遺品整理の仕事で正社員になる方法|現役社員が語る3つのリアル体験談

遺品整理とは、故人が大切にしていた物を整理し、部屋を綺麗にすることを指します。

高齢化が進む現代では、遺品整理に注目が集まっています。働き方としては正社員とアルバイトが存在します。正社員の場合は、一般財団法人遺品整理士認定協会が認定する資格を取得しなければいけません

本記事では遺品整理の正社員、遺品整理士に関する情報を詳しく紹介していきます

  • 【正規】遺品整理で正社員になる方法
  • 遺品整理士の仕事内容
  • 【現役社員】遺品整理のリアルな体験談3選

遺品整理士になるために必要な情報を記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。

1:【正規】遺品整理で正社員になる方法

【正規】遺品整理で正社員になる方法

遺品整理とは、故人が大切にしていたものを含め多くの物を整理し、部屋や家をきれいにすることを指します。

そんな遺品整理には、正社員とアルバイト2つの働き方があります。正社員として働くためには、一般財団法人遺品整理士認定協会が認定する資格を取得する必要があります。資格取得には、遺品整理士認定協会が行なっている通信講座を2ヶ月間受講する必要があります。

通信講座受講後は、同封される問題集の基準点を超えるなければいけません。資格取得後には、遺品整理士認定証と認定カードが交付され「遺品整理士」として働くことができます

下記記事では、遺品整理士の正社員募集している業者を3つ抜粋して紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。関連記事:遺品整理士の求人募集をしている業者3選!メリットデメリットも紹介

2:遺品整理士の実態

遺品整理士の仕事内容

仕事内容と年収から見る遺品整理士の実態について紹介していきます。これから遺品整理士になりたい人にとって一番重要な内容になっていますので、ご覧ください。

2-1:仕事内容

遺品整理の正社員「遺品整理士」には、故人の部屋を片付けるという仕事だけでなく、他の仕事をする必要があります。本記事では、代表的な仕事内容を紹介していきます。

  • 整理
  • 不用品の処理
  • 家財の搬出
  • 清掃
  • ハウスクリーニング
  • 買取
  • 不動産の仲介
  • 遺品の供養

代表的な仕事を挙げるだけも、数多くあります。

また遺品整理士は、整理するだけの業者ではありません。故人の大切にしていたものと認識し、丁寧に扱う必要があります。そのため講座を通して、取り扱い方法を取得する必要があります。

下記記事では、遺品整理の仕事内容について詳しく紹介しています。これから「遺品整理士を目指したい」という人にはぜひご覧ください。
関連記事:ザ・ノンフィクションで取り上げられた遺品整理人ってどんな仕事?

2-2:年収

遺品整理士として働こうと考えている人の多くは、年収が気になっているかと思われます。遺品整理士の平均的な年収を勤続年数で分けて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1年目:月給23万円×12ヶ月+ボーナス46万円=年収322万円

3年目:月給25万円×12ヶ月+ボーナス50万円=年収350万円

5年目:月給28万円×12ヶ月+ボーナス46万円=年収392万円

遺品整理士は、離職率が高いですが全国平均年収同程度、それ以上を目指すことができます

3:遺品整理士のメリット・デメリット

遺品整理士のメリット・デメリット

どんな職業もですが、遺品整理士にはメリット・デメリットが存在します。これから遺品整理士を目指したいという人に向けて詳しく紹介していきます。

3-1:メリット

遺品整理人のメリットは、仕事がなくならない点です。高齢化社会ということもあり、これから先の時代も確実に必要とされる職業です。

そのため、遺品整理士の資格取って独立している人も増加しています。独立した遺品整理士の年収は、600万円〜1,800万円と非常に高額です。

遺品整理1件あたり、売上相場は10万円〜30万円です。1ヶ月に20件数依頼があった場合、1ヶ月の利益は100〜300万円ほどになります。

下記記事では、遺品整理業者を立ち上げるために必要な、定款について詳しく紹介しています。これから遺品整理士での独立を考えている人ぜひご覧ください。
関連記事:遺品整理業者立ち上げには定款が必要!優良業者になるための近道

3-2:デメリット

遺品整理士のデメリットは、精神面・身体面で疲労があることです。どんな職業でも当てはまることですが、遺品整理は、故人と親族の間を持って、整理をしていくのでトラブルが多いです。

トラブルの中には、大事な遺品を捨ててしまったなど取り返しのつかないことも多々あります。また身体面でも、多くの物を整理していくため常に動き続けなければいけないため疲労が多いです。多い時は2トントラック4台分の移動もあるため、かなりの肉体労働になります。

4:【現役社員】遺品整理のリアルな体験談3選

【現役社員】遺品整理のリアルな体験談3選

遺品整理を行なっている現役社員のリアルな体験談をまとめました。これから遺品整理士として働きたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

体験談①

遺品整理士に興味を持ったのはドラマがきっかけでした。その頃は、バイトでその場しのぎの生活をしていてなんとなく生きていたけど、ドラマで亡くなった人と向き合う遺品整理士に魅力を感じて、バイトと勉強を両立しながら資格を取得しました。

これだけ頑張ってなれた遺品整理士の仕事期待して初日仕事に臨みました。上司に聞いた通り、決められた整理区分を一生懸命整理していました。そこで急に依頼者から整理区分追加の依頼があり、終了予定時間よりも大幅に伸びてしまいました。

初日から長時間の残業になり、憧れていた仕事への期待が冷めかけましたが、依頼者の「ありがとう」という言葉をお聞きしてこの仕事を続けようと決めました。

体験談②

アルバイトで遺品整理をしており、あまり苦にならなかったので通信講座を受講し資格を取りました。資格を取った後は、アルバイト先ではなく条件の良かった遺品整理業者に就職しました。その時は「就職できてラッキー」くらいの考えでしたが、今になると甘かったと思います。

アルバイトしていた、遺品整理業者は月の残業時間20時間ほどでしたが、今の会社では人がいないため月6o時間以上残業して依頼をこなしています。遺品整理業者の中には、個人で独立している人も多くいるため、ブラック企業も多いです。就職する際には、残業時間を含め条件を確認した方がいいですよ。

体験談③

遺品整理という仕事を大学生になるまで知りませんでした。大学で祖母が亡くなった際に、遺品整理を依頼したことがきっかけで遺品整理を知りました。その時の業者の人は、遺品を丁寧に扱い大事にしてくれているのが伝わりました。

その経験がきっかけで遺品整理士に憧れ、大学卒業後は遺品整理士になりました。ネットで見ていた通り、お客様とのトラブルも多いため、精神面での疲れ。重いものを運ぶため身体的な疲れと大変な思いをしました。ですが遺品を見て、懐かしそうに大事そうにするお客様を見て「この仕事を選んで良かった」と思います。

ゆくゆくは独立して一生この仕事と向き合おうと考えています。

まとめ

本記事では、遺品整理の正社員「遺品整理士」になる方法を紹介しました。

遺品整理士になるためには、一般財団法人遺品整理士認定協会が認定する資格を取得する必要があります。試験もあるため、資格取得をお考えの人は早めの挑戦がおすすめです。

また、精神面・身体面と疲労が多い職業ですが、これから先も必ず必要とされる職業なので気になっている人はどんどんチャレンジしてみましょう。

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