遺品整理のトラブルにはどんなものがある?回避する3つの方法を紹介!

親族が亡くなったとき、誰かが遺品整理を行わなければなりません。以前までは親族だけで遺品整理が行われることが多かったのですが、最近では遺品整理の専門業者に依頼する人も増えてきています。親族だけで遺品整理を行う場合も、業者に頼む場合もどちらであってもトラブルが起きてしまう可能性はあります。
今回は、以下の内容でお送りします。
- 遺品整理でトラブルが起こる3つの理由
- 実際にあった!トラブル事例5選
- トラブル回避!3つの対策
遺品整理をめぐってどのようなトラブルが起こるのか、またどうすればトラブルが避けられるのかをまとめています。
1. 遺品整理でトラブルが起きる3つの理由
遺品整理の際にトラブルが起きてしまう理由は、ほとんどの人が遺品整理に慣れていないためです。遺品整理は一生に何度も経験することではないため、どのように行ったらいいのかきちんと理解している人は少ないです。その結果として、さまざまなトラブルにつながってしまいます。
遺品整理でトラブルが起きてしまう理由として以下の3つが考えられます。
- 貴重品の価値が人によって異なるから
- 遺品整理の現場に立ち会わなかったから
- 悪質な業者を選んでしまったから
それぞれの理由についてさらに詳しく解説していきます。
貴重品の価値が人によって異なるから
遺品整理をするとき、まず不用品と貴重品に分けることになります。このとき、相続人が複数いると、貴重品として残しておきたいものが異なることがあります。見る人が見れば高い価値があるものでも、知識がないと貴重品だとわからない場合も多いです。また、残しておきたいものは遺族によって異なります。
ある人が価値がないと判断して処分したものが、ある人にとっては非常に価値があるものだったということもよくあります。
1-1. 遺品整理の現場に立ち会わなかったから
遺品整理を業者に依頼する場合、誰かしらの遺族が作業現場に立ち会うようにしましょう。ほとんどの遺品整理業者は貴重品かどうかを区別できますが、中には誤って処分してしまう業者もいます。また誰も見ていないからといって作業が雑になってしまう業者もいます。
たとえ貴重品ではなくても、遺族にとっては思い出の品ということもあります。そういったものは業者が不用品と判断して処分する可能性が高いため、遺族の誰かが作業に立ち会ったほうがいいです。
1-2. 悪質な業者を選んでしまったから
遺品整理は故人の状況によって急いでしなければなりません。たとえば故人が賃貸住宅に一人暮らししていた場合、できるだけ早く部屋を出る必要があります。そういった慌ただしい状況だと、遺品整理が雑になってしまう恐れがあります。
ほとんどの遺品整理業者はしっかり作業してくれますが、ごくわずかに悪質な業者もいます。貴重品を壊してしまったり、勝手に処分してしまったりと、さまざまなトラブルが想定されます。そのため、業者選びはできるだけ慎重に行う必要があります。
1-3. 貴重品の価値が人によって異なるから
遺品整理をするとき、まず不用品と貴重品に分けることになります。このとき、相続人が複数いると、貴重品として残しておきたいものが異なることがあります。見る人が見れば高い価値があるものでも、知識がないと貴重品だとわからない場合も多いです。また、残しておきたいものは遺族によって異なります。
ある人が価値がないと判断して処分したものが、ある人にとっては非常に価値があるものだったということもよくあります。
2. 実際にあった!トラブル事例5選
では、遺品整理をめぐってのトラブルにはどういったものがあるのでしょうか。実際に起こったトラブルを5つ紹介します。
- 高額請求
- 貴重品の盗難
- 低価格での買取
- 不法投棄
- 貴重品を勝手に処分
2-1. 高額請求
遺品整理に関するトラブルの中で多いのがお金に関するものです。業者に依頼する場合、最初に見積りを取ります。見積りの金額に納得して作業をしてもらったら、さまざまなところで追加料金が発生して、結局最初に提示された見積りの2倍もかかってしまった事例もあります。
どういった作業にどのくらいの金額がかかるのかは事前によく把握しておきましょう。また万が一、当日作業ができなくなったときにキャンセル料がどのくらいかかるのかも確認しておいたほうがいいです。中には法外なキャンセル料を要求してくる悪質な業者もいます。
2-2. 貴重品の盗難
遺品整理をする際、業者が家に入ることになります。悪質な業者は家人がいない隙を狙って貴金属や金品を盗んでしまうことがあります。貴重品がどこにあるのか遺族が把握していない場合もあるため、新たに発見されたものを報告せずに懐に入れてしまうかもしれません。遺品整理の際は、すべてを業者だけに任せるのではなく、遺族も一緒にいたほうが盗難などのトラブルが防げます。
2-3. 低価格での買取
たとえ故人が大切にしていたものであっても、遺族には価値がわからない場合がよくあります。一見すると不用品にしか見えないものでも、実際はとても価値がある可能性も十分にあります。悪質な業者は遺族が価値がわからないことをいいことに不当な低価格で買い取ってしまいます。価値がありそうなものは買取実績がある遺品整理業者に頼んだほうがいいです。
2-4. 不法投棄
遺品整理業者が回収した遺品は、自治体が定めた施設に運ばれます。しかし、無許可の業者は回収を認められていないため、山中などに不法投棄する場合があります。不法投棄は環境汚染の可能性があるだけでなく、依頼したほうにも罰則が適用されることもあるため注意が必要です。
2-5. 貴重品を勝手に処分
業者によっては貴重品を誤って処分してしまうこともあります。貴金属などは一見して貴重品とわかりますが、土地の権利書のような書類は一見して貴重品に見えないことも多いです。きちんとした業者ならば、その都度確認してくれますが、いい加減な業者だと勝手に判断して処分してしまう恐れがあります。
3. トラブル回避!3つの対策
最後に遺品整理のトラブルを避けるための3つの対策を紹介します。
- 相見積もりをする
- 貴重品はあらかじめ保管しておく
- 業者の評判を調べておく
この3つを心がければ、遺品整理のトラブルはほぼ避けられます。これから遺品整理の予定がある人は、ぜひチェックしておいてください。
3-1. 相見積もりをする
遺品整理業者に依頼する際は1社だけでなく、複数社から見積りをとるようにしましょう。相見積もりすることで遺品整理にかかる相場が把握できます。相場費用がわかっていれば不当な高額請求があったときに「おかしいのでは?」と気づくことができます。何社かに見積もりをとった上で、一番信頼できそうな業者に依頼するようにしましょう。
3-2. 貴重品はあらかじめ保管しておく
業者を呼ぶ前に貴金属などの貴重品は金庫などに保管しておきましょう。すべての貴重品をあらかじめ探すのは大変なので、通帳・印鑑・権利書といったすでに把握しているものは整理しておくと安心です。作業中もしっかり立ち会い、業者の作業をよく見ておきましょう。
3-3. 業者の評判を調べておく
口コミサイトなどを利用して、事前に業者の評判を調べておきましょう。インターネットで「○○ 口コミ」などと調べれば簡単に口コミを見つけることができます。この際に悪い評判が多いようならば、その業者は避けておいたほうが無難です。
ただし、すべての口コミが100%正しいとは限りません。中には業者による自作自演もあるため、あくまで参考程度にとどめておきましょう。
まとめ
遺品整理にはさまざまなトラブルがあります。今回は5つの事例を紹介しましたが、これ以外にもまだまだトラブルの報告はたくさんあります。遺品整理はただの片付けや掃除ではなく、故人の大切なものを扱うという特別な行為です。だからこそ信頼できる遺品整理業者に頼みたいものです。
今回紹介したトラブル回避の対策を参考に優良な業者を選ぶことが大切です。悪徳な業者に引っかからないように十分気をつけましょう。
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