遺品整理士の給料ってどれくらいなの?サラリーマンの給与と比較

亡き人の想いを伝える仕事である「遺品整理士」

どのようなお仕事であり、一体年収はどれくらいなのでしょうか?

最近は遺品整理士の需要が高まっています。

今回は遺品整理士の給料がサラリーマンと比べてどれくらいなのか、遺品整理士になるにはどうしたら良いかなどについてご紹介していきたいと思います。

  • 遺品整理士の給料
  • 遺品整理士の仕事内容
  • 遺品整理士の資格や向いている人の特徴
  • 給料をアップさせるコツ

この記事では、遺品整理士の給料や仕事内容について詳しく解説をしていきます。

遺品整理士の詳しい仕事内容を確認し、あなたに合った職業なのか見定めてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただけると、遺品整理士として給料を上げる方法を知ることができますよ。

是非最後まで御覧ください。

関連記事:遺品整理にまつわるビジネスは全部で3種類!開業に必要な免許を紹介

1:遺品整理士の給与とサラリーマンの給与を比較

給料さて、遺品整理士とサラリーマンの給料(年収)を比較すると以下のようになっています。

遺品整理士 サラリーマン男性
1年目 約300万円~ 20代 約270万円~
3年目 約500万円~ 30代 約450万円~
5年目 約600万円~ 40代 約600万円~
8年目 約800万円~ 60代 約420万円~

このように、遺品整理士とサラリーマンの平均年収を比較した場合、30代サラリーマン男性ですと、約500万前後、年齢が上がるにつれて下降傾向にあります。

それに比べて遺品整理士の場合ですと、入社一年目の場合は300万円程という年収ではありますが、勤続年数が上がると給料も上がる仕組みです。

3年目で500万、5年目で600万、8年目になると700万といった感じです。

そして遺品整理士は独立すると年収600万~1800万円ほどになると言われています。

関連記事:100万円で遺品整理の起業ができる!資格や開業資金について解説

2:遺品整理士の仕事内容

仕事遺品整理士ってどんな仕事をしているのだろう?

「遺品整理」はもちろんですが、遺品整理だけでなく、様々な仕事をこなすのが遺品整理士です。

それでは遺品整理士の仕事内容についてこちらでは詳しく見ていきたいと思います。

  • 遺品を整理(必要品と不用品に分ける)
  • 遺品の供養
  • 不用品の回収と売却
  • 清掃(特殊清掃)

遺品整理士の仕事内容は、業者によって多岐に渡ります。

遺品を整理するというのは勿論のこと、掃除不用品回収買取供養などの付随した業務も発生する場合があります。

関連記事:遺品整理士の仕事内容は?年収や将来姓など遺品整理業の需要に迫る

2-1:遺品整理

遺品整理士は個人の遺品を残すもの処分してもいい不用品に仕分けて片づけるという職業になります。

これまでは遺品整理というと、遺族が行うのが当たり前でしたが、遺品があまりにも多いことと、思い出深くて処分しづらいなどの様々な理由によって遺品整理士に依頼するケースというのが増えています。

2-2:遺品の供養を行う場合もある

故人が愛用していたメガネであったり、ぬいぐるみであったり、故人が思いれのある遺品を処分する場合、供養としてお焚き上げを行う場合があります。

遺品の供養は僧侶が行うのが一般的ではあるのですが、遺品整理士が供養が可能な業者や寺院を手配することもありますし、遺品整理士自身が遺品の供養を行う場合もあります。

2-3:不用な品物の回収と買取

遺品整理士は不用品の処分だけではなく、回収した品物を買取することがあります。

遺族にとっては不用なものだったとしても、その品物が価値あるものであったり、コレクターがいたりするので、買取や売却を含めて依頼されるケースもあります。

また大型の家電、家具、車やバイクを処分する手続きも遺品整理士が行う場合があります。

中には遺品回収や買取を行っていない業者やこれらを遺品整理士以外が代行する場合もありますので、所属先によって違ってくると覚えておきましょう。

2-4:遺品整理後の清掃や特殊清掃など

孤独死の現場や事件現場には遺体の腐敗が進み、特殊清掃が必要なケースもあります。

遺品整理業者の中には遺品整理だけでなく、整理した後のお部屋の清掃を行う業者もあります。

遺品整理業者によってサービス内容はそれぞれ異なってくるので、全ての遺品整理士が特殊清掃を行うわけではないのですが、もし、これらをセットで行う場合に関しては、遺品整理以外に特殊清掃の知識や技術を身に付ける必要が出てきます。

3:遺品整理士になるには?方法と資格

しておくことさて、遺品整理士になる為にはどうすればいいのでしょうか?

単に遺品整理の仕事をすればいいのではなく、遺族の信頼を得られるようにキチンと知識や技術を身に付ける必要も出てきます。

  • 遺品整理士の資格について
  • 遺品整理士に向いている人の特徴
  • 遺品整理士になるために

「遺品整理士」という資格は、国家資格ではなく、遺品整理士認定協会が発行している資格です。

そのため、遺品整理士の資格を持っていなくても、遺品整理士の仕事をすることはできます。

しかし、資格を保持していれば、依頼者から仕事を受けやすくなるでしょう。

こちらでは遺品整理士になる方法とどのような資格が必要なのかということについて解説していきます。

関連記事:遺品整理士の仕事内容を大解剖!資格の取り方や気になる給料まで解説

3-1:遺品整理士には資格が必要になる

遺品整理士には「遺品整理士」という資格が必要になってきます。

その資格の取得方法はというと通信講座などの養成講座を受講して合格すれば認定されます。

期間はどれくらいかというと、約1~2ヶ月ほどになります。

認定証書が発行されると「遺品整理士認定協会」への加盟が可能です。

遺品整理士の資格がなくとも遺品整理の仕事ができないわけではありませんが、資格を取得する事により、遺品整理の仕事に必要な知識やプロとしての信頼を得ることもできます。

もし本格的に遺品整理士としてお仕事をしていくのであれば取得するべきかと思われます。

3-2:遺族の気持ちに寄り添うことが出来る人

遺品整理士は遺品を整理するのが仕事であり、遺品整理だけの知識ではなく、供養に関しての知識が必要になってきます。

そして、「遺族の気持ちにどれだけ寄り添うことができるか」ということが重要になってきます。

遺品は故人にとってはもちろんのこと、遺族にとってもとても大切なものです。

その大切なものを扱う故に遺族の信頼を得ることは勿論のこと、安心して任せてもらうということも必要です。

遺品が多い場合でも丁寧に作業ができること、かつスピーディに丁寧に行うことが必要になってくるので、これらができる方は遺品整理士に向いていると言えるでしょう。

勿論知識を得て遺族の気持ちを考えられる人もいますが、自分の感情を上手くコントロール出来ない人は仕事に影響が出たり仕事がしづらくなる人もいます。

そのようなデリケートなお仕事になりますので、遺族の気持ちを考えられて冷静に物事を判断できる人が向いています。

3-3:遺品整理業者に入社をすること

資格を取得しただけでは、遺品整理士の仕事はできません。

実際に現場で活躍したいのならば、遺品整理業者に入社をすることが必要です

資格を持たずとも入社をすることはできます。

遺品整理業者で働いているの中には既に資格取得している方も多数いますので、アドバイスを受けながら知識を身に着けることができます。

4:遺品整理士が給与をアップさせる方法

コツさて、遺品整理士が給与をアップさせるにはどのようにしたら良いのでしょうか?

遺品整理士が給与をアップさせるためにはズバリ、遺品整理の経験を積んで顧客から信頼を得られるようになることが必要になってきます。

そして、まずは会社員やアルバイトとして遺品整理の仕事を経験し、遺品整理業を開業することが大切でしょう。

開業のパターンとしてはフランチャイズ独立開業の2パターンがあります。

それぞれ、メリットとデメリットが存在し、フランチャイズの場合ですと、集客面では強い恩恵を持つ反面開業時には多額の資金が必要になってきます。

独立開業の場合ですと開業経費も売り上げも自分の仕事次第になる為、フランチャイズとは違って売上は全額が自分の利益になることです。

開業資金も自分次第になります。

反面集客の面だと自分でする必要があるので、集客力がない場合は厳しくなります。

関連記事:遺品整理業は儲かる!年商5000万円越えの仕事内容+必須資格解説

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

遺品整理士の給料は一般のサラリーマンと比べると比較的高い方だと言えますし、今後需要も高い職業になってきます。

給料の面だけ見るのならば、良い仕事と言えるかもしれませんが、仕事内容としては遺族に寄り添う心がなければ難しいと言えるでしょう。

遺品整理士になりたいと考えるのであればその点もよく考えた上でまずは資格取得から始めてみてはいかがでしょうか?

そして、いずれは独立開業を目指してみてください。

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