あなたが遺品整理のバイトをすべきではない2つの理由|仕事内容解説

日雇いバイトで遺品整理を見つけたけど、どうかな?
遺品整理の仕事は、遺品を必要なものと不要なものに分ける仕事です。
遺品を仕分けるだけならできそう…!と、お考えでしょう。
しかし、遺品整理のバイトは「キツイ」と言われています。
遺品整理のバイトの仕事内容や給料面、そしてキツイと言われる理由を考察していきましょう。
- 遺品整理の主な仕事内容
- 遺品整理のバイトの給料
- 遺品整理のバイトがキツイ理由
- 遺品整理のバイトが向いている人の特徴
この記事を最後まで読んでいただけると、果たして遺品整理のバイトがあなたに向いているかどうか分かるでしょう。
是非最後までご覧ください。
1:遺品整理のバイトはキツイ?主な2つの仕事内容
遺品整理のバイト内容には、主に2つの仕事があります。
- 遺品整理
- 清掃
上記2つの仕事が、バイトに課せられます。
遺品整理と清掃だけでは、キツイ仕事とはあまり考えられませんよね。
しかし、遺品整理現場がゴミ屋敷や事故現場の可能性があります。
キツイ仕事とも言われる遺品整理のバイト内容を詳しく解説していきましょう。
仕事①:遺品整理
遺品整理とは、遺品を必要なものと不要なものに仕分けをすることです。
貴重品や重要な書類、遺族の方との思い出の品となるようなものは、保管をします。
不用品は、ゴミとして処分することもあるため、仕分けの行程はとても重要です。
また、遺品の捜索を依頼されることもあります。
ゴミ屋敷のような現場で「遺品の捜索」をすることは、大変でキツイ仕事です。
現場には遺族の方が同席しない場合もあります。
「あるはずの必需品が無い」など、トラブルに発展することもあるのです。
誤っても以下のようなものは捨ててしまわないように気を付けましょう。
保管をするものリスト
- 遺言書・エンディングノート
- 現金
- 通帳・キャッシュカード
- 印鑑
- 権利書・契約書などの重要書類
- 手紙や写真
- 身分証明書
- 有価証券
仕事②:清掃
遺品整理のバイトで、もう1つ重要な仕事は清掃です。
遺品整理終了後、清掃業務をします。
不用品などの回収や、部屋の掃除など掃除内容は様々です。
ゴミ屋敷や事故現場の掃除には、特殊な薬品を用いて清掃をします。
感染症などの恐れもあるので、危険と隣り合わせです。
異臭や虫、汚れなどは覚悟しておきましょう。
2:遺品整理のバイトは日給制!給料は1.2万円~
調べたところによると、日給制を取り入れている会社が多い印象です。
日給は、1.2万円~1.5万円が相場となります。
1件当たり6時間~8時間の作業時間ですが、仮に早く終わったとしても日給は補償されています。
しかし、日給制のバイトはあまりおすすめできません。
仮に早く終わればいいですが、長引いても日給は変わらないのです。
時給を採用している会社で、アルバイトをするといいでしょう。
時給だと、1,300円~1,500円が遺品整理のバイトの相場時給です。
3:遺品整理のバイトがきついと言われる2つの理由
遺品整理のバイトがキツイといわれているのは、過酷な仕事現場を担当する可能性があるからです。
それに加えて、給料がずば抜けて高いという訳でもありません。
「キツイ」「汚い」「臭い」の頭文字をとった「3K」の仕事だと考えられます。
- 理由①:過酷な仕事現場
- 理由②:割りに合わない給料
上記2つの理由を、体験談も交えて更に詳しく解説しましょう。
理由①:過酷な仕事現場
遺品整理の過酷な現場でも群を抜いているのが「事故現場」です。
孤独死や自殺など、死後遺体発見までに時間がかかったような現場は、おそらくわたし達が想像することもできないような現場でしょう。
遺体からは体液が出て、床にまで染みつき、そこにウジ虫をはじめとした虫が沢山湧いているのです。
死臭の酷さも、わたし達が体験したことのないような臭いでしょう。
作業着を着ていても臭いが体に染みつき、シャワーを浴びても臭いは取れないと言われています。
身体的にも辛いですが、精神的にもかなり辛いようです。
【体験談】
遺品整理のバイトですが、依頼してくださる方々で大きく変わってきます。(家族を亡くし悲しみ困っている人に代わって遺品を整理をするので)本来は感謝される仕事ですが、そうではない孤独死し、長期間発見が遅れた場合の遺産整理は悲惨な状態になります。
孤独死の場合は、遺体の発見が遅れれば遅れる程部屋に死臭が残っておりますので、その中での作業は精神的にとてもきついものになります。また、虫が発生したままの家屋での遺品整理も逃げ出したくなります。
重量のあるものを扱うときには体力もいりますし、大切な遺品を扱うときにも傷をつけないように心がけますのでとても神経を使わざるをえません。
遺産整理の仕事を考えているかたがおられましたら、精神状態を崩されないようにしていただきたいです。
理由②:割りに合わない給料
遺品整理士のバイトの多くは、日給制だとお伝えしました。
日給が1.2万円~1.5万円で、悪臭やウジ虫の駆除をする仕事が割りに合っているとは思いません。
日給だとどれだけ働いでも日当は決まっているので、働けば働くほど損をした気持ちになりませんか。
残業が重なり、1日の労働時間が8時間を超えると、時給換算で1,200円程度になることもあります。
劣悪な環境で働くのに対しても対価の支払いが低いのです。
都内であれば、コンビニのバイトでも1,100円/時給はありますし、深夜手当がでると基本給に25%プラスされます。
【体験談】
まずは遺族の方とのコミュニケーションをとるのが大変だと思います。
心の整理がついている方は比較的スムーズに事が進むのですが、中には遺品整理中に取り乱す方がいらっしゃいます。そのような現場に遭遇した場合、気まずい雰囲気が苦手な方は精神的に続けることが嫌になってしまうと思います。
また、遺品整理を行っている際、どれが捨てていいもので、どれが保存しておくべきものなのかを遺族の方に一個一個確認をとる必要があり、コミュニケーションを図るときに意外と骨が折れるという経験をすると思います。会話が得意でない人はあまりおすすめできないと思います。
精神的なダメージを考えると、特段給料が高いわけでもないので、普通のコンビニバイトなどをしたほうがいいと思います。
4:遺品整理のバイトが向いている人の特徴
遺品整理の現場が過酷だった場合は、かなりキツイバイトということは分かりましたね。
そこで、遺品整理のバイトに向いている人の特徴を紹介します。
- 人助けが好き
- 冷静な判断ができる
遺品整理はとても過酷な仕事ですが、遺族の方から感謝される仕事でもあります。
人助けが好きで、そこにやりがいを感じられる人におすすめのバイトです。
特徴①:人助けが好き
遺品整理を依頼される現場に事故現場やゴミ屋敷が多いのは、遺族が遺品整理をしたくてもできないような環境だからです。
特殊な薬品を使って臭いや汚れを除去しなくてはいけないので、素人にはできません。
そのため、作業が終わると遺族の方から感謝されます。
遺品整理のアルバイトの体験談をいくつか見ましたが、共通していたのは遺族の方から大変感謝をされることです。
そこにやりがいを見い出すことができるのであればおすすめしますが、人助けの業務は遺品整理のアルバイト以外でも見い出すことができるかと思います。
特徴②:冷静な判断ができる
遺品整理のアルバイトでは、冷静な判断力を求められます。
何度もお伝えしているように、現場は過酷です。
異臭が漂い、見たこともないような汚れや虫が散乱している中、作業を進めなくてはいけません。
中には、頭髪やウジ虫の卵やサナギなど手袋越しとは言え、清掃する場面もあるのです。
冷静な判断ができないと、仕事に手を付けることさえもままならないでしょう。
まとめ
遺品整理のアルバイトがいかにキツイかお伝えしました。
遺品整理のバイトは、生半可な気持ちでは務まりません。
覚悟と強靭な精神力が必要です。
しかし、感謝をされる仕事なので、モチベーションには繋がります。
あなたに向いているアルバイトだと思ったら、応募してみてはいかがでしょうか。
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