遺品整理に多い「盗む」被害報告+安心できる遺品整理業者の選び方

故人の遺品には当然高価なものもある為、中には窃盗の被害に逢うという方もいらっしゃいます。

大切な人の遺品が盗まれるなんてとんでもないですよね?

今回は遺品の中で盗まれやすい品物や、盗まれないようにする対策などをご紹介していきたいと思います。

1:遺品整理!盗まれやすい物リスト

遺品の中で盗まれやすいものにはどのようなものがあるのでしょうか?

盗まれやすい遺品を知っておくことで、被害を抑えられる可能性があります。

・ヘソクリ

こちらは意外な場所に隠されていることが多いです。そして現金の場合が多いです。軽量で小さいことからそのままポケットに入れて盗む人がいます。

・宝飾品、貴金属、ブランド品

小物で金銭的な価値があることから盗まれやすい品物です。

・現金や預金通帳、有価証券

これからは同じ場所に置いてあることが多いので、全てを盗まれることがなくても一部分だけ被害にあうことがあります。

・スマートフォンやタブレットなどのコンパクトな電子機器

・パソコンやスマートフォンのデータなど

遺品自体ではなく、ネットバンキングのパスワードと個人情報などのデータを抜かれるパターン。

・美術品や骨董品

価値が分かりにくいため処分品に紛れ込んでいる可能性があります。

2:遺品整理前に!盗まれないための5つの対策

このような窃盗被害に合わないためにはどのようにしたらいいのでしょうか?

盗まれないための対策方法を見ていきましょう。

2-1:遺品整理のリストアップを行う

時間が無くて遺品を整理できない場合には、遺品をリストアップしておくというのも一つの方法です。

業者にリストを渡して「この遺品はあるはずなので見つけてほしい」というように依頼をしておきます。
つまり、遺族側で遺品を把握しているということを伝えるということです。
これで窃盗被害を未然に防ぐということができます。

そして遺品整理業者が立ち入る前に、遺品を整理できる場合であっても遺品をあらかじめリストアップしておくことで相続手続きの際に役立つでしょう。

2-2:写真や動画に整理前の様子を記録する

遺品整理業者に依頼する前に、家の中を写真や動画に記録しておきましょう。

これはリストアップする時間がない時などにとても有効な手段です。

部屋全体は勿論のこと、引き出しの中も撮影しておきましょう。

窃盗被害を防ぐだけではなくて、整理の作業中に遺品整理業者が誤って遺品を壊した場合も証拠として記録することができます。

2-3:大切なものは整理しておくこと

遺品整理業者に依頼をする前に、遺族で大切なものを事前に整理しておきましょう。
そのようにすることで、遺品整理業者にも窃盗される可能性はぐっと減るでしょう。

現金、宝飾品、高価な遺品の他に、形見分け、故人の思い入れが強い大切なものを先に回収するようにしましょう。

全ての遺品を整理するには時間もかかりますので、一部の遺品をピックアップするだけならば一日で済むでしょう。

2-4:遺品整理の現場に同伴する

時間に余裕がある場合には、遺品整理の現場に立ち会うことをおすすめいたします。
その際に一緒に作業を進めても大丈夫です。

立ち会えない場合には、作業中の様子を写真や動画で送ってもらうというのも窃盗被害の対策としては良いでしょう。
どのように作業を行っているかが実際見てわかるので、監視することもできますし、安心でしょう。

2-5:搬出のみなどの作業を限定してお願いする

遺品整理は遺品を片づけるだけではなくて、不用品を屋外に搬出したり、清掃をしたりと複数のことが必要になってきます。

遺品の整理に関しては信頼できる家族で行うようにしましょう。
その他の作業を身内や親族にお願いするという方法も一つの方法です。

一人で行うと大変時間と労力がかかってしまう遺品整理にはなるのですが、なるべく周囲に強力を仰ぎながら進めていくことがベストでしょう。

3:要チェック!安心できる遺品整理業者の選び方

では、安心できる遺品整理業者はどのように選んでいけば良いのでしょうか?

こちらでは信頼できる遺品整理業者の選び方についてみていきましょう。

3-1:遺品整理に必要な許可をもっているのかどうか

遺品整理では大きい家具、家電など粗大ごみや不用品が多く出るのですが、地方自治体により定められた方法で処理を行わなければなりません。これは通常の廃棄方法では処理は不可能です。

「一般廃棄物収集運搬許可書」という資格があるかどうか、また、許可を持っている業者と提携をしているかどうかで遺品を廃棄物として処理することができます。
この資格を申請するには時間がかかります。中には許可が下りないというケースもあります。なので、許可を持たずに遺品整理業をしている業者も複数ありますので、大切な遺品が不法投棄されてしまう可能性もあるということです。

この許可と似たもので「産業廃棄物運搬許可」というものがありますが、それとは違いますので注意をするようにしましょう。
大切な遺品を不当に扱われない為には事前に許可を持っているかどうかを確かめてから依頼するようにしてください。

次に「古物商許可」です。この許可を持っている遺品整理業者は遺品の買取ができます。
遺品の中で使えるものがあるのに処分してしまうのももったいないですし、買取を行うことで遺品整理代を安くするということもできます。
リサイクルショップに遺品を持ち込むというのも良いですが、遺品整理業者に買い取ってもらうとスムーズに作業も進むでしょう。

3-2:見積もりを確認しよう

信頼できる業者かどうかを判断するためには、見積書を見ることである程度判断ができます。
悪質な業者の場合には見積書の作業範囲や料金が分かりにくかったり、込み込みプランなどのセットになっていたり、専門用語を使っていたり、現場を見ずに見積もりを提出したりしてきたりします。
このような場合には作業後に不当な追加料金を請求してくる可能性があります。

ひとつの会社だけだと判断に迷うということもありますので、何社か見積もりを取るようにしてそこで判断するようにしましょう。

3-3:遺品整理士はきちんと在籍しているかどうか

遺品整理士というのは、遺品整理士認定協会から認定された遺品整理のプロになります。
廃棄物処理などの専門的な知識と遺族への丁寧な対応、遺品の取り扱い方の正しい知識を持って遺品整理を安心して任せることができます。

遺品整理業者の開業登録に必要な資格は現在のところはないのですが、品整理士の資格を持つ人が在籍している業者は業者を選ぶ条件のひとつと言われています。

3-4:ホームページがあるかどうか

一般的な企業の場合、ホームページを開設しているのが普通なのですが、悪質な業者の場合はきちんとしたホームページを開設していない場合があります。

またホームページがあったとしても、住所や代表者が記載されていなかったり、悪質な業者の場合があるので注意が必要でしょう。

まとめ

故人の大切な遺品、窃盗されるようなことがあってはなりません。
窃盗されないようにするには事前に対策を立てる事が必要になってきます。

そして、遺品整理業者を選ぶ時も、窃盗被害に合わないようにきちんと業者を見極めてから遺品整理を依頼するようにしましょう。

この記事が大切な遺品を守るために役立つことができればとても嬉しく思います。
問題なく遺品整理作業を進めていただければと思います。

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