品整理士認定協会のホームページ若しくは電話から申し込みをすると、教材が届き、課題レポートを提出するのです。
そうすれば、2ヵ月以内に合否判定が出ます。
合格をすれば、認定証書が発行され、晴れて遺品整理士として活躍ができるのです。
最短2ヵ月~4か月で資格が取れ、資格を取るのにかかる費用は3.5万円となります。(内1万円は2年間有効の会費料金)
3:遺品整理士になる3つのメリット
それぞれの仕事に対してヤル気や情熱を抱くことができれば、メリットを考えなくても毎日が活き活きしますよね。
遺品整理士になると、どういったメリットがあるのか確認をしましょう。
- メリット①:需要のある仕事
- メリット②:仕事が依頼されやすい
- メリット③:遺族に感謝される
遺品整理士は、これから先も無くなることのない需要のある仕事です。
「手に職」として、安定した仕事を求めている方に、特におすすめします。
メリット①:需要のある仕事
日本は現在、少子高齢化社会です。
年々、日本の出生率は下がり、その分高齢者の数は増え続けています。
医療が発展した現在、更に高齢化社会は進むこととなるでしょう。
「遺品整理士」の仕事は、必ずしも高齢者が対象というわけではありません。
しかし、高齢者の遺品整理の依頼が多いことも事実です。
これから、更に増えていく高齢者のことを考えると、失業に困ることのない職業だと考えられます。
メリット②:仕事が依頼されやすい
遺品整理士の資格を持っていれば、仕事の依頼が増えるでしょう。
仮にあなたが依頼者だとすると、資格保有者か無資格者どちらに遺品整理の仕事を依頼しますか。
遺品整理士の資格は、ただただ遺品の整理をすることを学ぶわけではありません。
遺品を供養する気持ちを学ぶため、遺品や遺族の方に対して正しい対応を学ぶことができるのです。
資格は持っていて困るものではないので、遺品整理の仕事をするのであれば遺品整理士の資格は取りましょう。
メリット③:遺族に感謝される
遺品整理士は、故人の最後に残されたものを整理する職業です。
遠方に住んでいて遺品整理ができない方や、歳をとって遺品整理ができない遺族の方から感謝をされます。
どの職業であっても感謝はされると思いますが、遺品整理は遺族の方から「喜ばれる」「感謝される」職業です。
感謝されつつ、故人の最後を整理する、やりがいのある仕事でしょう。
4:遺品整理士の仕事はキツい
仕事現場がゴミ屋敷や事故現場であると、過酷な仕事となるでしょう。
「3K」という言葉を聞いたことがありませんか。
「きつい」「汚い」「危険」の頭文字を取った言葉で、遺品整理士も3Kの仕事だと考えられます。
死後遺体発見に時間がかかった現場は、異臭があり、感染症などの恐れもあるのです。
特殊な薬品を使わなければならないため、一般人には到底事故現場の清掃はできません。
仕事内容が毎回、事故現場の清掃やゴミ屋敷の遺品捜索になるわけではありませんが、遺品整理の仕事は3Kの顔を持つことを認識しておきましょう。
5:遺品整理士に関するよくある3つの質問
遺品整理士の仕事に関する、よくある質問をまとめました。
遺品整理士の給料や仕事の将来性など、気になる質問に1つずつ答えていきましょう。
- 質問①:遺品整理士の給料は?
- 質問②:遺品整理士の将来性は?
- 質門③:遺品整理士の試験の合格度は?
よくある質問内容を確認して、遺品整理士になるかならないかに役立ててください。
質問①:遺品整理士の給料は?
遺品整理士の月給は、約20万円~40万円です。
遺品整理士の正規雇用者の平均年収は504万円となります。
質問②:遺品整理士の将来性は?
3章のメリットでもお伝えした通り、これから無くなることのない仕事です。
ロボットや機械によってわたし達の生活はどんどん豊かになっていますが、ロボットが遺品整理の仕事をする未来はまだまだ先でしょう。
質門③:遺品整理士の試験の合格率は?
遺品整理士の試験の合格率は、65%だと言われています。
しかし、テストではなくレポート提出です。
3人に2人が合格なので、取得困難な資格ではありませんね。
まとめ
遺品整理士の仕事内容や、資格を取る手順などを説明しました。
特殊な仕事で、遺品整理だけでなく事故現場の清掃などキツイ仕事内容の場合もあります。
しかし、これから無くなることのない需要の高い仕事です。
遺族の方の気持ちに寄り添うことができて、どんな現場だったとしても、冷静に考え、仕事をてきぱき進められる人に向いている仕事となります。
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