遺品整理で個人情報の処理が難しい!4つのリスクと処理方法を解説

遺品整理をお考えの皆さん、個人情報の処理にお悩みではありませんか?

ネット社会の現代で、全ての個人情報を消去することは骨が折れますよね。

しかし、個人情報の処理を疎かにしてしまうと、個人情報が流出し面倒なトラブルに巻き込まれる可能性があるのです。

本記事では、「専門業者に任せた方がいいの?」「自分でもできる?」といった疑問や不安を解消するため、個人情報の分類や処理方法、業者に依頼した場合の費用相場などを細かく解説していきます。

  • 個人情報の分類と処理方法
  • 業者に頼むといくらかかる?【費用相場】
  • お焚き上げのやり方
  • 個人情報を処理しなかった場合【3つのリスク】
  • 遺品整理なら「とらのこ」におまかせ

記事の最後に、遺品整理・買取をしている「とらのこ」のお問い合わせ方法や特徴を紹介しております。

ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:初めての遺品整理どうする?遺品整理の進め方を5STEPで紹介

1:個人情報の分類と処理方法

仕分け

まず、個人情報には何があるのか分類してみましょう

以下の表を参考に個人情報の仕分けを行ってください。

書類 免許証 警察署に返納
パスポート パスポートセンターに返納
マイナンバーカード 役所に返納

※社会保険証は会社に返却

印鑑登録証明書
介護保険証
障がい者手帳
保険証
その他重要書類 焼却・特殊処理
クレジットカード 解約手続き
デジタル遺品 ネット口座
各サービスのアカウント登録情報

また、書類を返納する場合や解約手続きを進める場合は、住民票などの死亡したことを証明する書類が必要になります。

関連記事:遺品整理を自分でやる方法を5STEPで解説!3つのコツも紹介

1-1:個人情報が記載された書類

個人情報が記載されている書類は発行元に返納するか、廃棄処分をします。

書類を廃棄処分する場合、手で破いて捨てるだけでは不十分です。

安全な場所で焼却するかお焚き上げにまわして、記載情報が一切読み取れないよう処理しましょう。

専門業者に依頼した場合、インクと紙を分解する特殊な方法もあります。

注意点として、これらの書類は保険の解約手続きに必要な場合があるため、処分してしまう前に契約状況の確認をしておきましょう。

1-2:デジタル遺品

デジタル遺品とはスマートフォンやパソコンなどの個人データが保存されている遺品のことを指します。

これが実に大変であり、故人がネット上に保存したパスワードやSNSのアカウント、契約情報の捜索・削除に業を煮やします。

パスワードが分からない時は、いろいろ入力してみたり、無料のパスワード解析ソフトを使う方法もありますが、登録サービスが大量にある場合はかなりの時間を費やすことになるでしょう。

Web上にデータがない場合は物理的に破壊するか、お焚き上げで供養をしてください。

自分では対応が困難な場合、プロの業者に処理してもらうことをおすすめします。

2:業者に頼むといくらかかる?【費用相場】

費用計算

個人情報の処理は自分でやると本当に大変です。

ではプロのおまかせすると一体いくらかかるのでしょうか。

デジタル遺品の処理は内容によって異なりますが、以下の価格を目安にしてください。

  • 1~5万円:ログインや写真データなどの端末上に保存されている情報の削除
  • 5~10万円:端末の情報に加えて、SNSなどのWeb情報の消去・退会手続き

なるべく費用を抑えたい方は、複数のデジタル遺品整理会社に相見積もりをとることをおすすめします。

3:デジタル遺品はお焚き上げできるの?

スマホ

最近ではパソコン供養といわれ、デジタル遺品のお焚き上げを請け負う業者が増えているのです。

背景として、ネット社会化やそれに伴う犯罪行為への対策が考えられます。

とはいえ、デジタル遺品のお焚き上げを実施している業者は多くないので、依頼する場合は事前に業者へ問い合わせておきましょう。

関連記事:遺品整理を49日前から始める理由と8つの手順を徹底解説

4:個人情報を処理しなかった場合【4つのリスク】

リスク

個人情報の処理がなぜ重要なのか。

それは個人情報の流出によるトラブルや犯罪に巻き込まれない為です。

2021年の上場企業の個人情報漏洩・紛失事故件数は、574万9773人分と過去最多を更新しており、2012年からの累計では1億1979万人分にも昇るのです。

このことから、個人情報を放置しておくことが非常にリスキーであることがわかりますね。

以下にトラブル事例をまとめたので、順番に紹介していきます。

関連記事:遺品整理の契約書って?|7つの注目ポイントと見積書との関係

4-1:架空請求

故人の電話番号やSNSユーザー登録情報が漏洩してしまうと、架空請求業者から狙われる危険性が高まります。

警察の調べによると、架空請求詐欺の認知件数は3,533件、被害総額98.6億円と発表されており、十分な注意が必要となります。

4-2:クレジットカードの不正利用

クレジットカードを解約しないままでいると、第三者に情報を抜き取られ、勝手に使用される恐れがあります。

クレジットカードの解約には時間がかかるため、早めに解約をしておきましょう。

2021年の被害額は330億となっており、前年度から77億円増加しています。

4-3:なりすまし・乗っ取り

SNSが乗っ取られると以下の被害が発生します。

  • 詐欺サイトの情報発信に利用される
  • 画像やプロフィール情報が出会い系サイトで悪用される
  • SNSの友達あてに誹謗中傷や詐欺のメッセージを送られる
  • 支払い情報からクレジットカード情報を抜き取られる

SNSは個人情報の塊なので、いち早く解約しましょう。

4-4:自動引き落とし

有料オンラインサービスや保険の解約をし忘れると、知らぬ間に月額料金を支払いつづけることになります。

これらのサービスもデジタル機器から探し出し、解約の手続きをしなければなりません。

引き落とし口座やクレジットカードの解約が済んでいても、口座振替が自動的に停止されない場合もあるので、できれば口座解約と併せて支払い停止・アカウント解約の手続きを行ってください。

まとめ

以上、遺品整理の個人情報処理について紹介しました。

個人情報の処理は、遺品整理の中でも特に時間を費やす作業となります。

ブランド買取「とらのこ」では遺品整理から買取まで、柔軟に対応いたします

個人情報の処理に不安があるという方も、まずは一度「とらのこ」にご相談ください。

遺品の仕分けから遺品整理のアドバイスまで、親身に対応いたします。

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