安心安全な遺品整理業者は絶対知っている廃棄物処理法について解説

遺品整理業者が守らなければいけない法律ってなんだろう。

お客様の家に行き、遺品を回収・買取・廃棄を行う仕事と聞くと、誰にでもできるような作業だと思いますよね。しかし、遺品整理業者として会社を立ち上げる場合は、守らなくてはいけないルールがいくつか存在します。

今回は、以下の内容でお送りします。

  • 遺品整理業者が守らなければならない法律
  • 悪徳な遺品整理業者の特徴
  • 遺品整理関連の逮捕事例
  • 遺品整理業者選びのポイント
  • 遺品整理の不用品を売るならとのこ

この記事を読めば、廃棄物処理法を含めた遺品整理業者が守るべき法律や、悪徳な整理業者の特徴とその避け方を理解していただけます。最後までご覧ください。

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1. 遺品整理業者が守らなければならない2つの法律

本・メガネ

すべての良質な遺品整理業者が守っている2つの法律があります。それらに反しながら業務を続けていると立派な違反行為となるため、注意が必要です。遺品整理業者の業務内容にもよりますが、だいたいの業者がとっている許可を詳しく見ていきます。

  • 廃棄物処理法
  • 古物商

1-1. 廃棄物処理法

廃棄物処理法は、遺品整理で出た不用品を収集する際に必要な資格です。この資格は各市町村に必要な書類や手数料を提出して申請を行いますが、市町村から委託を受けていない事業者が新規で取得することは難しいです。そのため、資格を持つ別の事業者に収集・運搬を委託するなどして営業を行うといでしょう。

1-2. 古物商

古物商とは、古物を売買したり交換したりするときの業者のことをいいます。不用品を回収し、リユース・リサイクル可能なものとして回収を行うには、古物商許可が必要です。遺品の中にリサイクルできるものがあり、買い取って販売する場合に必要です。遺品の回収・廃棄だけでなく買取も行っている業者はこちらの許可をもっています。

2. 悪徳な遺品整理業者の4つの特徴

上記で説明した許可などを得ていない遺品整理業者は違法業者と見なされます。このような違法業者は、高額の請求を求めたり、遺品を盗んだりと直接被害に合う可能性があるため、絶対に選ばないことが重要です。遺品業者を選ぶ際に注意してみてほしい特徴は、全部で4つあります。ぜひ参考にしてみて下さい。

  • 必要な許可がない
  • 料金が安い
  • ホームページ等に情報がない
  • 訪問なしで見積もりを出す

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2-1. 必要な許可がない

遺品整理は様々な作業が伴いますが、自治体や国による許可が必要な場合があります。例えば、遺品の買取には「古物商許可」が必要です。また、不用品の運搬処理には「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。資格のない業者に遺品を渡してしまうと、悪用されてしまったり乱雑に扱われてしまったりする可能性が高いといえます。必ず許可を得ているかどうかかならず確認するようにしましょう。

2-2. 訪問なしで見積もりを出す

遺品整理を業者にお願いするうえで確実にやらなければならないのは、現場に訪問してもらっての見積もりです。物量やその種類部屋の大きさなど様々な要因で料金は上下します。そのため、現場での見積もりはとても大事なのです。しかし、その見積もりを実施せず、電話やメールで簡単に状況を確認しただけで見積もりを出してくれる業者もなかにはいます。一見、時間や手間が省けていいと思うかもしれませんが、現場を確認しないで出た見積もりは当てになりません。追加での高額請求をされる可能性があるので、注意が必要です。

2-3. 料金が安い

遺品整理業者を比較するうえで一番よく見る基準は、費用料金になるでしょう。複数比較して、1番安い業者にお願いしたいと思うのは、当たり前のことですよね。しかし、他の業者に比べて著しく安い場合、なにか裏があるかもしれないと疑うべきです。見積もりのときに安い価格を提示し、後に理由をつけて多額の追加請求をするといった事例が多くあります。

2-4. ホームページ等に情報がない

インターネットで業者を検索することも多いでしょう。その時、業者の情報がサイトになかったり、あまり詳しく載っていなかったりすることもあるかもしれません。多くの実績・事例を持っている業者さんはだいたい公式のホームページを持っていて、スタッフ紹介事例紹介など、適切な情報をわかりやすく載せてくれています。依頼したいと思う業者があったら、検索してみてホームページなどを確認してみるといいでしょう。

3. 遺品整理関連の逮捕事例3選

がいコツ

ここでは遺品整理にまつわる3つの事件を見ていきましょう。これらの事件から悪徳な業者が実際に違法行為で逮捕されているのかお分かりいただけます。だれにでも起こりうる事件となっています。似たようなシチュエーションがありましたら、本当に良い業者であるか調べるようにしてください。

  • ゴミの不法投棄
  • 遺品整理品の盗難
  • 無許可で遺品整理

3-1. ゴミの不法投棄

遺品整理などのサービスを展開していた不用品回収会社の経営者とその従業員2人は、引越後に残ったゴミなどの回収を大家に依頼され、計90キロのゴミの処分を26万円で無許可で請け、マンションのゴミ収集所に捨てました。処理費用を浮かすためと、会社倉庫が一杯になったためにこういった行為に陥ったといいます。

3-2. 遺品整理品の盗難

遺品の整理を請け負った空き家で見つけた現金約738万円を盗んだとして、窃盗の疑いで会社員の2人を逮捕したという事件です。この2人は遺品や廃棄物の処分を代行する会社で働いており、当時、共に作業をしていた同僚の隙をみて盗んだと供述しています。男性が会社に整理を依頼した時は、空き家に現金があることは知りませんでした。しかし、残された通帳の残額から、亡くなった家族が生存時に下ろした現金が家にあるはずだと不審に思ったことなどをきっかけに、警察が捜査。両容疑者の犯行が発覚しました。

3-3. 無許可で遺品整理

自治体の許可を受けずに廃棄物を回収したとして、遺品整理会社の社長が逮捕された事件です。クーリングオフについて記載がない違法な契約書や、ひとり暮らしの70代の女性から高額な請求があったと警察に相談があり、事件が発覚しました。消費者センターにはおよそ100件ほどの相談がよせられています。

3. 遺品整理業者選びの3つポイント

傷の状態 影響

悪徳な遺品整理業者がどういった行為をしているのかお分かりいただけたと思います。ここでは、そういった業者を選ばないための3つのポイントを説明していきます。参考にしてできるだけ良い業者を選ぶように努めましょう。

  • 複数の業者に見積もりを依頼する
  • 対応は丁寧か
  • 安さで決めない

3-1. 複数の業者に見積もりを依頼する

複数の遺品整理業者に見積もりを出してもらえば、比較して業者を選ぶことができます。業者によって作業内容や料金が大きく変わるため、自分の条件に合ったプランを見つけることができるでしょう。無料で見積もりを行っている業者がほとんどです。ホームページ等で見つけた遺品整理業者に問い合わせるだけで見積もりを依頼できます。

3-2. 対応は丁寧か

故人の大切な遺品を取り扱います。トラブルや失敗を避けるためにも、業者側の対応が丁寧であるかがスムーズに遺品整理を行う大事なポイントとなります。電話対応や見積もりの際に、スタッフの言葉遣いや説明が丁寧かどうか、ホームページと説明で違う点がないかを判断基準にしましょう。実際に見積もりを見て、質問や説明を求めても快く応じてくれる業者はより安心して依頼することができます。

3-3. 安さで決めない

遺品整理業者は安いからといった理由だけで選ぶことは控えましょう。悪徳業者の特徴であった「料金が安い」と同様に、見積もりのときに安い料金を提示し、後に理由をつけて多額の追加請求をするといった事例が多くあります。また、安い見積もりを提示されても、必要な作業内容がプランに組み込まれていなかったり、オプションで追加料金がかかる場合も考えられます。サービスと料金を同時に確認しながら業者を決めるのがポイントとなります。

4. 遺品整理で出た不用品を売るなら【とらのこ】

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とらのこは、全国規模で出張買取を承っております。さらに「見積もり」「出張」「キャンセル」を全て無料で行っており、手数料は一切かかりません。

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買取対象商品は幅広く「こんなものでも売れるの?」といった遺品にも価値がつく場合があります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

いかがでしたか。遺品整理業者が守らなくてはいけない「廃棄物処理法」や「古物商」の説明とともに、それらを違反している悪徳業者の特徴などについて説明しました。業者選びに失敗するとさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。できるだけスムーズに遺品整理を済ませるためにも、良質な業者に依頼することが何よりも重要です。

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