遺品整理で刀を発見!まずは銃砲刀剣類登録証を確認+刀の買取業者

遺品整理は家電や貴金属、有価証券や骨董品などの他に遺族でも知らなかった様々な物が出てくることがあります。

万が一遺品の中から刀が出てきたら、どうしますか?「刀って簡単に売れるの?」「銃刀法とか、どうなっているの?」突然の遺品に戸惑いが起こる可能性も。

普段、滅多に目に触れる機会のない特別な遺品。故人の思いがこもっている宝物かもしれません。しかし、遺族にとっては残念ながら「不用品」の場合もあります。持っていても必要ない、だけど故人が大切にしていた刀。一体どう扱うのが正解なのでしょう。

今回は持っていてもなかなか処分しづらい「刀」についてのお話です。

遺品整理で刀が出てきた!確認事項

  • 銃砲刀剣類登録証の有無
  • 登録証が無い!刀の対処方法
  • 高く売れる!刀の買取業者5選

以上3つの項目について調べてみました。

他の遺品と違うところは、刀を所有するためには登録証が必要だということ。

果たして故人はこの登録証も大切に保管してくれているでしょうか。登録証を紛失してしまった場合、遺品の刀はどうなってしまうのでしょう。きちんと理解していないと、思ってもいなかったトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。

想定外のトラブルに巻き込まれないためのお話です。

どうぞ、最後までご覧ください。

1:遺品整理で刀が出てきた!確認事項

遺品整理をしていて刀を発見!さて、どう扱いますか?買取に出す、不用品として処分する、相続する…扱い方には色々ありますが、その際に何よりも大切な確認事項があったのです。

1-1:銃砲刀剣類登録証の有無

遺品整理で刀を見つけたら、「砲弾刀剣類登録証」があるか否かを確認します。この登録証があると、一般人でも刀を美術品として所有したり買取に出すことが可能になります。また、美術館に寄贈しようと思った刀にも登録証が必要です。

登録証のない刀を所持していると銃刀法違反に抵触する恐れもあるため、早急な対処が求められます。遺品で見つかった刀と一緒に登録証が保管されているかしっかり調べましょう。

登録証が見つからなかった場合、あわてて警察署に持っていこうとするのは得策ではありません。登録証の有無でその後の動き方が変わってきます。

*銃砲刀剣類登録証とは…

  • 各都道府県の教育委員会が発行する紙媒体の書類です。
  • 日本刀の中で美術的な価値の高いものにだけ発行されます。
  • 登録証には刀の種類や長さ、反り具合など多岐にわたる情報が記録されています。

それでは登録証を紛失してしまった時は、どのような行動をするのが正しいのでしょうか。

2:登録証がない!刀の対処方法

さて、遺品の中に刀が見つかった時「銃砲刀剣類登録証」が必要なことはお話した通りです。まずは家の中を全て片付けながら登録証を探しましょう。登録証のない刀は保管も買取も寄贈もできず銃刀法違反に触れることもあるため、できるだけ早く見つけなければいけません。

万が一登録証が見つからなかった場合、登録証を申請する必要があります。

ここでは、登録証の申請方法をお話します。

ステップ①:管轄する警察に電話をし登録証がない刀がある事を伝えます。

警察の指示どおりに刀を持ち込みますが、連絡をせずに勝手に持ち込むと銃刀法違反となる場合もあるため、必ず電話で連絡をしなければいけません。

また、持ち込む際は発見されたままの状態で持参するようにしましょう。

ステップ②:警察の生活安全課で「刀剣類発見届出済証」を発行してもらいます。

この「刀剣類発見届出済証」がないと、刀を所持、売買するために必要な登録証の申請ができません。未登録の刀を所持することは銃刀法違反で罰則の対象になるので、できるだけ早く発行してもらう必要があります。

ステップ③:登録書の申請は、居住地の教育委員会が開いている登録会で行います。登録審査日はホームページなどでの確認が必要です。登録会にはなるべく発見した人が刀を持ち込むようにしましょう。様々な事情で本人が行けない時は委任状があれば代理人に参加してもらう事もできます。

ステップ④:登録証は美術品としての価値が認められた刀にのみ発行されます。登録会での審査に通ると登録証がもらえます。

もし、登録会での審査に通らなかった刀は登録証が発行されないため、個人の所有が認められません。残念ですが、警察署で処分を依頼しなければいけません。

刀の扱いは全て法律で定められている事項なので、法規を順守し適切に処理をしないと処罰される恐れもあります。

3:高く売れる!刀の買取業者5選

無事に登録証も見つかり、法的に買取、所持が認められた遺品の刀。もし、遺族が必要ないと感じたら買取に出して買い取ってもらってはいかがでしょうか。

しかし、刀の買取は鑑定が相当難しいと言われています。刀に精通する鑑定士がいない買取業者に刀の買取を依頼すると、非常に価値の高い刀でも格安の値段で買取されてしまう可能性があります。

ここでは、遺品の刀を高く買い取ってくれる鑑定士が在籍している、おすすめの買取業者を5選ご紹介します。

3-1:とらのこ

とらのこでは、知識経験豊富な鑑定士が大切な品物をひとつひとつ丁寧に鑑定。また、たとえ1,000万円超えた高額な買取でも即日現金でお渡しいたします。海外へも独自の販売ルートを持っているため、同じ刀剣でも他社に負けない高額買取を可能にしました。出張買取、宅配買取に加え、お手軽なオンライン買取も展開中。処分に困った刀剣をお持ちなら、お気軽にご相談ください。

3-2:全国刀剣買取センター

刀の買取を専門に行っている業者です。365日毎日刀の買取に関しての研究や調査を実施。刀の買取に特化している業者のため、専門性の高さと実績に優れています。無店舗営業を展開しコストダウンに努めており、高額な買取価格に還元することを可能にしました。

どんな細かい買取でもかならず代表が担当し、知識不足や経験不足なスタッフによる買取でお客様を不安にさせることはありません。

3-3:勝武堂

創業は大正時代末期。九十余年という長い時間、常にお客様の立場に立った誠実な取引を大切にしてきました。刀剣専門店ならではの買取実績と高い専門性が、納得の買取を約束します。

ラインや画像による無料査定や、便利で簡単な郵送での宅配買取も実施中。扱いに困る刀が発見された時は電話で気軽に問い合わせをしてみましょう。

3-4:一般社団法人倉敷刀剣美術館・刀剣買取専門センター

岡山県倉敷市にある倉敷刀剣美術館内にある刀剣買取の専門業者です。11年連続刀剣買取実績NO,1の業界最大手。鑑定士歴30年の経験に基づき、適正価格を提示。さらに納得できる丁寧な説明を心がけています。無料宅配キットを用意してもらえる宅配買取は、往復の送料も無料のため、気軽に査定を申し込むことができます。

3-5:八光堂

刀剣、武具など幅広い種類の買取を行っている骨董品、美術品の買取40年の八光堂は、専門知識の豊富な鑑定士が揃っています。その目利きと経験で他社には負けない高額買取を実施しています。さらに相談、見積もり、査定、出張費、買取手数料も全て無料。また、契約成立後8日間以内ならクーリングオフも可能。お客様の立場と思いに沿った安心、安全な買取を徹底します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。刀が出てきた!と慌てずに、しかるべき書類をきちんと準備して買取に出す、あるいは相続することが大切です。買取に出す時も、しっかり査定をしてくれる安心安全な業者を選びましょう。普段あまり目にすることがない刀は、見つけたときの衝撃が大きいもの。しかし、故人の残した大切な宝物です。遺族の後悔が残らない方法できちんと遺品整理ができたらいいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

遺品の買取なら、とらのこ

とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。