遺品整理士の資格の気になる難易度・合格率は?資格取得方法も解説
遺品整理士の資格って簡単に取れるのだろうか。
日本が高齢化社会を迎えているなかで、遺品整理にまつわる仕事の需給は年々高くなっています。そこで遺品整理士の仕事を検討している人も多いのではないでしょうか。そんな遺品整理士の資格を取る難易度や合格率について詳しくご紹介します。
今回は、以下の内容でお送りします。
- 遺品整理士の資格取得の難易度&合格率
- 遺品整理士とは
- 遺品整理士になるには
- 遺品整理士の試験内容
- 資格を取得した人の声
この記事を読めば、遺品整理士の資格取得の難易度や遺品整理士の仕事内容、将来性について理解できます。ぜひ最後までご覧ください。
1. 遺品整理士の資格取得の難易度&合格率
遺品整理士の資格の取得には試験を受ける必要があります。試験の合格率は65%程度で、人数にするとだいたい3人に2人が合格している計算です。この合格率を見る限り、比較的取得しやすい資格であるといえるでしょう。
2. 遺品整理士とは
社会の高齢化と核家族化によって需要が高まっているのが「遺品整理」です。遺族がおこなうのが一般的でしたが、現在ではプロの遺品整理士に任せることも急速に増えてきました。「遺品整理」では、亡くなった人の持ち物を整理し、部屋をきれいに清掃します。遺品のなかには、貴重品などの相続に関するものも多く、細かい部分までしっかりと確認しながらの作業が重要です。
2-2. 仕事内容
遺品整理士の主な仕事内容は、故人が使っていた部屋を片付けることです。遺品整理をすることが困難な遺族に代わり、整理業務を行います。代表的な仕事内容はこちらです。
- 必要品と不要品の仕分け
- 不用品の回収と適切な処理
- 家財の搬出
- 整理後の簡易清掃
2-3. 年収
遺品整理士の平均年収は約400~800万円程度です。つまり平均月収は約23~40万円程度になります。日本人の平均年収が348~613万円なので、遺品整理士になったら平均以上の給料が期待できると言えるでしょう。
2-4. 資格取得までにかかる時間と費用
遺品整理士の資格取得までにかかる時間は、約2カ月間の受講期間と約2か月間の合否通知の待機期間があります。なんと半年もかからずに資格の取得が完了できるのです。
費用は、受講料(入会金)25,000円と認定手続費用を含む2年間有効の会費が5,000円必要となり、合計30,000円の費用となります。
3. 遺品整理士の資格の取り方
遺品整理士になるにあたって、資格の取得は必須ではありません。しかし、所持していれば信頼度がアップします。遺品整理士は、一般社団法人・遺品整理士認定協会の認定資格です。法令に沿った廃棄物処理方法や、遺品の取り扱いや遺品整理に関係する法律について講義を受け、合格した人だけが取得できます。ここでは、資格の取り方を3つのステップに分けて説明します。
- 講座を受ける
- 課題レポートを提出する
- 認定証書の発行
3-1. 講座を受ける
遺品整理士認定協会へ電話、もしくはWEB上から、遺品整理士養成講座の申し込みをします。受講資格は特になく、誰にでも受講ができます。目安としては約2カ月の間、通信講座を受講するだけです。
申し込み手続きが完了すると、教本、資料集、問題集、DVDが届くので、受講を開始します。受講内容は、遺品に接する際の心構えについて、そして廃棄物を処理するための法律についてなどです。受講期間を延長したい場合は、遺品整理士認定協会へ連絡をしてみましょう。無料で受講期間を延長してくれます。
3-2. 課題レポートを提出する
講座の受講を終えたら、問題集に沿って遺品整理士認定協会へ課題レポートを提出します。レポートは郵送、もしくはWEB上で提出ができます。合否を決定づけるレポートです。提出が完了したら、合否通知を待ちます。合否通知が出るまで約2カ月ほどかかりますので、気長に待ちましょう。
3-3. 認定証書の発行
合否通知が届きます。晴れて合格していたら、指示に従いながら、認定手続きを行ってください。その後に認定証書が発行されます。晴れて遺品整理士の資格取得完了です。
4. 気になる試験内容は?
試験内容は「遺品整理とは何か」から始まって、以下のような内容になっています。
- 「専門家が今必要とされる理由は」
- 「取り巻いている、様々な社会問題」
- 「実務を行っていく上で必要なこととは」
- 「行われている実際の業務とは」
- 「作業を行ううえでの留意点」
- 「法規制とのかかわりについて」
- 「事例研究について」
「遺品整理士認定協会」は遺品整理の業者が増えてきたことで問題視されるようになってきました。お客様と業者のトラブルを解消するために「遺品整理士」の資格制度を設けました。
5. 遺品整理士の資格は必要?生の声を参照
遺品整理士の資格を実際に持っている人に資格を所持したことによって変わったことなどを聞いてみました。
・遺品整理業者に就職する際の面接官の対応が全然違います。今までずっとアルバイトでしか雇ってもらえませんでしたが、社員として機用してもらえることになりました。ー女性・10代
・今までいくつかの遺品整理業者で仕事をしてきましたが、これまで資格の有無は聞かれてきませんでした。しかし、自分で勉強がしたいと思ったので一応資格は持っています。ー男性・30代
・少し注文の多いお客さまで、絶対に資格を所持している遺品整理士がいいとお願いされたことがあります。そういった方もいるため、簡単に安く資格もとれるし、従業員にも取得を推奨するようにしています。ー男性・50代
まとめ
いかがでしたか。遺品整理士の資格取得の難易度から、取得方法までを一気にご紹介しました。興味をもてば、とても簡単に取得できる資格なので、ぜひみなさんも受講してみてください。
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