デジタル機器の遺品整理方法!パソコンは初期化して買取に出すべき

パソコンの遺品整理を放置してはいけない?!

遺品整理と聞くと、家具や衣類などの基本的な物の整理を考えますよね。しかし、パソコンや携帯電話などの「デジタル遺品」も必ず整理しておく必要があります。放っておくことによって、サブスクなどの毎月の支払い続行されていたり、個人情報が流出したりする可能性が考えられます。そんなトラブルを避けるため、デジタル遺品についてしっかりと解説していきます。

今回は、以下の内容でお送りします。

  • パソコンやデジタル遺品の整理方法
  • デジタル遺品のトラブル例
  • 遺品整理業者を利用する
  • 遺品整理業者を利用するメリット
  • 初期化したパソコンは【とらのこ】で売ろう

この記事を読めば、パソコンをはじめとしたデジタル遺品の整理方法を知ることができます。それではさっそく見ていきましょう。

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1. 4ステップ!パソコンやデジタル遺品の整理方法

パソコンや携帯電話をはじめとするデジタル機器は、ほかの遺品に比べて手間がかかります。遺品業者のなかでもデジタル遺品を行っている業者はありますが、生前に個人があらかじめ整理していれば自力で行える作業です。ここでは、そんなデジタル遺品の整理方法を4ステップで解説していきます。

1-1. デジタル遺品を集める

まずは、パソコンスマホUSBなどの故人が生前に所持していたデジタル機器をすべて集めます。あわせてアダプターなど充電器も集めておきましょう。ネット口座やアカウントのパスワードなどの情報がまとめられているドキュメントもあればスムーズに作業が進みます。

1-2. デジタル遺品の中身を確認する

パソコンのブラウザやメモ機能などに残っている情報から、どこに必要なネット情報が残っているのかを確認し、リスト化していきます。もし、ログイン認証を求められるなどしてアクセスできない場合は、情報を見つけられそうなノートやメモ帳をできる範囲で探しましょう。どうしても探し出すことが難しいと判断した場合は、プロの力を借りることをおすすめします。

1-3. WEBデータを削除する

ネットに残っている情報を確認したら、データを削除していきます。削除をする前にデータをダウンロードしておくことも可能です。

FacebookやInstagramなどのSNSは、利用者が亡くなったことを伝えると「追悼アカウント」になり、だれもアクセスすることができなくなります。

SNS お問い合わせリンク
Facebook Facebookの追悼アカウントのリクエスト
Twitter Twitterの追悼アカウントのリクエスト
Instagram Instagramの追悼アカウントのリクエスト

故人がネット口座を利用していた場合は、相続する家族と相談し、対応を検討しましょう。所有者の死亡を伝えると、口座は凍結されて所定の手続きが必要になります。

また、また、FX口座や証券口座を所持していた場合、FXや仮想通貨はポジションが残っていると、負債になると注意喚起されているサイトもあるので、迅速な対応がおすすめです。

1-4. デジタル機器を初期化して処分する

ネット情報を削除し、ネット口座の整理も完了すれば、パソコンの初期化をして処分することができます。処分方法としては、不用品回収業者に回収してもらうか、再利用が可能であれば買取業者に買い取ってもらうことができるでしょう。

もしパソコンを処分しないのであれば、データを処理せずに保管しておくこともできます。

2.デジタル遺品のトラブル例4選

パソコン自体のパスワードが分からなかったり、アカウントの情報が残されていなかったりすると、作業に手間がかかり放置してしまう方も多くいると思います。しかし、しっかり整理をしておかないと、さまざまなトラブルに遭う可能性もあるのです。ここでは、デジタル整理を怠った場合に起こりうるトラブル例を4つご紹介します。

  • 故人情報が流出する
  • 月額費用などが支払われ続ける
  • 相続漏れの遺産がでる
  • データが消えてしまう

2-1. 個人情報が流出する

パソコンは個人情報であふれており、データを消去することなく処分してしまうと、悪意をもった人に解析、悪用されることがあります。とくにクレジットカード情報口座情報をそのままにしていると、お金を引き抜かれることも考えられるでしょう。

また、SNSのアカウントが乗っ取られて、ネットで炎上したり、家族や友人の情報まで広まってしまうケースも想定されるので、消しておくにこしたことはありません。

2-2. 月額費用などが支払われ続ける

最近では、サブスクと呼ばれる月額制のサービスなども多々存在します。そういったものも契約解除をしなければお金がかかってしまうことがあるでしょう。

iCloudなどのストレージサービスや、電子新聞や電子雑誌などがあげられます。返金の対応を行っていないサービスがほとんどですので、一度正体の分からない引き落としを発見したら即座に停止しましょう。

2-3. 相続漏れの遺産がでる

故人がネット口座を利用していた場合、気づかなかった遺族は相続することができなくなってしまうことがあります。相続に漏れた預貯金口座は10年で請求できなくなってしまうので、後から口座の存在が明らかになっても手遅れになることがあるでしょう。

また、FXや株取引などを行っていた場合、いつの間にか莫大な損失になっているケースも想定されるので、パソコンの処分前に確認しておく必要があります。

2-4. データが消えてしまう

故人が残していた重要なドキュメントから、生前の写真や動画などを確認せずにそのまま消去してしまうことがあります。一度消してしまうと復旧は難しいです。残しておかなければならないパソコン上のデータをしっかり確認し、必要であれば他のパソコンやハードウェアに移行しておきましょう。

3. パスワードが分からない!遺品整理業者を利用する

自力でデジタル遺品の整理を試みたが、どうしてもパスワードを見つけ出せなかったり、整理が必要なデータを全て整理しきれたか不安だったりする場合は、遺品整理業者に依頼しましょう。

基本的に遺品整理業者は、遺品の仕分けから回収買取供養などを行っていますが、なかにはデジタル遺品の整理まで対応してくれるところもあります。

対応サービスとしては、各アカウントのログインや写真などのデータの取りだし、SNSなどのIDやパスワードリスト作成や退会等の手続きなどです。

作業内容によってかかる費用は変わりますが、だいたい相場は1万円~10万円となっています。

4. 遺品整理業者を利用する6つのメリット

費用がかかる遺品整理業者ですが、利用するメリットはたくさんあります。メリットを考え、費用が見合っていれば業者の利用は間違いなくおすすめです。それでは、業者のメリットを6つ見ていきましょう。

  • 時間の節約
  • 遺品に関する知識がある
  • 体と心の負担を削減
  • 遺品の捜索
  • 遺品の供養
  • 遺品の買取

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4-1. 時間の節約

4つのタイミング

「タイム・イズ・マネー(時間はお金)」というように料金を払うことによって、時間をセーブすることができます。遺品整理は、葬式や四十九日の忙しいなかで行われることが多いです。時間に余裕がほとんどないため、業者を利用する人がいます。また、故人の家が賃貸物件であった場合は、早めに遺品整理を済ませて退去手続きを行う必要があります。

4-2. 遺品に関する知識がある

依頼する業者によっては、専門的な分野についての相談にも乗ってもらうことができます。たとえば、デジタル遺品整理・相続手続きの流れ・空き家対策などが挙げられます。失敗のない遺品整理のために、業者を利用するといいでしょう。

4-3. 体と心の負担を削減

遺品整理を行うには、それなりの体力精神力が必要になってきます。一軒家丸ごとや、部屋数の多いマンションになると、プロの手でも3日ほどかかるでしょう。また、大型の家電や家具などを搬出する作業などがメインとなるので重労働となります。不用品を捨てるにあたり、自治体のゴミ処理施設などに持ち込む作業があります。不用品を運ぶトラックなどの準備も必要ですし、ゴミの分別や荷物の積み降ろしも自分たちでやらなければなりません。また、遺品というものは故人が大切に使っていたものです。なかには故人との思い出がよみがえる品もでてくるでしょう。気持ち的にも時間的にも負担が大きくなります。業者を利用することによって、体と心をいたわることができるのです。

4-4. 遺品の捜索

買取

故人の遺品のなかには、相続する必要があるものも。しかし、必要な書類貴重品を見つけ出すことができない場合もあります。探してもどこにあるか分からないときに、業者を利用すると遺品の捜索を行ってもらえます。本やタンスの中を全て確認するのは大変な作業です。業者なら大切なものを見逃すことなくすみずみまで確認してくれます。

4-5. 遺品の供養

供養

業者には、仏壇・ご位牌・神棚・人形などの遺品を供養するサービスがあります。遺品供養とは、お寺や神社で僧侶や神主にお経や祝詞を唱えてもらい、遺品に宿っている魂を抜いてから処分してもらうことです。 感謝を込めて遺品を供養することで、故人をしのびます。

4-6. 遺品の買取

業者のなかには、回収した遺品を売買できる「古物商許可」をもつ業者であればキャッシュバックすることができるでしょう。業者が整理から処分、買取りまでを一貫で行ってくれると、貴重品を捨てることがなくなているところもあります。骨董品や美術品など、価値がつく貴重な品を捨ててしまうことなく、買取することによって費用をキャッシュバックになります。そのほか、状態のよい家電や家具、書籍なども買取りの対象です。家電や家具などは捨てるだけでも、リサイクル料金や粗大ゴミ手数料などが必要になります。処分費用がかからず買取りでお得に遺品整理ができるでしょう。

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5. 初期化したパソコンは【とらのこ】で売ろう

とらのこ

無事にデジタル遺品整理を終え、初期化が完了したパソコンの処分に迷ったら、出張買取を利用して買取に出してみませんか。

弊社とらのこは、全国規模で出張買取を承っております。

さらに「見積もり」「出張」「キャンセル」を全て無料で行っており、手数料は一切かかりません。

双方の都合があえば、ご連絡後の即日対応も行っているため、忙しい遺品整理期間中でもスムーズに対応してくれます。

買取対象商品は幅広く「こんなものでも売れるの?」といった遺品にも価値がつく場合も。絶対に残しておかなければならない遺品だけ整理しておけば、その他のものを全て売るチャンスになります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ

いかがでしたか。パソコンの遺品整理方法についてご紹介しました。他の遺品に比べて簡単に捨てることができないものではありますが、今後のトラブルを避けるためにも重要なステップです。自力で行うことが難しいと判断したら、躊躇なく遺品整理業者に相談してみましょう。

遺品の買取なら、とらのこ

とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。