遺品整理でネコババされやすい物・場所は?ネコババ対策を5つ紹介!

親族だけで遺品整理をするのは大変なため、遺品整理業者に依頼する人が増えています。そこで心配なのがネコババの被害です。遺品整理をしていると現金や貴重品が出てくることがよくあります。信頼できる業者ならばしっかり報告してくれますが、中にはネコババしてしまう悪質な業者もいます。大切な遺品がネコババの被害に遭わないようにしっかり対策することが大切です。
今回は、以下の内容でお送りします。
- 遺品整理!ネコババされやすい物リスト
- ネコババされやすい場所5選
- 要注意!ネコババされない為の5つの対策
遺品整理でネコババされやすい物や場所について詳しく解説しています。ネコババされることを防ぎたい人は、ぜひ参考にしてください。
1. 遺品整理!ネコババされやすい物リスト
まずはどういったものがネコババされやすいのか確認しておきましょう。ネコババされやすい物を知っておくことで対策もしやすくなります。
- 現金
- 預金通帳
- 有価証券
- ブランド品
- 貴金属
- コンパクトな家電
- パソコンやスマホのデータ
- 骨董品
- 美術品
こういったものがネコババされやすいです。高価な物は金庫に入れておくなど、前もって対策しておくことをおすすめします。すべてを業者に丸投げするのではなく、ある程度自分たちで整理しておくことでネコババされる可能性を減らすことができます。
2. ネコババされやすい場所5選
悪質な業者はどういった場所に貴重品があるのか把握している場合が多いです。そこで、ネコババされやすい場所を5ヶ所紹介するため、業者に遺品整理をしてもらう前に貴重品がないかどうか確認しておきましょう。高価な物はあらかじめ片付けておくのがおすすめです。
- タンス
- 仏壇・神棚
- キッチン
- バッグ・衣類
- 布団・カーペットの下
2-1. タンス
タンスの引き出しに現金などの貴重品が入っていることはよくあります。昔から「タンス預金」という言葉があるほど、タンスの中に現金を保管している人は多いです。故人が見つからないようにと衣類などに紛れさせている場合もあるため、一通り確認しておいたほうが安心です。
現金主義の高齢者も多いため、自宅に大金を保管していることもめずらしくありません。数百万円以上を現金で保管しているケースも実際にあります。
2-2. 仏壇・神棚
仏壇や神棚からも現金が見つかりやすいです。神仏に守られているイメージがあるため、現金や貴重品を仏壇や神棚に保管している高齢者は多くいます。特に仏壇は引き出しが多いため、有価証券や通帳などをしまいがちです。実印などが入っている場合もあるため、よく確認しておきましょう。
2-3. キッチン
故人が女性だった場合、へそくりとしてキッチンにお金を隠している場合があります。普段料理するのが故人だけだと、キッチンに何があるのか遺族も把握していない場合がほとんどです。たとえば、ゴミ袋などの消耗品のストックの中、床下収納、食器棚などで貴重品が見つかることがあります。
2-4. バッグ・衣類
生前使っていたバッグの中や衣類のポケットから貴重品が出てくることもよくあります。バッグの中に財布がそのまま入っていたということもめずらしくありません。おつりでもらったお金が衣類のポケットの中に入っていることもあるため、事前によく確認しておきましょう。貴重な装飾品などが衣類に混ざっていることも多いです。
2-5. 布団・カーペットの下
万年床になった布団やカーペットの下に現金を保管している高齢者もよくいます。すぐ手の届くところに現金があれば精神的にも安心できますし、何かあったときにもすぐに持ち出すことができます。そのため、寝室で封筒などに入った現金が見つかることがよくあります。布団だけでなく、押し入れのなかもよく見ておきましょう。
3. 要注意!ネコババされない為の5つの対策
遺品整理でネコババされない為には、あらかじめ対策を講じておくことが大切です。少し注意や工夫するだけで被害を防げる可能性がグンとアップします。それでは遺品整理でネコババされないための5つの対策を紹介します。
- 大切なものは事前に整理しておく
- 大事な遺品のリストアップ
- 遺品整理前の様子を記録しておく
- 遺品整理の現場に立ち会う
- 信頼できる遺品整理業者を選ぶ
それぞれの対策について詳しく解説していきます。
3-1. 大切なものは事前に整理しておく
遺品整理業者に依頼する前に特に大切なものはあらかじめ整理しておきましょう。思い出の品や絶対に捨てられたくないものは先に片付けておきます。そうすることでネコババされたり、捨てられたりする可能性がグンと減ります。
すべての遺品整理をするのは大変ですが、一部だけを整理するのにはそれほど時間はかかりません。先に挙げたようなネコババされやすい場所は一通りチェックしておくと安心です。
3-2. 大事な遺品のリストアップ
業者がやってくる前に遺品整理の十分な時間が取れない場合は、残すべき遺品のリストアップをしておきましょう。どんな遺品を残すべきか業者に伝えておけばネコババされる可能性はだいぶ減ります。遺族側が遺品を把握しているアピールにもなるため、ネコババへの抑止力にもなります。
遺品整理でリストを作ることはネコババ対策だけでなく、遺品として何があるのか自分たちが把握するのにも役立ちます。
3-3. 遺品整理前の様子を記録しておく
遺品整理をする前に部屋の様子を写真や動画で残しておくのも有効です。リストアップする時間がないときは必ず現場の様子を記録しておいたほうがいいです。何があったのか記録しておくことでネコババを予防することができますし、業者が誤って捨ててしまったときにも証拠として提示することができます。
部屋全体を撮るだけでなく、引き出しの中なども撮っておくことでネコババ防止に大いに役立ちます。
3-4. 遺品整理の現場に立ち会う
時間に余裕がある場合には、なるべく遺品整理の現場に立ち会いましょう。一緒に立ち会うことで業者も不審な動きがとりづらくなります。さすがに遺族がいる前で堂々とネコババするような人はいないはずです。他人の目があることで強力な抑止力になります。
どうしても作業当日に立ち会えない場合には、業者に各部屋の写真や動画を送ってもらいましょう。部屋に何があったのか証拠にもなりますし、何も対策しないよりかはネコババのリスクを抑えることができます。
3-5. 信頼できる遺品整理業者を選ぶ
ネコババなどのトラブルを避けるためにも優良な遺品整理業者を選ぶようにしましょう。近年ではさまざまな業種から遺品整理業界に参入しており、中には集客だけを行って下請けに丸投げしているところもあります。こういった業者はトラブルが起こりがちです。
業者に依頼する前に遺品整理士が在籍しているかどうかを確認しましょう。遺品整理士は民間資格ではありますが、遺品整理にまつわる法律や正しい供養の仕方などさまざまな知識を身につけています。こういった資格を持った業者に依頼することでトラブルが避けられる可能性が高まります。
まとめ
遺品整理を業者に依頼する際は、ネコババされやすい物をあらかじめ整理しておくことで被害に遭う確率が下がります。今回紹介したネコババされやすい場所を中心に、事前に貴重品や現金が残っていないか確認しておきましょう。この記事を参考にしっかり対策をしてから業者に依頼することをおすすめします。
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