失敗しない遺品整理を行うための2つのコツと簡単な手順を紹介

遺品整理をなるべく効率よく行いたい!

故人の死後は遺品整理のほかにも葬儀やさまざまな手続きであわただしい日々が続きますよね。遺品整理はコツさえつかめば簡単に、安く行うことができるのです。自力で遺品整理を行うか、業者を利用するかについて迷っている方に向けて、それぞれのメリット・デメリットもご紹介していきます。

今回は、以下の内容でお送りします。

  • 自力で遺品整理を行うときのコツ
  • 遺品整理の手順
  • 遺品整理業者を利用するときのコツ
  • 遺品整理業者を利用するメリット
  • 遺品整理業者を利用するデメリット

この記事を読めば、自分に合った遺品整理の方法や、効率的に遺品整理を行うためのコツを知ることができます。それではさっそく見ていきましょう。

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1. 自分で遺品整理を行うときの2つのコツ

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遺品整理業者を利用せずに、自力で遺品整理ができると判断した場合に知っておくと便利なコツは2つあります。そのコツさえおさえておけば、効率的に安く、さらに失敗しない遺品整理を行うことができます。

  • 買取できるものは売る
  • 親戚と相談する

1-1. 買取できるものは売る

まず遺品整理を行うステップとして、必要なもの必要でないものを分けます。故人の大切なものや残しておかないといけないものを除き、その他はなんらかの形で処分することになるでしょう。すべてまとめてゴミとして廃棄することは簡単ですが、再販が可能なものであれば買取に出すことをおすすめします。処分する際に多額な費用がかかることが予測されるので、売れると判断したものがあれば売りましょう。

1-2. 親戚と相談する

遺品を処分するときには、故人と親しかった相続人以外の親族にも相談しましょう。深い間柄であった友人にも確認することをおすすめします。トラブルとして考えられるのは、遺品整理後に、遺品整理することを知らなかった親族が受け取るはずだった形見をすでに処分してしまったときです。すでに廃棄してしまったあとでは取り戻すこともできず、弁償して済むものでもありません。なるべく親族全員と協力しながら遺品整理は行いましょう。

2. 簡単4ステップ!遺品整理の手順

簡単に捨てることができなかったり、全く捨てることができないものもなかにはあります。急いで整理する必要があるからといって、全部廃棄してしまっては手遅れになることもあるでしょう。そこで代表的な遺品整理の方法を4つのステップで見ていきます。状況によって正しい遺品整理の手順や方法は異なりますが、あくまでひとつの代表的な流れです。ぜひ参考にしつつ、自分に合った流れを見つけてみてください。

  • スケジュールを決める
  • 分類する
  • 分類したものを処分する
  • 残した遺品の分配をする

2-1. スケジュールを決める

まずはスケジュールを立てましょう。いつまでに遺品整理を終わらせる必要があるのか、いつ作業ができるのかを考えるとスムーズに遺品整理を行うことができます。可能であれば、他の親族と話し合って作業を分担したり、遺品整理業者を利用する場合は手配をしたりと色々工夫ができます。しっかりと予定を立てるところから始めることがおすすめです。

2-2. 分類する

遺品は大きく分けて「残すもの」と「捨てるもの」の2つに分類できます。故人が生前に大切にしていた品や思い出の品などの形見になるもの、大事な書類や貴重品を残しておくことが何よりも重要です。また、貴金属や美術品など資産価値のある貴重品なども相続品として形見分けの対象にもなるため、慎重に分類する必要があります。

書類や貴重品リスト

通帳

クレジットカード、キャッシュカード

印鑑

身分証明書(パスポートなど)

健康保険証

契約書類

この他にも残しておいたほうがいいものは、リサイクルとして中古販売できる品です。再利用できるものは、買取業者や不用品回収業者に依頼したり、フリマアプリなどを利用したりして買い取ってもらいましょう。

リサイクル品リスト

大型の家電

小型家電

家具

衣服

金属類

2-3. 捨てるものを処分する

残すものが判断できたら、それ以外は廃棄します。燃えるゴミや燃えないゴミは、自治体で決められた集積所へ持ち込んで処分します。自治体によって廃棄方法が異なることがあるため、廃棄する地域の自治体に確認しておきましょう。捨てるものの量によっては、買取業者や不用品回収業者に依頼することもひとつの手です。状況に応じて判断してください。

2-4. 残した遺品の分配をする

資産価値のある相続品は、平等に分配します。高価な宝石芸術品美術品などは、買取を行ったうえで分配ができます。また、価値の有無に関わらず、故人の想い出がある遺品は形見分けします。

形見品リスト

身に着けていたアクセサリー

衣類

趣味のコレクション

時計

書籍

これらは親族で分配することが一般的です。高価な遺品は、贈与税の対象になる場合があります。形見分けの相手の負担にならない遺品を選ぶようにしましょう。

3. 遺品整理業者を利用するときの2つのコツ

遺品整理業者を利用するとなれば、それなりの費用がかかってきます。それでも、少しでも安く遺品整理を行うコツがいくつかあるのです。時間に余裕のある方は、ぜひこれから紹介する2つのコツを参考にしてみてください。

  • 事前に整理する
  • 売却できそうなものは買取に出す

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3-1. 事前に整理する

遺品買取業者を利用した場合、遺品整理に特化したプロが整理をしてくれるため、そのサービスに対して払う金額が必要です。しかし、業者を利用せずに自らの手で遺品整理を行うことはもちろん可能になります。時間と体力がある方は、ぜひ事前に整理しておきましょう。整理が全て終わっていない状態で整理業者を利用しても、作業時間数が減る可能性があるため、費用を抑えることができます。

3-2. 売却できそうなものは買取に出す

遺品整理ってとても時間がかかりますよね。大切な書類や貴重品だけを保管し、それ以外はいっそのこと全て捨ててしまいたい。と言いたいところですが、全て廃棄してしまう前に売って再利用できそうなものを分別しましょう。そして遺品の買取を行っている業者に訪問依頼をすれば、手軽に売却することが可能になります。多くの買取業者は、「出張」「査定」「キャンセル」などの費用が一切かからず、無料で利用できます。即日対応ができる業者もあるため、時間がない方にもおすすめです。

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4. 遺品整理業者を利用する6つのメリット

多額な費用がかかる遺品整理業者ですが、もちろん利用するメリットはあります。メリットを考え、費用が見合っていれば業者の利用は間違いなくおすすめです。ここでは、遺品整理業者を利用する6つのメリットを見ていきましょう。

  • 時間の節約
  • 遺品に関する知識がある
  • 体と心の負担を削減
  • 遺品の捜索
  • 遺品の供養
  • 遺品の買取

4-1. 時間の節約

4つのタイミング

「タイム・イズ・マネー(時間はお金)」というように料金を払うことによって、時間をセーブすることができます。遺品整理は、葬式や四十九日の忙しいなかで行われることが多いです。時間に余裕がほとんどないため、業者を利用する人がいます。また、故人の家が賃貸物件であった場合は、早めに遺品整理を済ませて退去手続きを行う必要があります。

4-2. 遺品に関する知識がある

依頼する業者によっては、専門的な分野についての相談にも乗ってもらうことができます。たとえば、デジタル遺品整理・相続手続きの流れ・空き家対策などが挙げられます。失敗のない遺品整理のために、業者を利用するといいでしょう。

4-3. 体と心の負担を削減

遺品整理を行うには、それなりの体力精神力が必要になってきます。一軒家丸ごとや、部屋数の多いマンションになると、プロの手でも3日ほどかかるでしょう。また、大型の家電や家具などを搬出する作業などがメインとなるので重労働となります。不用品を捨てるにあたり、自治体のゴミ処理施設などに持ち込む作業があります。不用品を運ぶトラックなどの準備も必要ですし、ゴミの分別や荷物の積み降ろしも自分たちでやらなければなりません。また、遺品というものは故人が大切に使っていたものです。なかには故人との思い出がよみがえる品もでてくるでしょう。気持ち的にも時間的にも負担が大きくなります。業者を利用することによって、体と心をいたわることができるのです。

4-4. 遺品の捜索

買取

故人の遺品のなかには、相続する必要があるものも。しかし、必要な書類貴重品を見つけ出すことができない場合もあります。探してもどこにあるか分からないときに、業者を利用すると遺品の捜索を行ってもらえます。本やタンスの中を全て確認するのは大変な作業です。業者なら大切なものを見逃すことなくすみずみまで確認してくれます。

4-5. 遺品の供養

供養

業者には、仏壇・ご位牌・神棚・人形などの遺品を供養するサービスがあります。遺品供養とは、お寺や神社で僧侶や神主にお経や祝詞を唱えてもらい、遺品に宿っている魂を抜いてから処分してもらうことです。 感謝を込めて遺品を供養することで、故人をしのびます。

4-6. 遺品の買取

金

業者のなかには、回収した遺品を売買できる「古物商許可」をもっているところもあります。骨董品美術品など、価値がつく貴重な品を捨ててしまうことなく、買取することによって費用をキャッシュバックすることができるでしょう。業者が整理から処分、買取りまでを一貫で行ってくれると、貴重品を捨てることがなくなります。そのほか、状態のよい家電や家具、書籍なども買取りの対象です。家電や家具などは捨てるだけでも、リサイクル料金粗大ゴミ手数料などが必要になります。処分費用がかからず買取りでお得に遺品整理ができるでしょう。

5. 遺品整理業者を利用する3つのデメリット

業者のメリットをたくさん紹介しましたが、反対にデメリットも存在します。どちらも理解しながら、業者を利用するかしないかを決めていただきたいです。そこで、今回は業者を利用するデメリットを3つ紹介します。

  • 費用がかかる
  • 故人との思い出を整理できない
  • 悪質な遺品整理業者とのトラブル

5-1. 費用がかかる

遺品整理は自分たちで行う場合でも一定の費用はかかります。不用品の処分費用やゴミ出し時に必要なトラックのレンタル代などがあげられるでしょう。しかし、業者を利用することによって、人件費がかさばってくるのです。しかし、遺品整理に慣れていない方は、業者を利用することによって安心できる遺品整理が行えます。

5-2. 故人との思い出を整理できない

遺品整理をしながら故人との思い出に浸ったり、親族同士で会話ができます。しかし現実的には相続の問題があるため、実家を撤去したりリフォームしたりする必要が出る場合もあります。

また、遺品整理が長引くことによって、ずっと故人を喪った悲しみから抜け出せないということも考えられるでしょう。遺品整理がむずかしくなったら、業者を利用してみてもいいかもしれません。

5-3. 悪質な遺品整理業者とのトラブル

高齢化社会を生きているなかで遺品整理業者の需要は高くなってきています。現在、全国にはおよそ1万社ほどの遺品整理業者が存在していますが、その数は増加しており、違法な遺品整理業者も年々増えていっています。見積もりとは違う追加料金を請求されたり、残しておいてほしい遺品を処分されたり、などというトラブルにつながるかもしれません。

〈関連記事〉遺品整理を行う4つのタイミング!いつから?どうやって?に答えます

まとめ

いかがでしたか。遺品整理はコツさえつかめば、効率的に安く済ませることができます。

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