遺品整理の手順を4ステップで解説!業者を利用するメリットとコツ

遺品整理はなにからはじめればいいの?

初めて行う方にとっては分からないことだらけの遺品整理ですが、案外そう難しいものではありません。簡単に説明すると故人の大掃除になります。しかし、全てを処分すればいいわけではないのです。遺品のなかには残しておくべきものも沢山あります。

今回は、以下の内容でお送りします。

  • 遺品整理の手順
  • 遺品整理を行う方法
  • 遺品整理業者を利用するメリット
  • 遺品整理の費用相場
  • 遺品整理業者を安く利用するコツ
  • 不用品の買取は【とらのこ】

この記事を読めば、遺品整理の手順をはじめ、残しておくべき遺品や、遺品整理業者を安く利用するコツを知ることができます。最後までご覧ください。

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1. 簡単4ステップ!遺品整理の手順

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簡単に捨てることができなかったり、全く捨てることができないものもあると思います。急いで整理する必要があるからといって、全部廃棄してしまっては手遅れになることもあるでしょう。そこで代表的な遺品整理の方法を4つのステップで見ていきます。状況によって正しい遺品整理の手順や方法は異なりますが、あくまでひとつの代表的な流れです。ぜひ参考にしつつ、自分に合った流れを見つけてみてください。

  • スケジュールを決める
  • 分類する
  • 分類したものを処分する
  • 残した遺品の分配をする

1-1. スケジュールを決める

まずはスケジュールを立てましょう。いつまでに遺品整理を終わらせる必要があるのか、いつ作業ができるのかを考えるとスムーズに遺品整理を行うことができます。可能であれば、他の親族と話し合って作業を分担したり、遺品整理業者を利用する場合は手配をしたりと色々工夫ができます。しっかりと予定を立てるところから始めることがおすすめです。

1-2. 分類する

遺品は大きく分けて「残すもの」と「捨てるもの」の2つに分類できます。故人が生前に大切にしていた品思い出の品などの形見になるもの、大事な書類貴重品を残しておくことが何よりも重要です。また、貴金属美術品など資産価値のある貴重品なども相続品として形見分けの対象にもなるため、慎重に分類する必要があります。

書類や貴重品リスト

通帳

クレジットカード、キャッシュカード

印鑑

身分証明書(パスポートなど)

健康保険証

契約書類

この他にも残しておいたほうがいいものは、リサイクルとして中古販売できる品です。再利用できるものは、買取業者や不用品回収業者に依頼したり、フリマアプリなどを利用したりして買い取ってもらいましょう。

リサイクル品リスト

大型の家電

小型家電

家具

衣服

金属類

1-3. 捨てるものを処分する

残すものが判断できたら、それ以外は廃棄します。燃えるゴミや燃えないゴミは、自治体で決められた集積所へ持ち込んで処分します。自治体によって廃棄方法が異なることがあるため、廃棄する地域の自治体に確認しておきましょう。捨てるものの量によっては、買取業者や不用品回収業者に依頼することもひとつの手です。状況に応じて判断してください。

1-4. 残した遺品の分配をする

資産価値のある相続品は、平等に分配します。高価な宝石や芸術品、美術品などは、買取を行ったうえで分配ができます。また、価値の有無に関わらず、故人の想い出がある遺品は形見分けします。

形見品リスト

身に着けていたアクセサリー

衣類趣味のコレクション

時計

書籍

これらは親族で分配することが一般的です。高価な遺品は、贈与税の対象になる場合があります。形見分けの相手の負担にならない遺品を選ぶようにしましょう。

2. 遺品整理を行う2つの方法

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もともと遺品整理は、故人の遺族が行うことが一般的でした。しかし、日本の社会高齢化や核家族が増えた影響により、遺品整理業者の需要が高くなっているのが現実です。自分たちで遺品整理を行う場合と、遺品整理業者に依頼する場合のメリット・デメリットや、それぞれの注意点などを説明します。

  • 自力で行う
  • 業者に依頼する

2-1. 自力で行う

遺品整理は、精神的にも体力的にも負担が大きい作業となります。費用は抑えられますが、ゴミの廃棄に必要なトラックを借りたり、処分費用などを自らで手配する必要があったりと手間がかかります。

しかし、故人との思い出を振り返りながら作業を進めることができるなど、ゆっくりと自分たちの手で整理することができます。

2-2. 業者に依頼する

故人が遠方に住んでいたり、体が不自由だったりと自力で遺品整理を行えない場合は、業者に依頼をしましょう。プロが遺品整理を行うことによって、時間を節約できたり、遺品を見つけ出してくれたりします。また、分別後のゴミの廃棄などもまとめて行ってくれるので、とても便利です。

ただし、それなりのコストがかかることを覚えておきましょう。だいたい1Rの部屋で3万円から、一軒家だと20~70万円ほどの費用がかかります。また、最近では悪徳な業者も増えており、トラブルも多く見られています。

3. 遺品整理業者を利用する6つのメリット

多額な費用がかかる遺品整理業者ですが、もちろん利用するメリットはあります。メリットを考え、費用が見合っていれば業者の利用は間違いなくおすすめです。ここでは、遺品整理業者を利用する6つのメリットを見ていきましょう。

  • 時間の節約
  • 遺品に関する知識がある
  • 体と心の負担を削減
  • 遺品の捜索
  • 遺品の供養
  • 遺品の買取

3-1. 時間の節約

4つのタイミング

「タイム・イズ・マネー(時間はお金)」というように料金を払うことによって、時間をセーブすることができます。遺品整理は、葬式や四十九日の忙しいなかで行われることが多いです。時間に余裕がほとんどないため、業者を利用する人がいます。また、故人の家が賃貸物件であった場合は、早めに遺品整理を済ませて退去手続きを行う必要があります。

3-2. 遺品に関する知識がある

依頼する業者によっては、専門的な分野についての相談にも乗ってもらうことができます。たとえば、デジタル遺品整理・相続手続きの流れ・空き家対策などが挙げられます。失敗のない遺品整理のために、業者を利用するといいでしょう。

3-3. 体と心の負担を削減

遺品整理を行うには、それなりの体力精神力が必要になってきます。一軒家丸ごとや、部屋数の多いマンションになると、プロの手でも3日ほどかかるでしょう。また、大型の家電や家具などを搬出する作業などがメインとなるので重労働となります。不用品を捨てるにあたり、自治体のゴミ処理施設などに持ち込む作業があります。不用品を運ぶトラックなどの準備も必要ですし、ゴミの分別や荷物の積み降ろしも自分たちでやらなければなりません。また、遺品というものは故人が大切に使っていたものです。なかには故人との思い出がよみがえる品もでてくるでしょう。気持ち的にも時間的にも負担が大きくなります。業者を利用することによって、体と心をいたわることができるのです。

3-4. 遺品の捜索

見分け方

故人の遺品のなかには、相続する必要があるものも。しかし、必要な書類貴重品を見つけ出すことができない場合もあります。探してもどこにあるか分からないときに、業者を利用すると遺品の捜索を行ってもらえます。本やタンスの中を全て確認するのは大変な作業です。業者なら大切なものを見逃すことなくすみずみまで確認してくれます。

3-5. 遺品の供養

業者には、仏壇・ご位牌・神棚・人形などの遺品を供養するサービスがあります。遺品供養とは、お寺や神社で僧侶や神主にお経や祝詞を唱えてもらい、遺品に宿っている魂を抜いてから処分してもらうことです。 感謝を込めて遺品を供養することで、故人をしのびます。

3-6. 遺品の買取

高く売る コツ

業者のなかには、回収した遺品を売買できる「古物商許可」をもっているところもあります。骨董品や美術品など、価値がつく貴重な品を捨ててしまうことなく、買取することによって費用をキャッシュバックすることができるでしょう。業者が整理から処分、買取りまでを一貫で行ってくれると、貴重品を捨てることがなくなります。そのほか、状態のよい家電家具書籍なども買取りの対象です。家電や家具などは捨てるだけでも、リサイクル料金や粗大ゴミ手数料などが必要になります。処分費用がかからず買取りでお得に遺品整理ができるでしょう。

4. 遺品整理費用の相場

遺品整理を業者を利用した場合の費用相場を見ていきます。遺品整理は業者に頼らずに自分たちで行うことも可能ですが、廃棄する遺品が多い場合は、トラックの借料や廃棄の料金などがかかります。また、大きな家具や家電を運び出す必要があるため、遺品整理は大変重労働になるでしょう。そこで、遺品の整理から分別、処理までを行う業者が数多く存在します。

遺品整理業者に依頼した場合の費用相場がこちらです。間取りや遺品の量、作業時間によっても異なるため一概には言えません。間取りごとの価格を参考にして大体の相場の目安にしましょう。

間取り 費用相場
1R 30,000~円
1DK 40,000~100,000円
2DK 80,000~150,000円
2LDK 120,000~200,000円
3DK 190,000~220,000円
3LDK 220,000~250,000円
4DK 280,000~300,000円
4LDK 300,000~円

基本的に作業する部屋の広さ部屋数に比例して料金が高くなります。部屋が広くなればなるほど、作業時間が増えて人員も多く必要になるため、料金は高額になります。

5. 遺品整理業者を安く利用する2つのコツ

金 税金

遺品整理業者を利用するとなれば、それなりの費用がかかってきます。それでも、少しでも安く遺品整理を行うコツがいくつかあるのです。時間に余裕のある方は、ぜひこれから紹介する2つのコツを参考にしてみてください。

  • 事前に整理する
  • 売却できそうなものは買取に出す

5-1. 事前に整理する

遺品買取業者を利用した場合、遺品整理に特化したプロが整理をしてくれるため、そのサービスに対して払う金額が必要です。しかし、業者を利用せずに自らの手で遺品整理を行うことはもちろん可能になります。時間と体力がある方は、ぜひ事前に整理しておきましょう。整理が全て終わっていない状態で整理業者を利用しても、作業時間数が減る可能性があるため、費用を抑えることができます。

5-2. 売却できそうなものは買取に出す

遺品整理ってとても時間がかかりますよね。大切な書類や貴重品だけを保管し、それ以外はいっそのこと全て捨ててしまいたい。と言いたいところですが、全て廃棄してしまう前に売って再利用できそうなものを分別しましょう。そして遺品の買取を行っている業者に訪問依頼をすれば、手軽に売却することが可能になります。多くの買取業者は、「出張」「査定」「キャンセル」などの費用が一切かからず、無料で利用できます。即日対応ができる業者もあるため、時間がない方にもおすすめです。

6. 不用品の買取は【とらのこ】

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不用品を廃棄する前におすすめしたいのが、出張買取の利用です。遺品整理後に買取業者が訪問し、価値のつく遺品を買い取ってくれます。

弊社とらのこは、そんな出張買取に力を入れている買取業者です。

訪問」「査定」「キャンセル」など全てを無料で対応しており、お客様の負担は一切ありません。

不用な家具、家電、スポーツ用品など取扱いジャンルは豊富で、1点からの買取も承っております。お気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしたか。遺品整理の手順を簡潔に説明しました。自らの手で行うことも十分可能ですが、状況に合わせて遺品整理業者の依頼が必要か判断してください。そして再利用が可能な不用品は、便利な出張買取業者をご利用ください。家から出ることなく、遺品整理費用を浮かせることができます。

遺品の買取なら、とらのこ

とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。