家族や業者が遺品整理中に窃盗?!大切な遺品を守るための対策方法

遺品整理中に何か盗まれることってあるのだろうか…。
遺品整理は基本的にに自力でやるか、業者に依頼して終わらせることができます。どちらにしろ他人の協力を求める場合は、家の中からなにか盗まれるといった可能性は十分考えられます。そこで、実際にあった事例とトラブルが起きる前にできる対策をお教えします。
今回は、以下の内容でお送りします。
- 遺品整理中の窃盗事例
- 遺品整理中に盗まれやすいもの
- 遺品を守る対策方法
- 不用品はとらのこで売ろう
この記事を読めば、身内の助けをもらった場合と業者に依頼した場合に少なからず考えられる遺品の窃盗を防ぐ方法を知ることができます。最後までご覧ください。
1. 遺品整理中に窃盗?!実際にあった2つの事例
最近では、遺品整理を行っている最中に遺品の窃盗事件が多発しております。部屋も広く、物量も多くある場合は、目の届かないところもあるため、簡単にものを盗むといった行為ができてしまうのかもしれません。ここでは、2つのシチュエーションに分けて窃盗の事例をご紹介していきます。
- 家族が窃盗
- 業者が窃盗
1-1. 家族が窃盗
70歳の父親を亡くした長男のAさんが、義妹のRさんに遺品整理の手伝いをしてもらったときのお話です。Aさんの弟であるUさんは、家族から距離をおいて生活していおり、父親との関係もうすれていました。しかし、Aさんは身体が不自由なため、仕方なくUさん夫婦に遺品整理を任せようと思いました。父親の死後から2週間後に遺品整理をはじめましたが、そのときに遺産の分配や形見分けについても話し合うことに。
最後に父親のお世話をしたAさんにほとんどの遺産が行きわたりましたが、それを知ったUさんの妻であるRさんが遺品整理中に見つけた着物や宝石類を持って帰ってしまったのです。Aさんはそのような貴重品を父が持っていたことは知りませんでしたが、少し気を悪くしたUさんが後日白状することになりました。
特にAさんはRさんに対して罰しませんでしたが、なおさら家族関係が悪くなった出来事となったのです。
1-2. 業者が窃盗
お客様から依頼されて遺品整理を行っている限り、遺品の盗むといった行為は決して許されることではありません。しかし、そういった違法な行為で利益を生み出している悪徳な業者も多く存在するのが事実です。遺品整理業者P社は、窃盗の行為で摘発されました。これまでに合計20回ほどの遺品整理を行ってきた業者で、そのうちのほとんどは窃盗を繰り返していたのです。それも、20着ほどあるなかの1着の着物や大量にしまわれていたネックレスのなかの1本など、気づきにくい状況が続いたため、窃盗を繰り返すことになてしまいました。
警察に通報されたのは、ようやく30歳の女性が旦那の遺品整理を依頼したときで、レコードを1枚以上窃盗したときです。全部で100枚ほどあったレコードですが、それは処分することなく残してほしいというお願いだったのですが、遺品整理後の部屋にレコードだけ残され、旦那さんが1番好きだった曲をかけようと探していたところ見つからなかったため、窃盗に気づけたということです。さらに、その1枚はプレミア値のつく高価なものであったのでようやく摘発されるきっかけとなりました。
2. 遺品整理中に盗まれやすいものはコレ!
遺品整理の最中に盗まれやすいものはあらかじめ予測できます。下記のリストを参考に、こういったものは事前に回収しておくなどの工夫ができるでしょう。
現金/預金通帳
ヘソクリ
有価証券
貴金属
コンパクトな家電
デジタル遺品のデータ
個人情報が書かれたメモ
故人の高価なコレクション
骨董品
3. 身内から大事な遺品を守る4つの対策方法
家族などの身内の方に遺品整理をお願いする場合にできる4つの窃盗防止対策があります。知っている人が実際に窃盗などの行為をしている事実は少し悲しいことですが、大事なものを守るためにも対策をしていきましょう。
- 自分の目の届く範囲のみ作業してもらう
- 本当に大切な遺品は先に整理しておく
- 片付けや搬出など作業を限定させる
- 作業終わりに持ち物を確認させてもらう
3-1. 自分の目の届く範囲のみ作業してもらう
自分の目の届く範囲や同じ部屋の中で作業してもらうようにお願いしましょう。また、貴重品が少ない場所などの遺品整理・掃除を頼むのがいいかもしれません。誰も見ていない状況下であると、売ったらお金になりそうなものなどを盗んでしまう可能性も考えられます。
3-2. 本当に大切な遺品は先に整理しておく
どこに何がしまわれているか分かる場合は、事前に遺品を整理しておくことをおすすめします。銀行の通帳や貴金属など、明らかに探しやすい遺品は自宅に持ち帰るなどしたほうがいいでしょう。
3-3. 片付けや搬出など作業を限定させる
遺品整理の片づけや搬出などのみで作業をお願いするといいです。遺品整理といっても、見つからない遺品の捜索や、遺品の分別などに加えて、整理後の掃除や片づけ、不用品の搬出なども含まれます。自分ひとりでは難しい作業のときに依頼するのがいいかもしれません。
3-4. 作業終わりに持ち物を確認させてもらう
身内に対してこれを行うことは、あまり勧められませんが、作業終わりの帰宅前にバッグやポケットの中身をチェックさせてもらえば、窃盗の被害にあうことは少なくなるでしょう。ただ、疑いすぎると無実の場合に関係が悪くなってしまうことも想定できるため、聞き方次第で信頼度に影響がでるので注意です。
4. 悪徳業者から大事な遺品を守る3つの対策方法
ここでは、遺品整理を業者に依頼する場合に考えられる3つの窃盗対策方法をご紹介します。悪徳業者を見分け、できるだけサービスの良い業者に選ぶことがまずできる対策となりますが、実際に利用するまで本当にいい業者かどうかは分かりません。
- 本当に大切な遺品は先に整理しておく
- 遺品整理物のリストを作成しておく
- 遺品整理に必ず立ち会う
4-1. 本当に大切な遺品は先に整理しておく
遺品整理業者の作業がはじまる前に遺族や相続人などで大切なものや高価なものだけ先に整理しておきましょう。現金や貴金属などの高価な遺品のほかに形見分けするものや故人との思い出深い品は先に回収するとトラブルにあう確率がぐんと下がります。また、間違えて捨てられてしまう可能性も少なくなるためおすすめです。
4-2. 遺品整理物のリストを作成する
どういった遺品があるのかあらかじめリストとして作成するのもおすすめです。遺品整理業者に依頼する方は、自らで遺品整理を行う時間がない多忙な方が多いと思いますが、そんななかでも盗まれたくない・捨てられたくない遺品を書き出しておけば、作業終了後に確認をとることができます。また、作業開始前にそのリストを見せることによって業者に対しての威嚇となるため、「この家族からなにか盗んだらバレやすいかもしれない」という認識をもたせるきっかけにもなるでしょう。
4-3. 遺品整理に必ず立ち会う
遺品整理の作業中はできるだけ同伴するようにしましょう。作業は長丁場になることが予測できますが、しっかりと現場にいることによって遺品整理業者が窃盗できる機会はうんと減るのです。また、残すものと処分するものの判断に迷ったときにその場で確認がとれるため、より安心できる遺品整理となるでしょう。
5. 遺品の不用品は【とらのこ】が買います
不用品を廃棄する前におすすめしたいのが、出張買取の利用です。遺品整理後に買取業者が訪問し、価値のつく遺品を買い取ってくれます。
弊社とらのこは、そんな出張買取に力を入れている買取業者です。
「訪問」「査定」「キャンセル」など全てを無料で対応しており、お客様の負担は一切ありません。
不用な家具、家電、スポーツ用品など取扱いジャンルは豊富で、1点からの買取も承っております。お気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたか。遺品整理中に予測される窃盗の事例や対策方法について解説しました。最近は違法な行為が目立つ悪徳な業者が多くなっています。まずはより安心できる業者選びが重要ですが、大切な遺品ですので最後まで気を張っていきましょう。
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