ザ・ノンフィクションで取り上げられた遺品整理人ってどんな仕事?

『ザ・ノンフィクション』を見て孤独死と遺品整理人について興味を持ったけど、実際どんな仕事なの?
近年注目されている遺品整理人の仕事ですが、詳しい仕事内容は分からないといった方も多いですよね。
そんな方のために、遺品整理人がどういった職業なのかをはじめ、遺品整理業者を利用するメリットなども一緒にご紹介します。
今回は、以下の内容でお送りします。
- 『ザ・ノンフィクション』2020年6月21日の回
- 遺品整理人について
- 遺品整理業者を利用するメリット
- 遺品の買取は【とらのこ】
この記事を読めば、遺品整理についてより詳しく知ることができます。
それではさっそく見ていきましょう。
1. ザ・ノンフィクションで放送!遺品整理人について
2020年6月21日に放送されたフジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』では、遺品整理人の小島美羽さんに密着。
「孤独死は誰にでも起こりうる」と訴え、その独特な活動で注目を集める27歳の女性です。
小島さんが遺品整理人を志したきっかけは、17歳で父と死別したこと。
「何もしてあげられなかった」という後悔の念から、自分と同じ境遇にある遺族を救いたいと思ったそうです。
そして2014年、東京・板橋にある遺品整理会社に入社、社長の増田裕次さんと二人三脚で日々、孤独死の現場と向き合っています。
近年増加している孤独死とそれにともなって需要が高まる遺品整理人。
まだまだ世間の理解が足りない仕事ですが、果たしてどんな仕事なのか見ていきましょう。
2. 遺品整理人とは?仕事内容から年収まで
社会の高齢化と核家族化によって需要が高まっているのが「遺品整理」です。遺族がおこなうのが一般的でしたが、現在ではプロの遺品整理士に任せることも急速に増えてきました。「遺品整理」では、亡くなった人の持ち物を整理し、部屋をきれいに清掃します。遺品のなかには、貴重品などの相続に関するものも多く、細かい部分までしっかりと確認しながらの作業が重要です。
- 仕事内容
- 資格と取得方法
- 年収
- 将来性
2-1. 仕事内容
遺品整理士の主な仕事内容は、故人が使っていた部屋を片付けることです。遺品整理をすることが困難な遺族に代わり、整理業務を行います。代表的な仕事内容はこちらです。
- 必要品と不要品の仕分け
- 不用品の回収と適切な処理
- 家財の搬出
- 整理後の簡易清掃
2-2. 資格と取得方法
遺品整理士になるにあたって、資格の取得は必須ではありません。しかし、所持していれば信頼度がアップします。遺品整理士は、一般社団法人・遺品整理士認定協会の認定資格です。法令に沿った廃棄物処理方法や、遺品の取り扱いや遺品整理に関係する法律について講義を受け、合格した人だけが取得できます。ここでは、資格の取り方を3つのステップに分けて説明します。
・講座を受ける
遺品整理士認定協会へ電話、もしくはWEB上から、遺品整理士養成講座の申し込みをします。受講資格は特になく、誰にでも受講ができます。目安としては約2カ月の間、通信講座を受講するだけです。
申し込み手続きが完了すると、教本、資料集、問題集、DVDが届くので、受講を開始します。受講内容は、遺品に接する際の心構えについて、そして廃棄物を処理するための法律についてなどです。受講期間を延長したい場合は、遺品整理士認定協会へ連絡をしてみましょう。無料で受講期間を延長してくれます。
・課題レポートを提出する
講座の受講を終えたら、問題集に沿って遺品整理士認定協会へ課題レポートを提出します。レポートは郵送、もしくはWEB上で提出ができます。合否を決定づけるレポートです。提出が完了したら、合否通知を待ちます。合否通知が出るまで約2カ月ほどかかりますので、気長に待ちましょう。
・認定証書の発行
合否通知が届きます。晴れて合格していたら、指示に従いながら、認定手続きを行ってください。その後に認定証書が発行されます。晴れて遺品整理士の資格取得完了です。
2-3. 年収
遺品整理士の平均年収は約400~800万円程度です。つまり平均月収は約23~40万円程度になります。日本人の平均年収が348~613万円なので、遺品整理士になったら平均以上の給料が期待できると言えるでしょう。
2-4. 将来性
平均以上の給料が見込める遺品整理士は、社会の高齢化や核家族化が進む現代において、今後ますます需要が高まる可能性が高い職業だと言われています。
遺品整理に清掃・運搬・リサイクルは必須ですので、清掃会社、運搬会社、リサイクル業者なども事業拡大の副業として注目しています。「遺品整理士」の資格があることで、遺品整理の業界全体の健全化が図られ、将来的にも発展していくと予想されます。
3. 遺品整理業者を利用する6つのメリット
費用がかかる遺品整理業者ですが、利用するメリットはたくさんあります。メリットを考え、費用が見合っていれば業者の利用は間違いなくおすすめです。それでは、業者のメリットを6つ見ていきましょう。
- 時間の節約
- 遺品に関する知識がある
- 体と心の負担を削減
- 遺品の捜索
- 遺品の供養
- 遺品の買取
3-1. 時間の節約
「タイム・イズ・マネー(時間はお金)」というように料金を払うことによって、時間をセーブすることができます。遺品整理は、葬式や四十九日の忙しいなかで行われることが多いです。時間に余裕がほとんどないため、業者を利用する人がいます。また、故人の家が賃貸物件であった場合は、早めに遺品整理を済ませて退去手続きを行う必要があります。
3-2. 遺品に関する知識がある
依頼する業者によっては、専門的な分野についての相談にも乗ってもらうことができます。たとえば、デジタル遺品整理・相続手続きの流れ・空き家対策などが挙げられます。失敗のない遺品整理のために、業者を利用するといいでしょう。
3-3. 体と心の負担を削減
遺品整理を行うには、それなりの体力と精神力が必要になってきます。一軒家丸ごとや、部屋数の多いマンションになると、プロの手でも3日ほどかかるでしょう。また、大型の家電や家具などを搬出する作業などがメインとなるので重労働となります。不用品を捨てるにあたり、自治体のゴミ処理施設などに持ち込む作業があります。不用品を運ぶトラックなどの準備も必要ですし、ゴミの分別や荷物の積み降ろしも自分たちでやらなければなりません。また、遺品というものは故人が大切に使っていたものです。なかには故人との思い出がよみがえる品もでてくるでしょう。気持ち的にも時間的にも負担が大きくなります。業者を利用することによって、体と心をいたわることができるのです。
3-4. 遺品の捜索
故人の遺品のなかには、相続する必要があるものも。しかし、必要な書類や貴重品を見つけ出すことができない場合もあります。探してもどこにあるか分からないときに、業者を利用すると遺品の捜索を行ってもらえます。本やタンスの中を全て確認するのは大変な作業です。業者なら大切なものを見逃すことなくすみずみまで確認してくれます。
3-5. 遺品の供養
業者には、仏壇・ご位牌・神棚・人形などの遺品を供養するサービスがあります。遺品供養とは、お寺や神社で僧侶や神主にお経や祝詞を唱えてもらい、遺品に宿っている魂を抜いてから処分してもらうことです。 感謝を込めて遺品を供養することで、故人をしのびます。
3-6. 遺品の買取
業者のなかには、回収した遺品を売買できる「古物商許可」をもっバックすることができるでしょう。業者が整理から処分、買取りまでを一貫で行ってくれると、貴重品を捨てることがなくなているところもあります。骨董品や美術品など、価値がつく貴重な品を捨ててしまうことなく、買取することによって費用をキャッシュバックになります。そのほか、状態のよい家電や家具、書籍なども買取りの対象です。家電や家具などは捨てるだけでも、リサイクル料金や粗大ゴミ手数料などが必要になります。処分費用がかからず買取りでお得に遺品整理ができるでしょう。
4. 遺品の買取は【とらのこ】
まとめ
いかがでしたか。
以下の内容でお送りしました。
- 『ザ・ノンフィクション』2020年6月21日の回
- 遺品整理人について
- 遺品整理業者を利用するメリット
- 遺品の買取は【とらのこ】
今後もますます孤独死が目立っていくなか、遺品整理人の仕事はとても重要となっていきます。
遺品整理をしなければいけない時がいつ来るかは分かりませんが、明日訪れることも考えられるでしょう。
今のうちから遺品整理の正しい知識を身につけることも重要です。
遺品の買取なら、とらのこ
とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。
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