遺品整理でにおいが気になるのでとお悩みの方!臭いの除去方法解説

かけがえのない人を弔い、悲しみを乗り越えたあとにやってくる遺品整理。

そして、目の前に広がるのは持ち主を亡くした遺品の数々。さて、と覚悟を決めてひとつひとつ大切に遺品整理を始めないとと思ったその矢先に、さっそく立ちはだかる大きなトラブルが…そう、臭いのトラブルです。

世の中には残念ながら、誰にも亡くなる瞬間を看取られずに1人で旅立ってしまった故人もいます。さらに、故人の発見が遅れてしまうと、住まいは酷い有様になってしまうという事は想像に難くありません。せっかく故人が大切にしていた上質な品物なのに、臭いが取れなくてもらっても使えない、遺品整理業者に買取をしてもらいたいけれど、こんな臭い品物では買い取ってもらえないのでは?など悪臭にまつわるトラブルも様々。

せっかくの大切な遺品です。もちろん回避できるトラブルは解消するにこしたことがありません。

今回はにおいの強い遺品があったとき、どうしたらいいの?どう解消したらいいの?という悪臭トラブルについて調べてみました。

  • 遺品整理で気になる悪臭!においの取り方
  • そのままにしないで!においによるトラブル5選
  • 特殊清掃!遺品整理業者5選

以上3つの、においにまつわるお話です。

思い出の遺品を大切に丁寧に扱ってもらえるために、においのトラブルは極力取り去っていたいもの。どうぞ最後までご覧ください。

1:遺品整理で気になる悪臭!においの取り方

ずっと大切にしていた古い遺品から浮かぶ嫌な臭い。相続したいけれど、こんな嫌な臭いがついていてはもう使えない、嫌な臭いさえなければとってもいい品物なのに…なんて遺品がでてきたらどうしましょう。諦めて処分?嫌な臭いがついていても、大切な形見なので相続する?考え方は人それぞれですが、やはり嫌な臭いは取り除きたいもの。

しかし、孤独死の現場に発生する悪臭は簡単にはとれない、というのが定石です。

ここでは、気になる悪臭の取り方について述べていきます。

1-1:本当に必要な遺品以外は全て処分する

においは形が目に見えない分非常にやっかいで、部屋の中にある全てのものに付着します。そして消滅するまでに相当な時間を費やします。

そのため、本当に必要な品物だけ相続して譲りうけ、あとは全て処分することが一番判断のつきやすい手段です。

1-2:遺品整理業者が持つ、特殊な消臭剤を使う

遺品を片付け、普通の清掃をしてもあちこちに染み込んだ嫌なにおいは、そう簡単にとれるものではありません。遺品整理業者が持っている強力な消臭剤をつかってもらい、部屋に残る嫌な臭いを消してもらうのが、一番確実であり手っ取り早く行えます。

もちろん、そのための費用はかかりますが、嫌な臭いのなくなった遺品をまた大切に扱ってもらうための儀式として業者にまかせてみてはいかかでしょうか。

1-3:クロスやフローリングを張り替える

数々の品物を処分し、遺品整理業者が入って特殊な消臭剤を使っての清掃。そこまでしても、やっぱり取りきれない独特の悪臭が残っていたら…最後の手段として部屋のクロスや床材を全て張り替えるということがあります。あらゆる手段を使っても残る嫌な臭いを完全に消すためには物理的な除去が必要な場合も出てきます。

2:そのままにしないで!においによるトラブル5選

遺品整理の際に、ご近所を巻き込んでのトラブルになることもあります。

その一番の理由はやはり「臭い」にまつわるもの。

故人が孤独死だった場合や、発見までに時間を有した時はその理由が顕著になるようです。

ここでは臭いにまつわる遺品整理のトラブルをいくつかご紹介しましょう。

臭いのトラブルを放置してしまったが故に、数々の問題が発生してしまいます。

  • 害虫の発生
  • 体液や血液が下の階の部屋に流れてきた
  • 遺族に対し「窓が開けられない」「共用部分にも臭いが充満している」と詰め寄られる
  • においによる頭痛や吐き気など慢性的な体調不良になる人が続出する
  • 物件や汚れてしまった家具などの価値が下がった、と損害賠償を請求される

臭いや汚れなどの第一発見者は近隣住民によるものが圧倒的に多い、と言われています。

そのため、故人の発見が遅くならないように留意し、万が一発見が遅れてしまった場合は早急に対応をすることが求められます。

故人が亡くなって発見が早ければ臭いが発生することも、それにまつわるご近所トラブルに発展することもなく遺品整理ができるでしょう。

3:特殊清掃!遺品整理業者5選

万が一不幸なことに故人の発見が遅れてしまった場合、遺品整理はどうしたらよいのでしょうか。嫌な臭いが充満し、汚れている家の中に入って掃除をするのは、相当な覚悟が必要です。しかし、放っておけばご近所とのトラブルに発展してしまうし…

そんな時は特殊清掃を得意としている遺品整理業者に相談してみてはいかがでしょうか?

特殊清掃も生業としている遺品整理業者は、特別な消臭剤や洗剤を所有している上に、汚れた痕跡も臭いも残さず綺麗に掃除をした状態で遺品整理を行ってくれます。

ここでは、特殊清掃も行っている遺品整理業者を5社ご紹介しましょう。

3-1:一般社団法人 特殊物件再生協会

特殊清掃の消臭消臭技術には自信を持つ業者が数多く登録しています。確実な消臭技術で臭気を完全に除去。高い技術を求められ厳しい審査基準をクリアした全国150社以上の業者が全国をフォローします。現場で亡くなった故人を僧侶を伴った現場供養を行い、故人の安らかな旅立ちの手助けもおこなっています。

3-2:こころテラス 特殊清掃

豊富な経験とノウハウで、徹底的な原状回復を行っている特殊清掃の業者です。

警察からも足を踏み入れることを止められてしまうほどの凄惨な事件現場でも、特殊な薬剤や技術を駆使し、原状回復に努めます。貴重品も丁寧に管理保管を行い、不用品の買取も実施。廃棄物が減り廃棄代の節約も可能です。

3-3:M.Aクリーン

完全消臭のために必要な確かな技術と実績の向上を、日々追求し続けている業者です。どの物件もほぼ完全消臭を実践しており、臭いが残るクレームはゼロという結果を生み出しています。さらに、腐敗臭などが残るようなことがある場合、無料でのアフターフォローも完璧。家具の撤去や遺品整理、お焚き上げなど遺族と故人に心を込めた対応を行います。

3-4:特殊清掃ネクストライフ

専門的な知識と技術をもったスタッフが丁寧に対応。汚物から発生した害虫などからの二次感染を防ぎながら汚れと臭いを徹底的に除去します。特殊清掃の現場でも遺品整理や、無くしてしまった大切な遺品の捜索も同時に進行。専用の機材、特殊な洗剤、さらに経験と技術を持ち合わせ、遺族の相談に寄り添う業者です。

3-5:遺品整理・特殊清掃アジャスト

事故現場特殊清掃士と遺品整理士が常駐している業者です。壁紙や床に染み込んでしまった体液や血液の洗浄と、特殊な機械を使っての協力消臭で徹底的な原状回復を約束。さらに、畳や床材を剥がしてのリフォームも展開。遺族の不安や悲しみに寄り添った姿勢が人気を呼び、お客様満足度90%という高い評価を受けています。

まとめ

少子化や晩婚化など、日本の人口を取り巻く環境は変化を続けています。その変化が孤独死を招く傾向にあり、昨今では特殊清掃業者への依頼も増え続けているのが現状です。

自宅や病院で家族に看取られながら生涯を閉じるという、一昔前では当然だった見送りの仕方が、この先非常に恵まれていると捉えられる時代が来るかもしれません。

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