【最低10万円】遺品整理を業者に依頼する代金の内訳と作業内容

遺品整理とは、故人の部屋の片付けを行い、使用していた品々を形見や相続のために残しておくものと、不要で処分するものとを仕分けて整理することです。
家族や親族が亡くなった後、遺品の整理に直面することになります。
遺品を整理しようと思いながらも「何から始めてよいのかが分からない」方は多いのではないでしょうか。
遺品整理サービスとは、遺品整理の役割を担った遺族などの依頼で、役割の一部もしくは全部を依頼者に代わって遺品整理業者が行うサービスです。
この記事では、遺品整理を業者に依頼した際にかかる代金について、詳しく解説をしていきます。
- 遺品整理の代金相場と作業時間
- 遺品整理の代金内訳
- 遺品整理業者に依頼するメリット・デメリット
この記事を最後まで読んでいただければ、遺品整理を業者に依頼すべきなのかの判断材料になるでしょう。
遺品整理は自分一人だけで貯めこんでしまうのではなく、遺族同士でしっかりと話しあって行うことが重要です。
それでは、分かりやすく解説をしていきます。
1:遺品整理の代金相場と作業時間
部屋の大きさや処分する物の量にもよりますが、目安は10万円です。
しかし、遺品整理を自分たちで行えば、無料で行えます。
その分、時間もかかり、1日では作業が終わらない場合もあります。
遺品の量や、遺品整理に参加できる人数で遺品整理を業者に依頼するかどうか決めてみてはいかがでしょうか。
- 遺品整理の相場料金
- 遺品整理の作業内容
- 遺品整理の依頼から当日までの流れ
それでは、詳しい相場料金や遺品整理を業者に依頼した場合の流れなどを確認していきましょう。
遺品整理の相場料金と作業人数・作業時間
間取り | 相場料金 | 作業人数 | 作業時間 |
1R/1K | 3万円~8万円 | 1~2名 | 1~3時間 |
1DK/2K | 5万円~12万円 | 2~3名 | 2~4時間 |
1LDK/2DK | 7万円~25万円 | 2~5名 | 2~6時間 |
2LDK/3DK | 12万円~40万円 | 3~7名 | 3~10時間 |
3LDK/4DK | 17万円~50万円 | 4~8名 | 5~12時間 |
4LDK/5DK | 22万円~ | 4~10名 | 6~15時間 |
上記は、遺品整理にかかる料金の相場がわかる料金表です。
基本的に作業する部屋の広さや、部屋数に比例して料金が高くなります。
部屋が広くなるほど、作業時間が増えて作業員も多く必要になるためです。
料金に幅がある理由は、広さが同じ部屋でも処分品の量によって料金が変わるためです。
例えばワンルームでも処分したい荷物が多いと処分費用が加算され高くなり、広い部屋でも荷物が少ない場合は安い料金になります。
ちなみに2LDK〜4LDKでも1部屋だけの依頼であればワンルーム・1Kの料金表が適用されます。
一般的な遺品整理サービスの作業内容
各業者によって違いはありますが、遺品整理業者が行っている一般的なサービスを紹介します。
遺品整理業者を選ぶ際の参考にしてください。
【一般的なサービス】
- 養生作業
- 遺品の仕分け:処分品の分別作業
- 貴重品の探索
- 遺品・家財の梱包と搬出作業
- ・不用品の回収と適切な処理
- 整理後の簡易清掃
遺品整理の依頼から当日の作業までの流れ
遺品整理を業者に依頼する場合は、業者側に依頼したい作業内容や要望を明確に伝えるのがとても大切です。
また、業者の遺品整理の全体の流れを把握しておくことで、作業がスムーズに進み、業者とのトラブルを未然に防ぎます。
遺品整理会社に頼むときは「遺品整理士」の資格を持ったスタッフが在籍しているか確認しておきましょう。
遺品整理士とは、遺品整理に関する専門的な知識を習得した人です。
1.問合せ・日程調整
遺品整理を業者に依頼する際は、メールや電話で問い合わせを行い、現地調査のための候補日を決めます。
(インターネット等で遺品整理業者を検索して、情報内容が明瞭で信頼できそうな専門業者を複数選びましょう)
⒉現地調査と見積もり(下見)
指定の日時に業者が現地を訪れ、家財の量や状況、処分品の分量と必要な費用、必要な作業人員など、現地確認した結果に基づいて業者から遺品整理の見積書が提示されます。
(業者に相見積を伝えて、複数の業者の内訳や条件などを比較しましょう)
⒊見積書の提示・契約
作業内容と見積の明細を比較検討・吟味した上で、見積書に納得したら契約を結んで、実際に遺品整理をする日時を確定します。
(多くの業者が出張費や見積もり代金が無料です。料金や内容に納得できない場合は、キャンセル可能でキャンセル料は取られません)
⒋当日作業
作業を始める前に物件にキズや、汚れなどがつかないよう、室内外に養生作業を行います。
集合住宅の場合は、エレベーターなどの共用スペースも養生作業の対象です。
遺品を必要品と形見分けの品など仕分けして梱包と搬出への対応や、不用品と判断されたものの回収・処分を行います
遺品の中には、貴金属をはじめ、土地や家屋の権利書、年金手帳、銀行通帳などの貴重品が紛れているケースも少なくありません。
遺族立ち合いのもと一品ずつ確認・仕分けしながら探索します。
整理が完了し、搬出後に物がなくなった部屋を綺麗にすることも、遺品整理業者の仕事です。
⒌支払い
作業終了後、依頼者が作業内容を最終確認した上で所定の費用を支払います。
【オプション】
- ハウスクリーニング
- 不用品の買取
- 買取品の査定
- 遺品の供養
- 家屋の解体
故人が住んでいた一軒家やマンションなどの賃貸物件退去時に原状回復をめぐるトラブル未然防止のための対処も、専門的な対応をしてくれます。
ハウスクリーニングや家屋解体などオプションを追加することもできます。
すべての遺品に供養が必要なわけではありませんが、ご本尊や位牌などのように魂入れを行っている品物は「お焚き上げ」という方法で供養するのが一般的です。
遺品の整理や片付けと併せて供養を請け負っている遺品整理業者もあります。
2:遺品整理の代金内訳
遺品整理にかかる料金内訳を理解しておきましょう。
また、見積もりは必ず「訪問見積もり」をしてもらうことが重要です。
過去には、訪問見積もりを行わずに遺品整理を依頼して、請求費用が100万円を超えたなどのニュースがありました。
それでは、詳しい料金内訳を解説していきます。
物量
遺品整理の内訳で最も基本となるのが物量です。
作業費や人件費、運搬費など、遺品整理に関わるすべての費用が物の量によって決まります。
荷物が多ければ多いほど作業量が増えて時間を費やし、人手の追加などで代金が加算されます。
当然荷物が多ければ運搬費も増加です。
物の仕分けや、回収する荷物が少なければ、作業も早く終わり、廃棄物処理などに掛かる処分料も少なくて済むので料金は安くなります。
人件費
人件費は、作業員の片付け・仕分け、梱包、撤去等の作業費が含まれており「作業員の人数×作業に掛かる時間」で算出されるようになっています。
遺品整理に必要な作業員数は、部屋の広さや荷物の量に合わせて増減し、適正な人件費を算出します。
運搬費
遺品は、必要品と不用品の仕分けによって、処分品は運び出しますが、保管場所や最終処分場まで運搬する費用が掛かります。
部屋の広さやトラックの大きさが物量を表していることになりますが、業者によっては、間取りで料金表を掲載するのではなくトラックの積載量で料金を掲載している業者もあります。
遺品整理の出張費・運搬費は現場までの距離が遠くなるほど高くなるのが一般的です。
また、現場の道路が細すぎて、2tトラックが入れない場合は、複数の軽トラックを手配しなければいけなくなり、出張費は上がってしまいます。
3:遺品整理業者に依頼する6つのメリット
メリットについて解説するので参考にしてみてください。
- メリット①:時間に余裕がもてる
- メリット②:様々な分野のアドバイス
- メリット③:遺品の捜索
- メリット④:遺品の供養
- メリット⑤:体力・精神的な負担の軽減
- メリット⑥:遺品買取
それでは、6つのメリットの詳細を詳しく解説していきましょう。
メリット①:時間に余裕がもてる
遺品整理は四十九日法要など、親族が集まる機会に行う人が多い傾向にあります。
日用品からすべての家財、貴重品などを一掃するには、親族総出で整理を行ってもなかなか片付けられず、想像以上に時間がかかるかもしれません。
遺品整理業者は、最短なら1日で作業が完了します。
メリット②:様々な分野のアドバイス メリット
デジタル遺品整理や、相続手続き、空き家対策などについて頭を悩ませるご遺族が多いのではないでしょうか。
依頼する業者によっては、専門的な分野についての相談にも乗ってもらえます。
メリット③:遺品の捜索
故人と離れて暮らしている遺族は、大切な書類や権利書、印鑑の保管場所が分からず、遺産の相続を行う際に困りうるケースは多くあります。
遺品整理の経験豊富なプロは、遺品を探索するノウハウを身につけているので、ほぼ確実に見つけることが可能です。
メリット④:遺品の供養
仏壇や位牌、神棚、人形などの遺品は、そのまま処分しにくいものです。
多くの遺品整理業者で、神社でのお祓いや、お焚き上げの供養サービスなどを行っています。
メリット⑤:体力・精神的な負担の軽減
遺品整理は想像以上にきつい作業です。
特に負担が大きいのが大きな家電・家具の移動や運び出しの作業で、体力的に大きな負担となります。
業者に依頼することで、それらの作業を代行してくれるので、肉体的・体力的な負担が軽減できることはメリットです。
メリット⑥:遺品買取
遺品の中には意外にも価値があって買取に出すとお金になるものも多数あります。
幅広い品物のリサイクル・リユースに対応する遺品整理業者もあり、買取りをしてもらい、遺品整理に掛かる費用の足しにするのも選択肢の1つです。
買取であれば専門の買取業者がおすすめです。
昨今、遺品整理で買取業者の出張買取サービスを利用する人が増えています。
多くの業者が、出張・査定・搬出などに掛かる手数料は全て無料です。
家具や家電製品から貴金属、腕時計、骨董品、絵画まで幅広い品物が買取の対象となり、早めの買取りで収入を得られます。
4:遺品整理業者に依頼する3つのデメリット
ここでは、考えられる3つのデメリットを紹介します。
- デメリット①:費用がかかる
- デメリット②:故人との思い出を整理する時間がない
- デメリット③:悪質業者とのトラブル
遺品整理業者の中には、悪質な遺品整理業者も存在します。
遺品整理業者を利用するデメリットをきちんと把握して、利用するかどうか判断してみてはいかがでしょうか。
デメリット①:費用がかかる
業者に依頼すると自分で遺品整理を行うよりも費用はかかりますが、自分たちで遺品整理をする場合でも、遠方から訪れる場合の交通費・宿泊費や不用品の処分費用、片付けに必要なグッズを揃えるなど、お金がかかることが多いのです。
デメリット②:故人との思い出を整理する時間がない
業者が遺品整理するときは、短時間で片付けが終わってしまいます。
人によっては遺品整理をしながら、故人を偲ぶ時間が欲しいと思うかも知れません。
しかし、自分で遺品整理を行えないときは、遺品整理の役割全部ではなく一部の作業を手伝ってもらうサービス依頼をおすすめします。
デメリット③:悪質業者とのトラブル
遺品整理業者は近年どんどん増えていて、経験の浅い業者や悪質な業者が存在することも事実です。
業者と依頼内容に認識の違いが合ったりすると、トラブルに発展する可能性があります。
遺品整理業者に依頼する場合は「WEBサイトでサービス内容や実績をしっかり確認する」「複数業者に相見積もりを取り比較する」など、注意が必要です。
まとめ
遺品整理業者の作業内容やサービスに関わる、代金相場・内訳や作業時間と、依頼するメリット・デメリット等を紹介しました。
遺品整理士が対応してくれる業者から、不用品の回収・買取に対応してくれる業者までサービスは様々です。
ぜひ、この記事を数ある業者の中から優良な業者を見分ける参考にしてください。
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