遺品整理のバイトはきつい?現場の実情と気になる給料を徹底解説

遺品整理のバイトってなんだかきつそうですよね。

もちろんきついです。

遺品整理の仕事は訳アリの依頼がくることが多いです。

真夏に虫や異臭が漂う環境で作業するのはとてもつらいです。

ですが、現在遺品整理の需要は増加しており、バイトを急募している会社はたくさんあります。

1日に何度も現場へ向かえば月収25万以上を得ることも可能なのです。

  • 遺品整理のバイト、最初はきついです
  • 遺品整理のバイトがやること|片付けから特殊清掃まで
  • 気になる遺品整理バイトの給料は?
  • 遺品整理のバイトはこんな人が向いています

本記事では、遺品整理バイトの内容や向いている人の特徴などを紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

1:遺品整理のバイト、最初はきついです

遺品整理のバイトは慣れるまでが大変です。

遺品の整理、ゴミの処分って基本的に自分でやっちゃいますよね。

けど自分でできないこと、したくないことってありませんか?

つまりはそういうことです。

遺品整理業者に依頼されてくる遺品整理の仕事は、訳アリが多いのです。

孤独死・ペット屋敷・ゴミ屋敷などの消臭や除菌といった特殊清掃は、慣れるまではかなりきついと思っておいてください。

また、遺品整理は死に向き合うことです。

回数をこなしていくうちに作業には慣れても、精神的に病んでしまうといったケースもあります。

遺品整理のバイトを考えている方で、なんとなくで始めたい人には少々ハードルが高いかもしれませんね。

関連記事:遺品整理業の市場規模は拡大し続ける|売上5000億円越えの注目事業

2:遺品整理のバイトがやること|片付け~特殊清掃

コンディショナー

では遺品整理バイトの仕事内容について解説していきましょう。

遺品整理会社に勤めるという意味では、オペレーターや営業を担当するといった場合もありますが、本記事では遺品整理現場での仕事を紹介していきます。

まずは遺品整理の業務フローです▼

⓵問い合わせ

⓶現地調査と見積り

⓷契約

⓸作業

⓹支払い

遺品整理のバイトの方は⓸作業のアシスタントを主に担当することになります。

作業の内容はコチラです▼

〈遺品整理〉

  • 遺品の仕分け・整理
  • 搬出作業
  • 清掃

これらの作業がいわゆる「遺品整理」の仕事です。

基本的には遺品の仕分けを行い、それを搬出し、片付いた部屋の掃除を簡単に行うといった流れになります。

〈ハウスクリーニング〉

  • 水周りやエアコン、床などの部屋全体の洗浄

ハウスクリーニングは日常的に使用する頑固な汚れを洗浄する作業になります。

遺品整理には含まれず、オプションサービスとして請け負います。

〈特殊清掃〉

  • 害虫駆除
  • 亡骸の撤去
  • 消臭・除菌
  • 床材の張り替え
  • 床下の清掃
  • 構造部材の解体・リフォームなど

遺品整理の依頼の中で最もきつい作業となるでしょう。

体液や動物の糞尿、腐敗臭などは簡単に除去できるものではありません。

死後発見が遅かった場合は床下や構造部材まで体液が浸食しているので、解体作業やリフォーム作業をしなければなりません。

また、1度では完全に除去できないゆえに、依頼者からクレームが入ることも多いです。

関連記事:遺品整理の特殊清掃を理解しよう|3つの注意点と料金相場

3:気になる遺品整理バイトの給料は?

お金 渡す

では、このような過酷な作業を伴う遺品整理バイトの時給は一体いくらなのでしょうか。

時給 日給
1,000~1500円 8,000~18,000円

1200円スタートの求人が多かった東京都で遺品整理をした場合の月収を計算すると、

1,200円/h×8時間×20日=192,000円

13,000円/d×20日=260,000円

東京都で、1日8時間で週5日働いた場合、月給192,000円稼ぐ事ができます。

日給の場合、遺品整理は依頼内容によって単価が変わってくるので、その日の作業内容や時間によって決まります。

特殊清掃などの依頼が多い会社の場合、1日に何件も移動をするため、日給で計算していることが多いです。

1件あたりの単価と思っておいても良いでしょう。

そのため、1日の拘束時間が不明な点はありますが、時間や体力に余裕がある人は1日で20,000円近くを稼ぐことも可能です。

関連記事:【遺品整理士の給料は20万円スタート】遺品整理士の6つの仕事詳細

4:遺品整理のバイトはこんな人が向いています

働く男たち

遺品整理にはどんな人が向いているのでしょうか?

掃除好きな人、オカルト好きな人、虫が平気な人などいろいろ考えられますが、このあたりは仕事として遺品整理をこなしていくうちに、慣れたり飽きたりすることが考えられます

遺品整理というハードな仕事を長く続ける上で必要な要素をみていきましょう。

関連記事:遺品整理士の韓国ドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン」が泣ける2つの理由

4-1:メンタルが強い人

どの仕事でも当たり前では?と思うかもしれませんが、特殊清掃を含めた遺品整理バイトの場合、少し方向性が変わってきます。

普通、一度の人生で人の死に関わることは大体2,3回くらいでしょう。

しかし遺品整理では常に命と向き合う事になります。

遺品整理の現場を訪れれば、故人の生活状況や亡くなる直前の様子が伺えてしまいます。

長年、遺品整理の特殊清掃をしてきた方でも心を壊してしまう人が多くいます。

それゆえに、遺品整理バイトでは心のタフさが必要となってきます。

4-2:体力がある人

遺品整理と言っても、単に仕分けや片付けをするだけでなく、不用品の運搬や現場の移動などを1日のうちに何度も繰り返します。

体力に自信がない人は1ヶ月を通して何度も作業をするのが難しいため、稼ぐことがより困難になってくるでしょう。

ただし、作業内容によっては1日のうちにかなり稼げることもあるので、単発で遺品整理バイトをするという選択肢もあります。

5:【実録】遺品整理バイトの口コミ・評判

それでは、遺品整理バイトを実際に経験したことのある人の体験談を紹介していきましょう。

  • 辛かったこと
  • 良かったこと

5-1:辛かったこと

  • 真夏の30度越えの炎天下、遺品整理の仕事はかなり危険で体力を消耗しました。
  • ゴキブリが大量に足元を這い、死臭がたちこめている環境での運搬作業は堪えました。
  • 故人の亡くなる直前の生活の様子を想像してしまい、辛かった
  • 遺族間のいざこざが垣間見えて、複雑な気持ちになった

やはり異臭や害虫の処理に加えて、猛暑やガラス破片の危険性も伴うようです。

5-2:良かったこと

  • 遺族から面と向かって直接感謝されることが多い
  • これから遺品整理業界に入ろうとするうえで勉強になる

遺族から感謝されることがやりがいになる人が最も多かったですね。

遺品整理をバイトをしている人の中には、遺品整理の勉強のためにしている人も多いようです。

まとめ

以上、遺品整理のバイトについて紹介しました。

遺品整理バイトは、体力・メンタルに自信がある方は1日何件も現場に向かう事で稼げる可能性もあります。

これから遺品整理バイトを考えている人は自分に向いているか、体調を崩す恐れがないかを、遺品整理の仕事を理解して今一度よく考えてください。

遺品の買取なら、とらのこ

とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。