あなたが遺品整理業をフランチャイズで開業したくなる3つの理由

遺品整理業で開業したい!
それなら、フランチャイズ(FC)で開業しませんか。
近年「少子高齢化」という言葉を聞かない日が無いほど、ここ日本では少子高齢化が進んでいます。
慢性化している高齢社会の中で、これから無くなることのない仕事に「遺品整理」は挙げられるでしょう。
2040年には、人口の1/3(4,000万人)が高齢者になるという計算です。
遺品整理業者は、需要のある仕事と認識できますね。
そんな、遺品整理業を開業するのであればFCで開業するのがおすすめです。
今回は、遺品整理業をFCで開業することについての詳細を解説します。
- 遺品整理業の開業までのステップ
- 遺品整理業の主な仕事内容
- 遺品整理をFCで開業するメリット
- 遺品整理をFCで開業するデメリット
- 遺品整理業に必要な資格や許可証
この記事を読めば、遺品整理業をFCで開業することに関して必要な知識を得られるでしょう。
是非最後まで読んで、どういった順序で開業できるのか確認してくださいね。
1:【遺品整理FC加盟】開業までの4つのステップ
初めて開業をする際、何を最初にすべきなのか分からないですよね。
フランチャイズで開業する際に必要事項を、4つのステップに分けて解説しましょう。
- ステップ①:問い合わせ
- ステップ②:加盟申し込み
- ステップ③:審査
- ステップ④:開業
特にステップ①の申し込みは、あなたが「ここの遺品整理業でフランチャイズをしたい」と思う必要があります。
各遺品整理業者を見定める、かなり重要な段階です。
ステップ①:問合わせ
数多くある遺品整理業者の中から、まずは「この企業が良い!」という遺品整理業者を見つける必要があります。
応募をしたい業者が果たしてFC加盟者を募集しているのかなど、と確認をする必要があるのです。
FCといえば、大手企業を思い浮かべますよね。
まずは、あらゆる遺品整理業者のホームページ等を検索し、募集をしているか確認しましょう。
その上で、募集をしていたら本部に問い合わせをし、説明会の予約をするのです。
経営者との面談などを重ねていき、ステップ②へと進みます。
ステップ②:加盟申し込み
加盟に申し込みをします。
ホームページのオンラインで申し込みもできますが、面談や説明会時に申し込みをすることも可能なようです。
近年では、コロナ禍によりオンラインでスムーズに申し込みをできるようになっています。
ステップ③:審査
申し込み後は、面談や説明会での対応や申込書を企業側が審査します。
ステップ④:開業
審査に通れば、開業前の研修を受けます。
遺品整理業者によって研修期間等は異なりますが、おおよそ2週間の研修期間です。
研修では座学研修や、実技研修(同行研修)など手厚い研修を受けられます。
そのため、未経験者でも開業をすることができるのです。
2:確認しておこう!遺品整理業の主な5つの仕事内容
遺品整理業って、遺品を整理するだけ…?
実は遺品整理業者の業務内容は、遺品整理だけではありません。
もちろん、遺品整理がメインの仕事とはなります。
しかし、その他にもたくさんの重要な仕事があるのです。
- 遺品整理
- 清掃
- 不用品の回収
- 不用品の買取
- デジタル遺品
5つの仕事内容について、分かりやすく解説します。
2-1:遺品整理
まずはなんといっても、遺品整理です。
遺族から依頼され、遺品を必要なものと不要なものに仕分けします。
遺品の中で必要なものとは、以下のようなものです。
必要なもの
- 現金
- 通帳
- クレジットカード
- キャッシュカード
- 印鑑
- 有価証券
- 身分証明書
- 契約関係の書類
- 写真
- その他遺族の方にとって必要となるもの
また、ゴミ屋敷のような場所で依頼を受けることがあります。
その際に多いのが、遺品の捜索作業です。
遺族では探しきれなかったものを、遺品整理業者が経験を活かして探します。
2-3:不用品の回収
仕分けた不用品(遺品)は、遺品整理業者が回収し処分します。
ゴミ屋敷のような現場の場合は、不用品が多いです。
不用品を回収し処分するには、許可証を取得しなければなりません。
一般廃棄物運搬収集の許可を得てから、不用品を回収するようにしましょう。
許可もなく不用品を回収するのは、違法です。
2-4:不用品の買取
遺品整理業者によっては、不用品の買取をする業者もあります。
遺品とはいえ、まだまだ使用できる不要なものはあるのです。
リサイクルできるものは、遺族から買取します。
買取した遺品を売る事業をしている、遺品整理業者もいるのです。
遺族からしても不要なものがお金に換わるので、一石二鳥なサービスでしょう。
2-5:デジタル遺品
近年、問題視されているのがデジタル遺品です。
デジタル遺品とは、スマートフォンやパソコン上にある個人データのことをデジタル遺品と言います。
アカウントに取り残された個人情報やカード情報がそのままにならないように、処理をする必要があるのです。
メールやSNSに関わるものなどを処理します。
個人情報の漏洩を防ぐための重要な仕事内容です。
3:遺品整理業をFCで開業!3つのメリット
遺品整理業者が、どのような仕事を行っているか分かったでしょうか。
遺品整理だけでなく、様々な仕事が業務内容としてありましたね。
遺品整理業務を開業してみたいなという、気持ちになったでしょうか。
自分で起業するのではなく、FCで開業することにメリットがあります。
3つのメリットをご紹介しましょう。
- 新規顧客を獲得しやすい
- 費用がかからずリスクが低い
- 手堅いサポートを受けられる
リスクが少なく、未経験者でも開業しやすいのがFCで開業をする最大の魅力です。
それでは、3つのメリットを確認していきましょう。
メリット①:新規顧客を獲得しやすい
FCで開業すると、新規顧客を獲得しやすいです。
「無名」で企業をするのと「ブランド」があるのとは大きな違いがあります。
ネームブランドを有効利用できるのです。
有名ブランドの「CHANEL」を例に挙げてみましょう。
CHANELと全く同じ製品で同じ製法で作られた同額の、CHANELで購入するか無名ブランドで購入するか、消費者が選ぶ方は一目瞭然ですよね。
ネームブランドを利用できるので、営業をかけずとも顧客を獲得しやすいのです。
逆に言うと、ネームブランドを覆すことはできません。
自分のビジョンを貫くというよりは、元の遺品整理業者のやり方を貫くことになります。
メリット②:費用がかからずリスクが低い
FCで開業をすると、初期費用がかかりにくいです。
加盟金や保証金に加え、システム利用料金などを支払う必要があります。
加盟金に関しては、不要な企業もあるのです。
支払ったとしても、契約期間に払い戻しされるなど、還ってくるお金と考えられます。
先ほどもお伝えしたように新規顧客を獲得しやすい等、事業を初めても失敗しにくいです。
開業をするにあたって、リスクは避けたいですよね。
FCの開業には、約50万円かかります。これは、相場なだけでありもっと費用をかけずに開業ができる場合もありますよ。
メリット③:手堅いサポートを受けられる
手堅いサポートを受けられるのも、FCで開業するメリットの1つです。
初心者の場合は、開業前の研修などありがたいですよね。
その他にも、マーケティングサポートをしてくれる企業や、電話を代わりに受電してくれる企業などもあります。
初心者であってもリスクを避け、手堅いサポートを受けられるのでビジネスにおいて失敗することが少ないでしょう。
年収は目指せば1,000万円を越えられます。
4:遺品整理業をFCで開業!唯一のデメリット
FC開業ってメリットしかないの…?
いいえ、もちろんデメリットもあります。
しかし、手厚いメリットのおかげでデメリットは1つしかありません。
たった1つの考えられるデメリットを解説しましょう。
唯一のデメリット:ロイヤリティの支払い
FCで開業した場合、ロイヤリティを支払う必要があります。
ロイヤリティは、各遺品整理業者によって異なりますが、5万円~10万円です。
中には、初年度のみ5万円で翌年以降は売り上げの5~10%という業者もあります。
売り上げが安定していれば問題ありませんが、必ず払う必要があるのです。
しかし、このロイヤリティも研修やサポート、そしてネームブランドを借りられる広告費用と思えばいいでしょう。
5:遺品整理業に【必須】な3つの資格・許可証
なんの資格も持たずに開業することができます。
しかし、持っておきたい3つの資格・許可証があるのです。
- 遺品整理士
- 一般廃棄物運搬収集の許可
- 古物商許可
3つの中でも特に重要なのは、一般廃棄物運搬収集の許可でしょう。
なぜ重要なのか、分かりやすく解説していきますね。
5-1:遺品整理士
遺品整理士の資格は、遺品整理士認定協会が発行している資格です。
遺品整理業をする際に必要な資格ではありませんが、消費者側が遺品整理士の資格を持っていると分かると、信用しやすくなります。
なんの資格も無い人か、遺品整理士の資格を持っている人であれば、資格を持っている人に依頼したいですよね。
つまり、仕事をするにおいて有利になるのです。
遺品整理士の資格は、遺品整理だけでなくリサイクルは産業廃棄物の処理方法などを学びます。
資格を取るのに3.2万円必要で、2か月程度で資格を取得することが可能です。
5-2:一般廃棄物運搬収集の許可
一般廃棄物運搬収集の許可は、最も重要な許可証でしょう。
この許可証が無ければ、依頼を受けた遺品(不用品)を持ち去ることができません。
仮に、許可証無しで持ち去った場合は、違法となります。
一般廃棄物運搬収集の許可は、各自治体に問い合わせましょう。
東京などの都心部では、新しく許可証を発行していない地域もあるので注意が必要です。
万が一、この許可書が無ければ、不用品回収業者など許可証を得た業者と連携して業務を進めなければなりません。
5-3:古物商許可
古物商の許可は、持っておくと良い許可です。
警視庁に問い合わせをすることで、許可がおります。
この許可証があれば、遺品を買取することが可能です。
買取した遺品は、ネットで売ることや、新しい事業(リサイクルショップ)として活用できます。
持っていても困らない許可証なので、開業する際は取得しておきましょう。
まとめ
遺品整理のフランチャイズで開業する際の手順や、遺品整理の仕事内容などを解説しました。
FCで開業する場合は、リスクが低く手堅いサポートが受けられます。
ネームブランドによって、経済的にも有利になる場面も多いでしょう。
遺品整理業を始めたい方は、FCで開業を考えてみてはいかがでしょうか。
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