遺品整理士の仕事内容は?年収や将来姓など遺品整理業の需要に迫る

遺品整理士の仕事内容が気になる!
年々需要が高まっている遺品整理業ですが、実際にどういった職業なのか気になりますよね。今後ますます必要とされる仕事であるため、キャリアチェンジを考えている方にはとっておきかもしれません。そこで、遺品整理士の仕事内容や必要な資格、やりがいなどをまとめてご紹介していきます。
今回は以下の内容でお送りします。
- 遺品整理士について
- 遺品整理士の体験談
- 遺品整理業者を利用するメリット
- 遺品整理業者を利用するデメリット
この記事を読めば、遺品整理業について、遺品整理士という職業について全て理解していただけます。最後までご覧くださいませ。
1. 遺品整理士とは?仕事内容から年収・将来性まで
社会の高齢化と核家族化によって需要が高まっているのが「遺品整理」です。遺族がおこなうのが一般的でしたが、現在ではプロの遺品整理士に任せることも急速に増えてきました。遺品整理では、亡くなった人の持ち物を整理し、部屋をきれいに清掃します。遺品のなかには、貴重品などの相続に関するものも多く、細かい部分までしっかりと確認しながらの作業が重要です。ここでは、遺品整理士がどのような職業なのか理解していただける情報を全てお見せします。
- 仕事内容
- 資格と取得方法
- 年収
- 将来性
1-1. 仕事内容
遺品整理士の主な仕事内容は、故人が使っていた部屋を片付けることです。遺品整理をすることが困難な遺族に代わり、整理業務を行います。代表的な仕事内容はこちらです。
・必要品と不要品の仕分け
まず最初に遺品を残すものと捨てるものに分類します。残すものは、大事な書類や貴重品、形見として継ぐものなどが考えられるでしょう。他にもリサイクル可能なものがあれば売却をめざします。
・不用品の回収と適切な処理
遺品の分別が終わったあとは、不用品と判断したものを回収して自治体で決められた適切な方法で処理を行います。
・整理後の簡易清掃
残しておくものを無事確保し、不用品の処分が終われば、あとは部屋の清掃を行って終了です。
1-2. 資格と取得方法
遺品整理士になるにあたって、資格の取得は必須ではありません。しかし、所持していれば信頼度がアップします。遺品整理士は、一般社団法人・遺品整理士認定協会の認定資格です。法令に沿った廃棄物処理方法や、遺品の取り扱いや遺品整理に関係する法律について講義を受け、合格した人だけが取得できます。ここでは、資格の取り方を3つのステップに分けて説明します。
・講座を受ける
品整理士認定協会へ電話、もしくはWEB上から、遺品整理士養成講座の申し込みをします。受講資格は特になく、誰にでも受講ができます。目安としては約2カ月の間、通信講座を受講するだけです。
申し込み手続きが完了すると、教本、資料集、問題集、DVDが届くので、受講を開始します。受講内容は、遺品に接する際の心構えについて、そして廃棄物を処理するための法律についてなどです。受講期間を延長したい場合は、遺品整理士認定協会へ連絡をしてみましょう。無料で受講期間を延長してくれます。
・課題レポートを提出する
講座の受講を終えたら、問題集に沿って遺品整理士認定協会へ課題レポートを提出します。レポートは郵送、もしくはWEB上で提出ができます。合否を決定づけるレポートです。提出が完了したら、合否通知を待ちます。合否通知が出るまで約2カ月ほどかかりますので、気長に待ちましょう。
・認定証書の発行
合否通知が届きます。晴れて合格していたら、指示に従いながら、認定手続きを行ってください。その後に認定証書が発行されます。晴れて遺品整理士の資格取得完了です。
1-3. 年収
遺品整理士の平均年収は約400~800万円程度です。つまり平均月収は約23~40万円程度になります。日本人の平均年収が348~613万円なので、遺品整理士になったら平均以上の給料が期待できると言えるでしょう。
1-4. 将来性
平均以上の給料が見込める遺品整理士は、社会の高齢化や核家族化が進む現代において、今後ますます需要が高まる可能性が高い職業だと言われています。
遺品整理に清掃・運搬・リサイクルは必須ですので、清掃会社、運搬会社、リサイクル業者なども事業拡大の副業として注目しています。「遺品整理士」の資格があることで、遺品整理の業界全体の健全化が図られ、将来的にも発展していくと予想されます。
2. やりがいは?きつい?遺品整理士の体験談
実際に遺品整理士として活躍している男女3人にやりがいや大変なことを聞いてみました。
・遺品整理士として働きはじめて最初の1カ月は現場に行くたびに辛い思いをして、作業に集中するのも大変でした。今でも故人の亡くなる直前の生活の様子を想像すると、気が重くなります。それでも、遺族の方に感謝されると頑張ろうって思えます。ー女性・20代
・真夏の30度越えの炎天下、遺品整理の仕事はかなり危険で体力を消耗しました。遺族の方も急いでおり、スピード命の作業となったので、命がけでした。ー男性・40代
大量に足元を這い、死臭がたちこめている環境での運搬作業は堪えました。こういった現場はたまにあります。ー男性・30代
3. 遺品整理業者を利用する6つのメリット
これだけ費用がかかる遺品整理業者ですが、もちろん利用するメリットはあります。メリットを考え、費用が見合っていれば業者の利用は間違いなくおすすめです。それでは、業者のメリットを6つ見ていきましょう
- 時間の節約
- 遺品に関する知識がある
- 体と心の負担を削減
- 遺品の捜索
- 遺品の供養
- 遺品の買取
3-1. 時間の節約
「タイム・イズ・マネー(時間はお金)」というように料金を払うことによって、時間をセーブすることができます。遺品整理は、葬式や四十九日の忙しいなかで行われることが多いです。時間に余裕がほとんどないため、業者を利用する人がいます。また、故人の家が賃貸物件であった場合は、早めに遺品整理を済ませて退去手続きを行う必要があります。
3-2. 遺品に関する知識がある
依頼する業者によっては、専門的な分野についての相談にも乗ってもらうことができます。たとえば、デジタル遺品整理・相続手続きの流れ・空き家対策などが挙げられます。失敗のない遺品整理のために、業者を利用するといいでしょう。
3-3. 体と心の負担を削減
遺品整理を行うには、それなりの体力と精神力が必要になってきます。一軒家丸ごとや、部屋数の多いマンションになると、プロの手でも3日ほどかかるでしょう。また、大型の家電や家具などを搬出する作業などがメインとなるので重労働となります。不用品を捨てるにあたり、自治体のゴミ処理施設などに持ち込む作業があります。不用品を運ぶトラックなどの準備も必要ですし、ゴミの分別や荷物の積み降ろしも自分たちでやらなければなりません。また、遺品というものは故人が大切に使っていたものです。なかには故人との思い出がよみがえる品もでてくるでしょう。気持ち的にも時間的にも負担が大きくなります。業者を利用することによって、体と心をいたわることができるのです。
3-4. 遺品の捜索
故人の遺品のなかには、相続する必要があるものも。しかし、必要な書類や貴重品を見つけ出すことができない場合もあります。探してもどこにあるか分からないときに、業者を利用すると遺品の捜索を行ってもらえます。本やタンスの中を全て確認するのは大変な作業です。業者なら大切なものを見逃すことなくすみずみまで確認してくれます。
3-5. 遺品の供養
業者には、仏壇・ご位牌・神棚・人形などの遺品を供養するサービスがあります。遺品供養とは、お寺や神社で僧侶や神主にお経や祝詞を唱えてもらい、遺品に宿っている魂を抜いてから処分してもらうことです。 感謝を込めて遺品を供養することで、故人をしのびます。
3-6. 遺品の買取
業者のなかには、回収した遺品を売買できる「古物商許可」をもっているところもあります。骨董品や美術品など、価値がつく貴重な品を捨ててしまうことなく、買取することによって費用をキャッシュバックすることができるでしょう。業者が整理から処分、買取りまでを一貫で行ってくれると、貴重品を捨てることがなくなります。そのほか、状態のよい家電や家具、書籍なども買取りの対象です。家電や家具などは捨てるだけでも、リサイクル料金や粗大ゴミ手数料などが必要になります。処分費用がかからず買取りでお得に遺品整理ができます。
4. 遺品整理業者を利用する3つのデメリット
業者のメリットをたくさん紹介しましたが、反対にデメリットも存在します。どちらも理解しながら、業者を利用するかしないかを決めていただきたいです。そこで、今回は業者を利用するデメリットを3つ紹介します。
- 費用がかかる
- 故人との思い出を整理できない
- 悪質な遺品整理業者とのトラブル
4-1. 費用がかかる
遺品整理は自分たちで行う場合でも一定の費用はかかります。不用品の処分費用やゴミ出し時に必要なトラックのレンタル代などがあげられるでしょう。しかし、業者を利用することによって、人件費がかさばってくるのです。しかし、遺品整理に慣れていない方は、業者を利用することによって安心できる遺品整理が行えます。
4-2. 故人との思い出を整理できない
遺品整理をしながら故人との思い出に浸ったり、親族同士で会話ができます。しかし現実的には相続の問題があるため、実家を撤去したりリフォームしたりする必要が出る場合もあります。
また、遺品整理が長引くことによって、ずっと故人を喪った悲しみから抜け出せないということも考えられます。遺品整理がむずかしくなったら、業者を利用してみてもいいかもしれません。
4-3. 悪質な遺品整理業者とのトラブル
高齢化社会を生きているなかで遺品整理業者の需要は高くなってきています。現在、全国にはおよそ1万社ほどの遺品整理業者が存在していますが、その数は増加しており、違法な遺品整理業者も年々増えていっています。見積もりとは違う追加料金を請求されたり、残しておいてほしい遺品を処分されたり、などというトラブルにつながります。
まとめ
いかがでしたか。遺品整理士の仕事内容から、遺品整理業者についてまとめてご紹介しました。
弊社とらのこは、遺品整理の際に出不用品を積極的に買い取っております。
お客様の自宅に訪問する出張買取なため、大量な不用品でも問題ありません。
「訪問」「査定」「キャンセル」を無料で対応しているため、お客様の負担は0です。
まずはご相談だけでもお気軽にお待ちしております。
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