遺品整理に法律はない!遺品整理業者選びに重要な2つの許可を解説

遺品の整理をしたいけど何から手を付けていいかわからない、そんな人も多いのではないでしょうか。
最近は遺品整理をしてくれる業者も多くなりましたので、親族だけで整理するのが大変なら業者に依頼することもできます。
遺族の負担は軽くなりますし、品物によっては買い取ってくれるかもしれません。
ただ一口に遺品整理業者といっても業態がさまざまなため、選ぶ際には注意が必要です。
そこで今回は遺品整理をしてくれる業者について、次の内容で解説します。
- 遺品整理業者の営業許可
- 遺品整理業者を利用するメリット・デメリット
- 遺品の買取業者おすすめ5選
この記事を読めば、遺品整理を自分たちで行うか業者に依頼するかを判断でき、依頼するならどんな業者がいいのかが分かります。
ぜひ最後までお読みください。
1:遺品整理業に必要な法律はない?必要な営業許可
まず始めに遺品整理業に関わる法律と許可についてを解説します。
「遺品整理業」は新しい業態であるため、この業種を直接規制する法律はありません。
遺品整理業を開業するにあたって資格は不要です。
ただ取り扱う業務が多岐にわたっているため、それぞれの業務を行うにあたって必要な許可があります。
遺品整理業を営む上で必要になる許可は次のとおりです。
- 古物商許可
- 一般廃棄物収集運搬業許可
許可を得ていない業者を利用してしまうと、思わぬトラブルに発展してしまう可能性があります。
業者を利用する際には表示料金の安さだけでなく、それらの許可を得て営業しているかどうかを確認することが重要です。
それでは、2つの許可について詳しく解説をしていきましょう。
古物商許可
古物商許可は、業者が遺品を買い取る場合に必要となる許可です。
この許可がない業者は整理はできても買取業務はできません。
一般廃棄物収集運搬業許可
また一般廃棄物収集運搬業許可に関しては、業者が不要な遺品を処分する際に家庭ごみ(一般廃棄物)という扱いになるため、いわゆるごみ回収業の許可が必要になるということです。
もし無許可で営業している場合、正規の処理場には持ち込めないため不法投棄の可能性が高くなるでしょう。
もし業者が不法投棄をした場合、依頼主にも罰則が適用されることがあります。
2:遺品整理業者を利用するメリットとデメリット
そこで判断材料となるように、遺品整理業者を利用する場合のメリットとデメリットについて紹介します。
両方を知った上でどちらが良いかご判断ください。
メリット
- 時間の節約ができる
- 相続などの相談ができる
- 大きな物や大量の物でも運べる
- 遺品の捜索をしてもらえる
- 遺品を買取ってもらえる場合がある
デメリット
- 料金が掛かる
- 悪質な業者とトラブルになる
具体的に見ていきましょう。
メリット①:時間の節約ができる
遺品整理は法要などで忙しい中行わざるを得ないものです。
また故人への想いが断ち切れず、つい手が止まってしまうこともあるでしょう。
それでも色々な手続きの期限は待ってくれません。
故人が賃貸物件にお住まいなら退去の手続きが必要になりますし、相続税の申告時期にも注意しなければなりません。
そんなとき業者に整理を依頼すれば、段取りよく片付けてもらえるため時間が短縮でき、心理的負担も軽減されるでしょう。
メリット②:相続などの相談ができる
遺品整理には相続などの専門知識が必要になります。
しかし、不動産や相続の問題は一般の人にはわかりにくいものです。
親族だけでは知識が不足し、なかなか考えがまとまらないかもしれません。
そんなとき業者に間に入ってもらい解決するのも一つの手です。
また近年問題になっているデジタル遺品の手続きも、業者が相談に乗ってくれます。
メリット③:大きな物や大量の物でも運べる
家一軒を整理すれば大型家具などの運び出しが必要になります。
さらに大量のゴミを処分しなければならないため、親族だけでは体力的に負担が大きすぎるかもしれません。
業者に頼めば、大型家具も分別した大量のゴミも運び出しが楽になり、体力を消耗せずに済むでしょう。
メリット④:遺品を捜索してもらえる
遺品整理で、貴重品や大切な書類を故人がどこに片付けたか分からず見つけられないケースがしばしばあります。
遺品整理業者は、捜索のプロでもあります。
例えば本の間に挟んだ紙幣や引き出しの下に貼り付けた証書なども、プロに任せれば難なく発見できるのです。
家族が見つけられない物は業者に探してもらうのが得策かもしれません。
メリット⑤:遺品を買取ってもらえる場合がある
遺品整理業者の中でも古物商の資格を持っている業者であれば、遺品の買取をしてくれる場合もあります。
骨董品や趣味の物など、遺族が価値を知らなければそのまま捨ててしまうかもしれません。
そんなとき業者に買い取ってもらえばリサイクル料金やゴミ処分費用が掛からないだけでなく、お金になる場合もあります。
遺品を買取してくれる業者を選べば、整理費用を節約できるかもしれません。
デメリット①:料金が掛かる
遺品整理業者に頼めば当然、料金が発生します。
料金は家の間取りや広さでも変わってきますが、遺族にすれば思わぬ出費なので、少しでも節約したいと思うでしょう。
ただし、親族だけで整理したとしても費用は掛かります。
例えば、故人の家までの交通費や家財の処分費用などが考えられます。
特に遠方であれば移動のための費用と時間は馬鹿になりません。
親族だけで整理するか業者に依頼するかの判断は、双方の出費を秤にかけてから下した方が良いでしょう。
デメリット②:悪質な業者とトラブルになる
新規参入の多い遺品整理業者の中には、残念ながら悪質な業者がいることも否定できません。
過去の事例では見積もり外の追加料金を取られたり、遺族の意向に沿わない遺品処分の仕方をされるといったケースもあります。
業者を選ぶ際は、費用を明確にしている会社を選ぶこと、資格免許を持って営業しているかを確認することが重要です。
本来他人による遺品整理は、遺族のプライバシーとデリカシーに充分配慮の上で行われるべきものです。
時にグリーフケアも必要になるかもしれません。
もし業者に依頼するのなら、遺族の心情に寄り添ってくれる良心的な業者を見分ける必要があるでしょう。
3:遺品整理におすすめ!買取業者5選
ここまで遺品整理業者を選ぶ上での注意点を挙げてきました。
このあとは遺品の買取について解説します。
遺品整理業者の中には、遺品を買取ってくれるところもあります。
しかし、整理業者が専門的な鑑定をしているとは限らず、価値のある物でも相場より低い価格で買い取られてしまう可能性もあるでしょう。
もし遺品に少しでも多く価値をつけてほしいのであれば、買取専門の業者に依頼することをおすすめします。
遺品買取におすすめの業者は次の5社です。
- とらのこ
- 高く売れるドットコム
- ザ・ゴールド
- 福ちゃん
- なんぼや
弊社ブランド買取とらのこは、遺品を高価買取いたしております。
「どれくらいで売れるのかな」などといった、査定だけでもOKです。
それでは、一社ずつ詳しく紹介します。
とらのこ
とらのこは全国規模で買取を行っており、出張買取に強い会社です。
買取ジャンルは多種多様で、貴重品だけでなく日用品や家電、趣味のものまで幅広く引き受け、動かなくなった車まで買取した実績もあります。
近年は遺品整理士による整理業務にも力を入れており、女性査定士が多数在籍しているため一人暮らしの女性でも安心して依頼できます。
国内外の広い販路を武器に買取価格を高く設定できることも、とらのこの強みです。
高く売れるドットコム
THE GOLD
福ちゃん
なんぼや
まとめ
今回の記事では遺品整理を依頼する業者について、さまざまな視点から紹介しました。
一口に業者といっても、整理に強い所や鑑定に強い所など性質が異なるため、遺品整理をする上で何に重点を置くかによって業者の選び方は変わってきます。
その中で特に故人の愛用していた品物に少しでも価値をつけたいと感じるならば、専門の査定士のいる買取業者に依頼することをおすすめします。
弊社とらのこは、全国で出張買取に対応しています。
幅広いジャンルの品物を買取している実績があり、遺品整理や生前整理のご相談も多数いただいております。
まずはお気軽にお問い合わせください。
遺品の買取なら、とらのこ
とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。
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