遺品整理における仏壇処分の方法は?費用相場と注意点も徹底解説

遺品整理として故人が生前に過ごした住まいに残された家具と家電製品、寝具や衣類、生活用品、コレクション様々な思い出の品物があるかと思われますが、特に遺族の頭を悩ませているのが「仏壇」です。

小さいサイズから大きなサイズまで、仏壇には様々なサイズがありますよね。

また、仏壇を「処分する」ことに対し、罪悪感や違和感を感じている方も少なくはないでしょう。

そこで、仏壇を安全に、そして適正に処分する方法を紹介します。

  • 仏壇の処分方法
  • 仏壇処分の費用相場
  • 仏壇を処分する際の注意点

今回はそんな仏壇の処分や供養方法などをご紹介していきたいと思います。

是非最後まで御覧になって、遺品整理で困っている仏壇の処分方法を確認してください。

仏壇は「処分する」こともできますが費用がかかってしまいます。

そこで、不要な遺品を売却することで、仏壇の処分費用と相殺をすることができるのです。

それでは、より詳しく解説をしていきましょう。

関連記事:遺品整理の流れを完全攻略!失敗しない方法や2つの注意点を紹介

1:遺品整理で仏壇を処分する4つの方法

仏壇 処分仏壇ってどう処分すればいいの?

仏壇を処分する方法として色んな方法があります。

それぞれメリットやデメリットもありますので、故人の希望や遺族の意向などを踏まえながら決めていきましょう。

仏壇を処分する方法は、主に4つあります。

  • 仏具店で処分してもらう方法
  • 粗大ごみとして処分する方法
  • 菩提寺(ぼだいじ)に処分を依頼する方法
  • 遺品整理業者に依頼する方法

こちらでは一般的な仏壇の処分方法とおすすめの方法についてご紹介します。

関連記事:遺品整理の片付け方を簡単に解説!不要な遺品は出張買取で売却

1-1:仏具店で処分してもらう

仏具店は、新しい仏壇や仏具を販売しているだけではありません。

古い仏具の下取りであったり、処分をする仏壇の引き取りサービスを行っています。

宗派が分からない方であったり、菩提寺を持っていないなどの理由や寺院との関係維持が難しい場合、仏具点に仏壇処分を依頼するというのも1つの方法です。

運搬サービスを利用する方法や、閉眼法要から処分までを一括で依頼することのできる仏具店もあります。

仏具店に依頼した場合はスケジュール調整や処分する方法なども分かりやすい上に手続きも簡単で、あらかじめ料金が決められています。

このため必要な費用を想定しやすいと言えるでしょう。

ですがその反面として、他の処分方法と比べたときに料金相場が高額の傾向があり、そこがデメリットだと言えるでしょう。

宗派や信仰などにこだわらず、費用が掛かっても仏壇処分を済ませたい場合には仏具店への依頼はおすすめだと言えます。

1-2:粗大ごみとして廃棄

仏壇は粗大ごみとして出すことが可能です。

廃棄物の処理方法として各自治体ごとに違います。

中には仏壇の処分を行っていない自治体もあるのですが、殆どが所定の申し込み手続きを行えば、粗大ごみとして回収や処分が可能です。

殆どの方が仏壇を粗大ごみとして廃棄することに抵抗があるのかもしれませんが、キチンとした閉眼供養を行えば、宗教上でも問題はないことです。

仏壇を「単なる木の箱」に戻した場合、解体したりコンパクトにまとめたり、地域のルールに従えば、燃えるゴミとして処分することも可能です。

1-3:菩提寺(ぼだいじ)にて処分を依頼

これまで、先祖代々のお墓があるお寺や法要や供養でお世話になっている菩提寺に仏壇の引き取りや処分をお願いすることが出来ます。

日頃からお世話になっている菩提寺には仏壇処分の相談もしやすいことでしょう。依頼もスムーズに進みます。

菩提寺に依頼するメリットとしては、手配に手間がかからないということと、宗派や信仰に基づいた法要を執り行ってくれるという点です。

ただ、デメリットとしては処分費用が分かりにくい点であることです。

菩提寺に付き合いがないという方でも、寺院によって閉眼法要から仏壇処分まで引き受けてくれる場合があります。

一度菩提寺に処分を依頼してみてはいかがでしょうか?

1-4:遺品整理業者に依頼をする

仏壇は遺品整理業者に依頼をすることが可能です。

遺品整理業者が仏壇処分としてどのようなサービスを行っているかと言いますと、仏壇の引き取りから運搬信仰の宗派によって法要を執り行う僧侶の手配と閉眼供養(魂抜き)そしてお焚き上げまで行ってくれます。

仏壇を自宅から運び出して寺院まで運ぶ手間であったり、粗大ごみとして人目を気にしながら自宅前に置くということもありません。

気になるのが料金面ですが、もし他に買い取ってもらえるような遺品があるならば、処分費用と相殺も可能です。

遺品整理をする機会があるならば、同時に仏壇についても相談することができますので、運搬や回収の為に時間を作る必要もなく、時間的な手間を省くことができます。

仏壇を処分したい時におすすめなのが「とらのこ」です。

とらのこならば出張買取が可能です。

遺品整理後に買取業者が訪問して遺品を買い取ってくれるので仏壇の処分費用と相殺することもできます。

とらのこは「訪問」「査定」「キャンセル」をすべて無料で対応しており、お客様の負担は一切ありません。

是非仏壇の処分に悩んでいたら一度とらのこにご相談してみてはいかがでしょうか。

遺品整理買取「とらのこ」

2:仏壇処分の費用相場

処分 費用相場仏壇の処分費用って、大体いくらかかるの?

仏壇を処分することに、費用がかかるのは分かりましたね。

しかし、どの処分方法にどれくらいの処分費用がかかるのか気になりませんか。

仏壇処分の費用相場に関してなのですが、それぞれ依頼するところによって違っています。

そこで、3つの処分方法にかかる費用相場を解説しましょう。

  • お寺での引き取り
  • 仏壇店での引き取り
  • 魂抜きとお焚きあげ

一体どれくらいかかるのかを見ていきましょう。

費用を抑えて仏壇を処分してもらいたい方は、お寺に依頼することをおすすめします。

それでは、3つの費用相場を解説していきましょう。

関連記事:遺品整理でメルカリは使うな!メルカリより楽に遺品整理をする方法

2-1:お寺での引き取り

お寺に仏壇を引き取ってもらう場合ですが、その費用に関しては完全にお願いするお寺によってくるでしょう。

しかし、大体の目安として3万円~7万円になります。

2-2:仏壇店で引き取る場合

仏壇店で引き取りを依頼する場合の費用相場ですが、大体2万円~8万円が相場となっています。

この費用相場は新しい仏壇を頼まずに引き取りだけを依頼した場合となります。

2-3:魂抜きとお焚き上げ

お焚き上げは「燃やして供養」することを差します。

しかし、仏壇のサイズや構造を考えた時に燃やすことが困難な場合があります。

魂抜きはすべての仏壇で行うことができますが、お焚き上げをすべて行うことは困難です。

位牌はサイズが小さいのでお焚き上げは容易に行うことが可能であり、位牌の場合ですと「魂抜きとお焚き上げ」をセットで行っているところがほとんどでしょう。

仏壇でそれを行うことは珍しいことでありサイズによっては費用がかかる場合もあります。

費用相場としては大体5万円~15万円となっています。

3:仏壇を処分する際の3つの注意点

注意点仏壇をそのまま処分しようとしていませんか。

仏壇を処分する際には、注意点があります。

これから解説する3つの注意点を確認してから、仏壇を処分するようにしましょう。

  • 引き出しをチェックする
  • 閉眼供養を行う
  • 宗教・宗派により処分方法が異なる

遺された仏壇は独断で1人で処分するのではなく遺族同士できちんと話し合って処分することをおすすめします。

それでは、3つの注意点を詳しく解説していきましょう。

関連記事:遺品整理相場は一軒家だと30万円!3つの節約術で1円でも安く依頼

3-1:引き出しをチェックしよう

仏壇の中には様々な収納場所がありますが、中にはその中に通帳や貴重品そして現金などを入れている方も多くいます。

これらを処分する際には、大事なものが入ってなかったかどうか隅々までチェックすることが必要です。

特に遺品整理の場合は自分で管理していなかったパターンがあると思いますので、できるならば複数人で確認するようにしましょう。

3-2:閉眼供養を行うこと

仏壇も信仰の対象とした場合、宗派によって異なってはくるのですが、仏壇を購入した時に「開眼供養」を行うことで仏壇や位牌が「神仏の魂の依りどころ」になってきます。

こちらの都合で仏壇処分などその機能を終えるときにご先祖様の感謝の気持ちを込めて「閉眼供養」を行うことでお見送りをします。

時期としては、処分と同時もしくはその前に行うことが大切です。

「閉眼供養」を行う際は菩提寺やお近くの寺院で相談すると良いでしょう。

3-3:宗教や宗派によって処分方法が異なること

仏壇や位牌の処分に関しては、宗教や宗派によっても大きく変わってきます。

ほとんどの宗派ですと仏壇も位牌も閉眼供養を行うケースがほとんどですが、中には位牌の閉眼供養が必要でないこともあります。

もし、宗派によってのルールが分からない場合には菩提寺や寺院に相談するのが一番でしょう。

まとめ

遺品整理を行う上でお位牌や仏壇の面倒をみることができず、供養ををする人が増えています。

付き合いがある菩提寺があったり相談するお坊さんがいたりすると良いのですが、そういった関係性にすらわずらわしいと感じている人もいるかもしれません。

こういった場合には、専門業者に依頼してみることをおすすめします。

「位牌・遺影・魂抜きや遺品整理」を一式で行っている業者も存在していますので、不安なことがあるのならば、相談料も無料ですので聞いてみると良いでしょう。

遺品の買取なら、とらのこ

とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。