遺品整理時に部屋のお祓いは必要か?お祓いする理由とその方法

故人の部屋をお祓いする必要はあるのかな?

よく事故物件という言葉を聞きますが、どういった場合にお祓いをするべきなのか分からないですよね。ここでは、遺品整理と部屋のお祓いについて説明していきます。

今回は、以下の内容でお送りします。

  • 遺品整理時で部屋のお祓いが必要な死因
  • 遺品整理後に部屋のお祓いをする理由
  • 部屋のお祓い方法
  • 遺品整理業者を利用する6つのメリット
  • 遺品整理で出た不用品は【とらのこ】

この記事では、遺品整理時に部屋のお祓いが必要な状況とお祓い方法について理解できます。それではさっそく見ていきましょう。

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1. 遺品整理時で部屋のお祓いが必要な2つの死因

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遺品整理を行う際に、部屋のお祓いが必要なのか気になりますよね。一般的には、お祓いは絶対に必要というわけではありません。故人が病気や事故などで亡くなった場合、お祓いをすることはないでしょう。しかし、これから説明する2つの死因の場合は、部屋のお祓いを推奨します。

  • 孤独死
  • 自殺・殺人・焼死

1-1. 孤独死

故人が孤独死した場合は、お祓いが必要になることがあります。遺族の希望で行うこともありますが、どちらかといえば大家さんや近所の方の要望で行うことが多いでしょう。なお、賃貸住宅での孤独死は、お祓い以上に原状回復が必要であり、遺体の発見が遅れた場合などは特殊清掃も必要になります。

1-2. 自殺・殺人・焼死

例外なケースですが、故人が自殺殺人、火災などで故人が亡くなった場合は、高確率でお祓いが必要になります。基本的に大家さんや近所の方からお祓いを求められるでしょう。故人が亡くなり、この世に未練をもっていると魂がさまよいやすくなります。生前に多くの時間を過ごしたであろう自宅や部屋には、そういった魂がとどまっていることが予測できるため、お祓いの必要があるかもしれません。

2. 遺品整理後に部屋のお祓いをする3つの理由

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そもそもなぜ部屋のお祓いをする必要があるのでしょうか。大きく分けて3つの理由があります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

  • 遺族の気持ちの整理のため
  • 近所・大家のため
  • 物件を売却・賃貸しやすくするため

2-1. 遺族の気持ちの整理のため

故人が亡くなった部屋をそのまま使うにしても、売却や賃貸として出すにしてもそのままの状態では平常でいられないという遺族も多くいるはずです。そういった遺族が気持ちの整理をつけるためにもお祓いは行われます。故人が生前大切に使っていた物や場所には故人の気が集まりやすくなるため、それを解消するためにもお祓いは最適でしょう。

2-2. 近所・大家のため

特に故人が孤独死してしまった部屋などは、だれでも不吉に感じることがあります。もし遺族の方がまったく気にしていなくても、家の近所の方や大家さんは気にする場合がほとんどでしょう。そのためにも遺族の方は部屋のお祓いを行うことをおすすめします。絶対にしなくてはいけないわけではありませんが、トラブルを避けるためにと思ってください。

2-3. 物件を売却・賃貸しやすくするため

故人が亡くなった部屋を新しく売却したり、賃貸にだしたりすることも考えられるでしょう。こういった場合は、死因が突然死や自殺であれば借り手や買い手に伝える必要があります。これは「告知義務」と呼ばれるものです。この告知を受けたときに、借り手や買い手は「供養が済んでいるか」を重要な確認ポイントにします。そのときにしっかりお祓いをしておけば、売却でも賃貸でも交渉が有利になるでしょう。

3. 3つの部屋のお祓い方法

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部屋のお祓いを行う必要があると分かれば、お祓い方法を知りたいですよね。全部で3つの方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、状況に合わせて選択してください。

  • 遺品整理業者
  • 神社

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3-1. 遺品整理業者

遺品整理を業者に依頼する場合は、そのままお祓いも一緒に頼むことができます。業者に頼むことによって2つのメリットが考えられるでしょう。まずはお祓いの手続きをする手間が省けることです。遺品整理業者は遺品の整理だけでなく、遺品の買取や相続手続きの代行などとあらゆる作業を行ってくれます。そのうちのひとつとして、必要に応じて部屋のお祓いを行ってくれる業者もあるのです。また、そういった遺品整理業者のお祓いはサービスとしてくれることが多いため、安い費用で行うことができます。また、安くお祓いをできる寺や神社を知っているので、安い料金でサービスを提供できるのです。

3-2. 神社

自らで遺品整理を行った場合、わざわざ部屋のお祓いだけを遺品整理業者に頼むのは面倒ですよね。そもそもお祓いは神道の儀式なので、お寺よりは神社が断然多くなります。ほとんどの神社はお祓いの儀式を行うことができるでしょう。ただ、費用やいつ来てくれるかは神社によって大きく変わります。普段から神社によく行き、つながりが深い場合でなければ、神社でのお祓いの手続きは難しいともいえます。

3-3. 寺

仏教ではお祓いという言葉はなく「加持祈祷・厄除け」などの言葉が使われます。本来の厄除けは「あらゆる災難を避ける」ための儀式なので、遺品整理後のお部屋を清める際にも行われます。それぞれのご家庭での宗派によって判断するのが吉です。

4. 遺品整理業者を利用する6つのメリット

これだけ費用がかかる遺品整理業者ですが、もちろん利用するメリットはあります。メリットを考え、費用が見合っていれば業者の利用は間違いなくおすすめです。それでは、業者のメリットを6つ見ていきましょう。

  • 時間の節約
  • 遺品に関する知識がある
  • 体と心の負担を削減
  • 遺品の捜索
  • 遺品の供養
  • 遺品の買取

4-1. 時間の節約

4つのタイミング

「タイム・イズ・マネー(時間はお金)」というように料金を払うことによって、時間をセーブすることができます。遺品整理は、葬式や四十九日の忙しいなかで行われることが多いです。時間に余裕がほとんどないため、業者を利用する人がいます。また、故人の家が賃貸物件であった場合は、早めに遺品整理を済ませて退去手続きを行う必要があります。

4-2. 遺品に関する知識がある

本・メガネ

依頼する業者によっては、専門的な分野についての相談にも乗ってもらうことができます。たとえば、デジタル遺品整理・相続手続きの流れ・空き家対策などが挙げられます。失敗のない遺品整理のために、業者を利用するといいでしょう。

4-3. 体と心の負担を削減

遺品整理を行うには、それなりの体力精神力が必要になってきます。一軒家丸ごとや、部屋数の多いマンションになると、プロの手でも3日ほどかかるでしょう。また、大型の家電や家具などを搬出する作業などがメインとなるので重労働となります。不用品を捨てるにあたり、自治体のゴミ処理施設などに持ち込む作業があります。不用品を運ぶトラックなどの準備も必要ですし、ゴミの分別や荷物の積み降ろしも自分たちでやらなければなりません。

また、遺品というものは故人が大切に使っていたものです。なかには故人との思い出がよみがえる品もでてくるでしょう。気持ち的にも時間的にも負担が大きくなります。業者を利用することによって、体と心をいたわることができるのです。

4-4. 遺品の捜索

見分け方

故人の遺品のなかには、相続する必要があるものも。しかし、必要な書類貴重品を見つけ出すことができない場合もあります。探してもどこにあるか分からないときに、業者を利用すると遺品の捜索を行ってもらえます。本やタンスの中を全て確認するのは大変な作業です。業者なら大切なものを見逃すことなくすみずみまで確認してくれます。

4-5. 遺品の供養

供養

業者には、仏壇・ご位牌・神棚・人形などの遺品を供養するサービスがあります。遺品供養とは、お寺や神社で僧侶や神主にお経や祝詞を唱えてもらい、遺品に宿っている魂を抜いてから処分してもらうことです。 感謝を込めて遺品を供養することで、故人をしのびます。

4-6. 遺品の買取

税金 計算

業者のなかには、回収した遺品を売買できる「古物商許可」をもっているところもあります。骨董品美術品など、価値がつく貴重な品を捨ててしまうことなく、買取することによって費用をキャッシュバックすることができるでしょう。業者が整理から処分、買取りまでを一貫で行ってくれると、貴重品を捨てることがなくなります。そのほか、状態のよい家電家具書籍なども買取りの対象です。家電や家具などは捨てるだけでも、リサイクル料金や粗大ゴミ手数料などが必要になります。処分費用がかからず買取りでお得に遺品整理ができるでしょう。

5. 遺品整理で出た不用品は【とらのこ】

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不用品を廃棄する前におすすめしたいのが、出張買取の利用です。遺品整理後に買取業者が訪問し、価値のつく遺品を買い取ってくれます。

とらのこでは、そんな出張買取に力を入れている買取業者です。

訪問」「査定」「キャンセル」など全てを無料で対応しており、お客様の負担は一切ありません。

不用な家具、家電、スポーツ用品など取扱いジャンルは豊富で、1点からの買取も承っております。お気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしたか。遺品整理を行う際に部屋のお祓いも必要かどうか、さらに必要な場合はどのような方法があるのかを説明しました。基本的にお祓いを行う必要はありませんが、故人の死因や遺族の宗派に合わせて判断してみてください。

遺品の買取なら、とらのこ

とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。