遺品整理のビジネスモデルとは?開業する方法2パターンを詳しく紹介

「遺品整理のビジネスモデルは?」

遺品整理のビジネスモデルは、簡単にまとめると亡くなった故人が残していった物を遺族の要望に沿って整理することをサービスとして収益を発生させています。2010年以降に遺品整理をビジネスとする業者が急増していきました。本記事では遺品整理のビジネスモデルについて詳しく紹介してきます。また「遺品整理で開業したい」という人に向けて、以下の内容を紹介していきます。

  • 遺品整理のビジネスモデルとは
  • 遺品整理の開業方法2パターン紹介
  • 開業するために必要な資格・資金

本記事を読むことで、遺品整理のビジネスモデルを知るだけでなく、開業の仕方まで知ることができます。また遺品整理について詳しく知りたい人に向けてまとめ記事を紹介していますのでぜひご覧ください。早速ビジネスモデルについて紹介していきます。

1:遺品整理のビジネスモデルとは

遺品整理のビジネスモデルとは

遺品整理のビジネスモデルを簡潔にまとめると、亡くなった故人が残していった物を遺族の要望に沿って整理することをサービスとして収益を発生させています。

2010年よりも前は遺族が集まり、故人を思い出しながら整理していました。です現代では少子高齢化の影響もあり、親族同士が集まることがなくなりました。そのため遺品整理を遺族に代わって行う遺品整理という代行がビジネスとして流行り出しました。遺品整理は遺品の整理を代行することで、ビジネスとして成り立ちますが中には「骨董品」目当ての業者も参入してきています。そのため純粋な遺品整理をビジネスモデルとしている業者は少なくなってきています。

そういった背景があったので、これから遺品整理でビジネスを始める人に求められるものは「信頼」と言われています。大事な親族の遺品になるので、お金目当てであったり、雑に扱われると利用されなくなってしまいます。信頼を第一にして、遺品整理を行うようにしましょう。

2:遺品整理の開業方法2パターン紹介

遺品整理の開業方法2パターン紹介

遺品整理をビジネスとして開業する際には以下2つのパターンが存在します。

パターン①独立
パターン②フランチャイズ

ビジネスとして成立させるためにも、あなたに合った方法を選びましょう。早速パターン①独立から紹介していきます。

パターン①:独立

最初に紹介する遺品整理の開業する方法は、独立です。独立とはどの組織にも属することなく、一人で独立して営業を行います。当たると大きな収入を得ることができますが、外れるリスクも大きいです。そのためギャンブルに似たところがあります。

メリットとしては、独自の判断で経営を回すことができる点。そして営業時間など自分の判断で会社そのものを動かすことができます。デメリットとしては、最初にノウハウがないため個人で常に努力と研究をしなければいけません。失敗した場合、全て自己責任になるのでハイリスク・ハイリターンということだけは覚えておきましょう。

下記記事では、遺品整理について学ぶことができる、関連記事①ブログサイトと関連記事②漫画について紹介しています。これから遺品整理の独立を考えている人はぜひご覧ください。
関連記事①:ためになる!遺品整理のブログサイト5選+遺品整理によくある質問
関連記事②:分かりやすく遺品整理を学べる!人気漫画10選

パターン②:フランチャイズ

最後に紹介する開業方法は、フランチャイズです。フランチャイズは、本部と呼ばれている「フランチャイザー」と加盟店「フランチャイジー」が契約を結び、加盟金を支払うことで、商標や商品、サービスの販売権を得ることができます。

独立とは違い、宣伝、経営、経理など本部と契約して教えてもらうことができます。経営の知識があまりない場合でも、始めやすいというメリットがあります。また、同時にフランチャイズのブランドも手に入れることができるのも大きなメリットです。

デメリットとしては、本部との契約になっているため、経営方法は必ず従わなければいけません。また、ロイヤリティ(使用料)を取られるため永続的な支出金が発生してしまいます。経営の面で見ると始めやすいですがハイリターンはあまりないため安定して稼ぎたい人におすすめです。

3:開業するために必要な資格・資金

開業するために必要な資格・資金

遺品整理を開業するためには、主に資格と資金が必要になります。これから独立するために必ず必要になるためぜひ参考にしてみてください。早速資格から紹介してきます。

3-1:資格

遺品整理で開業する場合に取るべき資格は以下の3つです。

資格①:一般廃棄物収集運搬業許可
資格②:古物商許可
資格③:遺品整理士

資格の概要、取得方法、費用について紹介していきます。

資格①:一般廃棄物収集運搬業許可

遺品の整理をしていく中で、必要ないものを運搬する場合に必要な資格になります。無許可で不用品の運搬を行うと罰則があるため、必ず取得しましょう。

取得方法
各市町村に必要な書類と手数料を支払う必要があります。書類と手数料に関しては、各自治体によって異なるため、市町村の公式サイトを確認しましょう。

費用
手数料は、自治体によって異なるため、おおまかになりますが、3千円〜1万円程度になります。免許の申請をする際も、数千円程度かかります。

資格②:古物商許可

遺品を整理していく中で、捨てるにはもったいないが、遺族が必要ないと判断したものを買取して、リサイクルショップに売却する場合に必要な資格です。

取得方法
古物商許可は、営業所を管轄する警察署に書類と手数料を提出する必要があります。申請するための書類は、警察署のサイトからダウンロードするか、警察署に直接いかなければいけません。申請が降りるまで1ヶ月程度かかるため、早めの提出をおすすめします。

費用
手数料は、1,9000円になります。営業所の各都道府県ごとに申請しなければいけません。

資格③:遺品整理士

遺品整理士の資格は、一般財団法人遺品整理士認定協会が扱う資格で、開業するために必ず必要というわけではありません。しかし資格を取得することで、遺品整理の正しい知識を学ぶことができ、信頼を得ることができます。

取得方法
遺品整理士認定協会の公式サイトから申し込みを行い、2ヶ月ほど、遺品整理について講座を通して学ぶ必要があります。最後に問題を解き提出の2ヶ月後に合格通知が届きます。

費用
講座の受講にかかる費用、入会費2,5000円と、会費7,000円、合計32,000円が必要になります。

3-2:資金

遺品整理で開業する方法には、独立とフランチャイズの2パターンがあります。方法によって資金も異なるため1つずつ紹介してきます。

独立に必要な資金

独立の主な費用は以下になります。

・広告
・遺品運搬車両
・倉庫
・道具
・資格取得

遺品整理を独立で開業するためには、結論100〜300万円の費用が必要になります。広告費を抑えることで、費用を減らすことができますが個人で宣伝するため広告費は必ず必要になります。

フランチャイズに必要な資金

フランチャイズの主な費用は以下になります。

・加盟
・保証
・研修
・道具
・広告

結論、フランチャイズの開業費用は、60〜90万円になります。加盟店によっては、300万円と高額になる場合もあるため必ず確認しておきましょう。

まとめ

本記事では、遺品整理のビジネスモデルについて紹介しました。遺品整理で開業するには、多くの資格が必要になります。ですが、業者が増え続けている今でも、需要は高まる一方です。これからビジネスを始めようと考えている人にはもってこいの仕事になります。

ですが、仕事内容が故人と向き合う大事な仕事なので、始める前に仕事内容を把握しておきましょう。下記記事では、遺品整理の仕事内容について詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
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