遺品整理業者立ち上げには定款が必要!優良業者になるための近道

遺品整理業者を立ち上げようとしている・・
会社を設立する際に、必要となるものが「定款」(ていかん)です。
定款とは、簡単に説明すると会社のルールのようなもので、会社を作るには必ず作成する必要があります。
この記事では、定款の作り方や、遺品整理業者を立ち上げるにあたって必要なものなどを解説していきましょう。
- 定款の作り方
- 優良な遺品整理業者を作るのに必要なこと
- 遺品整理業者の主な仕事内容
この記事を最後まで読んでいただければ、遺品整理の会社の立ち上げ方を理解することができるでしょう。
是非最後まで御覧ください。
1:理解しよう!定款の作り方
会社の発起人が定款を作り、従業員など全員が定款に同意し署名をする必要があります。
つまり、発起人(代表)が従業員に納得いくような内容の定款を作る必要があるのです。
定款には必ず以下6点について記載する必要があります。
- 総則
- 株式
- 株式総会
- 取締役
- 計算
- 附則
しかし、経験者ならまだしも初心者には中々ハードルが高いものです。
そのため、定款は代理人に依頼して作成をすることができます。
税理士や行政書士に依頼するとプロが対応してくれるので、ミスなく定款を作成することができるでしょう。
依頼費用の相場は、2万円~5万円です。
2:良い遺品整理業者にする!優良業者への近道とは
優良な遺品整理業者を作るために、必要なものとはなんでしょうか。
この章では、優良業者と評価されるために欠かせない3つのポイントを解説します。
- 遺品整理士の資格
- 一般廃棄物運搬収集許可の取得
- 従業員の教育
遺品整理業者は、亡くなった方の部屋の整理をする仕事です。
遺族(依頼者)の方には、細心の注意を払って、適度な距離感を保つことが重要となります。
遺品整理士の資格
まず、遺品整理業者に欠かせないのは、遺品整理士の資格保有者です。
遺品整理は無資格で始められます。
そのため、遺品整理士も国家資格ではなく、遺品整理士認定協会が発行している資格です。
しかし、この資格は、遺品整理について必要な情報・知識を得られる資格となります。
従業員全員が持つ必要はありませんが、資格保有者が多ければ多いほど良いでしょう。
遺品整理士がいれば、依頼者側も安心して依頼することができます。
一般廃棄物運搬収集の許可
一般廃棄物運搬収集の許可は、各自治体に問い合わせて獲得することができます。
遺品整理は、大量の不用品を持ち運びする仕事でもあるので、この許可証は欠かせないのです。
この許可証がなければ、家庭から不用品を持ち出すことはできません。
しかし、厄介なのは、自治体がこの許可証の許可をあまり発行していないことです。
自治体にもよりますが、新しく一般廃棄物運搬収集の許可をとることは難しいでしょう。
その代わり、既に許可証を得ている業者と提携を組んで、作業をします。
一般廃棄物運搬収集の許可の有無はとても重要なので、絶対に各自治体に問い合わせをしておきましょう。
従業員の教育
優良な遺品整理業者を作るには、スタッフ1人1人の対応力も重要です。
特に遺品整理は亡くなった方の部屋を整理するので、センシティブになります。
遺族の方を思いやる心が必要なのです。
また、利用者側は遺品整理業者の口コミを見て、利用するか判断することも多いでしょう。
その際、従業員の教育が行き届いていれば、良い口コミで埋まり、利用者が増える可能性が高くなります。
遺品整理士の資格取得希望者には、費用全額負担はもちろんのこと、資格手当なども考えてもいいかもしれませんね。
3:確認しておこう!遺品整理業者の主な3つの仕事
しかし、その他にも様々な業務に携わっています。
遺品整理業者を設立する前に、どのような仕事内容があるのか確認をしておきましょう。
- 遺品整理・捜索
- 清掃
- 不要な遺品の処分・買取
遺品整理業者は場合によって、事故現場などの清掃を務める必要があります。
遺品整理業者の主な3つの仕事内容を確認していきましょう。
遺品整理・捜索
まずは何と言っても、遺品整理と捜索の仕事です。
依頼された部屋・家の中にある品物を、必要なものと不要なものに分けます。
ある程度まとまっている綺麗な下手なら問題ありませんが、中にはゴミ屋敷のような場所から必要なものを探し出すケースもあるのです。
また、遺族の方から遺品の捜索を依頼される場合もあります。
通帳や印鑑が探し出せないなど、貴重品に関する遺品の捜索が多いです。
清掃
遺品整理・捜索をし終えたら、清掃へと移ります。
部屋は汚いままにしておくのではなく、清掃するのも遺品整理業者の仕事の1つです。
清掃と言っても簡単な清掃にはなりますが、依頼者によってはハウスクリーニングを依頼されることもあります。
ハウスクリーニングは清掃とは違い、本格的な清掃です。
また、事故現場の場合は、特殊清掃を行う必要があります。
特殊清掃は、薬品を使って除菌や消臭を行うことがメインです。
必ずしも、全ての遺品整理業者が特殊清掃を行っているわけではありませんが、オプションとして構えておくといいでしょう。
なお、特殊清掃士も遺品整理士同様、資格を獲得することができます。
不要な遺品の処分・買取
遺品整理で必要なものと不要なものに仕分けた後、不要なものは処分対応をします。
2章でもお伝えしたように、一般廃棄物運搬収集の許可を取るか、既に許可証を持っている業者と協力をして不用品を処分しましょう。
不用品と言っても、全てがゴミではありませんよね。
中には、使えるような衣類や家具家電もあるはずです。
そういったものは、買取をすることもできます。
買取後、売却することで新たな利益を作れます。
遺品の買取を行うには、古物商許可を得ることが必要です。
警視庁で誰でも19,000円で取ることができますよ。
弊社とらのこでも、遺品の買取を行っているので、良ければご参考にしてください。
まとめ
遺品整理の会社を設立する際、定款を作る必要があることをお伝えしました。
かと言って簡単に作れるものではないので、税理士や行政書士に依頼するのがベターでしょう。
優良な遺品整理業者にするために、資格の取得や教育はとても大切です。
遺族の方から感謝されるような、遺品整理業者作りを目指してくださいね。
遺品の買取なら、とらのこ
とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。
関連記事
遺品整理に関する、お役立ち情報を公開しています。