遺品整理士の韓国ドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン」が泣ける2つの理由

「あなたの最後の引っ越しを始めます」

あなたは遺品整理士のドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」を観たことがありますか?

遺品整理士というあまり聞いたことのない職業がテーマとして扱われていますが、決して私たちと無関係というわけではありません!

むしろ今後私たちにとって重要なテーマとなる職業でしょう。

  • 遺品整理士がテーマの韓国ドラマがある
  • 「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」のあらすじ
  • 「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」を見るべき2つの理由
  • 視聴方法

今回は釜山国際映画祭内で「ベストクリエイティブ」「ベストアクター」「ベストライター」の三冠を達成した「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」について、紹介していきたいと思います。

1:遺品整理士がテーマの韓国ドラマがある

私たちが普段あまり耳にすることのない職業を題材とした韓国ドラマがあります。遺品整理士とは何のか、遺品整理士のドラマについて紹介していきます。

1-1:「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」

「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」をご存知ですか?

2021年5月14日に全世界で配信開始されたNetflixオリジナル韓国ドラマです。

遺品整理を専門とする作者によるノンフィクション・エッセイ「去った後に残された物たち」が原作の本シリーズは遺品整理会社で働く二人の青年の心情を描いたヒューマンドラマであり開始15分から号泣したという人が続出している名作となっています。私も泣きました。

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1-2:遺品整理士とは

遺品整理士は簡単に説明すると故人が残した家財を「遺品」として丁寧に処分する人のことです。

日本では「遺品整理士」という一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する資格があります。

現在高齢化による人口減少に歯止めがかからない日本では市場が拡大している分野でもあり、遺品整理業界の年間売り上げは5000億円以上にも上ります。

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2:登場人物・相関図

「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」に出演している主な登場人物とキャストを簡単にまとめます。

2-1:登場人物

主要となる登場人物は以下の通りです。主人公は日本でも話題になった「愛の不時着」で人気のあの俳優が演じます。

2-1-1:ハン・グル

生年月日 2003.8.13
演者 タン・ジュンサン
主な作品 愛の不時着

ラブセラピー

一途なタンポポちゃん

君の誕生日

アスペルガー症候群で並外れた記憶力を持つ青年。

遺品整理士として父親と共に遺品整理社「ムーブ・トゥ・ヘブン」で働いている。

2-1-2:チョ・サング

生年月日 1984.7.4
演者 イ・ジェフン
主な作品 高地戦

建築学概論

シグナル

金子文子と朴烈(パクヨル)

元ボクサー。ハン・グルの叔父であり後見人としてグルと一緒に暮らしながら遺品整理の仕事を手伝う。

2-1-3:ユン・ナム

生年月日 1997.8.19
演者 ホン・スンヒ
主な作品 テンポガールズ

延南洞キスシーン

ナビレラ -それでも蝶は舞う-

近所に住むグルの友達でグルを家族のように想っている。

突如現れた前科のあるサングを警戒している。

2-1-4:ハン・ジョンウ

生年月日 1971.6.24
演者 チ・ジニ
主な作品 宮廷女官 チャングムの誓い

結婚できない男

トンイ

温かい一言

パラレルライフ

ヘリオス 赤い諜報戦

グルの父親でありサングの兄。遺品整理社「ムーブ・トゥ・ヘブン」を営んでいる。

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2-2:相関図

この後のあらすじで紹介する登場人物の相関図です。

相関図

3:「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」のあらすじ※ネタバレ注意

遺品整理の現場へ向かうグルとジョンウ。

親子二人で運営する会社名は「ムーブ・トゥ・ヘブン」。

勤め先の工場で亡くなってしまった青年の遺品整理が物語の一件目の仕事です。

グルとジョンウは故人に祈った後、手際よく遺品を箱に詰めながら現場を片付けていきます。

死者に敬意を表して想いを必死に知ろうとするジョンウは耳の聞こえない青年の母親に真実を伝えました。

青年の死因が上司の命令による時間外勤務の強制であったことを知った遺族は上司に怒りを露わにしました。

そして仕事が終わった後ジョンウは病気により急死してしまいます。

アスペルガー症候群のグルは突然父親が去ってしまい、パニックに陥りました。

その後グルの元へジョンウの弁護士から後見人として指名されたジョンウの弟でありグルの叔父にあたるサングが現れました。

前科持ちで裏社会と関わりのあるサングが後見人なることをグルの幼馴染であるナムは猛反対しました。

そこで弁護人は3ヶ月グルと一緒に遺品整理士をすることを条件に付け加えました。

そしてここからグルとサングの2人の青年の物語が始まります。

その後孤独死した老人、ストーカーに殺害された女性、同性の恋人がいた男性、自殺をした夫婦、孤児輸出の被害者である養子など様々な事情を抱えていた故人の遺品整理に立ち合う中で人に共感する事が難しいグルと長年孤独であったサングの二人は徐々に心境の変化が訪れ、お互いを信頼し合うようになります。

グルは亡くなった父親の死を受け入れられず遺骨を散骨できないでいましたが、遺品整理という仕事を通して「亡くなった人とも話が出来る」という事を知ったグルはようやく父親であるジョンウの遺品整理を始める事が出来ました。

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4:「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」を見るべき2つの理由※ネタバレ注意

ここからはいくつかストーリーを抜粋してこのシリーズを見るべき理由をお伝えします。

・タン・ジュンサンの演技がうますぎる

・現代の社会問題に触れている

4-1:タン・ジュンサンの演技がうますぎる

タン・ジュンサンといえば韓国の大ヒットシリーズ「愛の不時着」で明るい末っ子キャラを演じたのは記憶に新しいです。

しかし、今回はその真逆です。

常に生と死に直面するため基本的にシリアスなシーンが多く登場人物の表情の動きが少ないのがこのシリーズの特徴です。

物語が淡々と進んでいくその中でタン・ジュンサンはハン・グルの絶望感や悲しみ、愛情などの眼には見えない感情の変化を見事に表現しています。

人の気持ちを理解する事が難しいグルが最後父親の10年の想いが詰まった遺品の整理をするときの表情は考えるものがありました。

もちろん他の演者の演技もとても素晴らしいです。

ぜひ登場人物の「表情」に注目してご覧ください。

4-2:現代の社会問題に触れている

本シリーズには以下のように様々なテーマが取り上げられており、このドラマが普通ではないことが分かります。

  • 過労
  • LGBT(同性愛)
  • 孤独死
  • ストーカー
  • 家庭内暴力
  • 自殺
  • 孤児輸出問題

このように過労やLGBTなど現代でも特に話題となっている社会問題が取り上げられていますが、耳にするだけでは問題の重大性は見えてきません。

もちろんこれはドラマですから視聴者に社会問題を押し付けるようなことはしませんが、グルとサングの適度なジョークを交えつつ軽快に物語が進んでいく中で私たちに教えてくれます。

5:視聴方法

本作品はNetflixオリジナルシリーズのため、視聴できるのは独占配信中のNetflixのみです。

登録すればPC、タブレット、スマートフォンなどでご覧になれます。

まとめ

以上、いかがでしたか?

「ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です」は遺品整理という仕事を通して様々な人生の終わりに直面しながらも主人公が自分の人生について考え成長していくヒューマンドラマです。

気になった方はぜひご覧になってみてはどうでしょうか。

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