遺品整理でパソコンのパスワードが分からない!3つの解除方法

「遺品整理をしているけれど、パソコンのパスワードがわからず、開けなくて困っている。」という問題は、年々増加傾向にあります。
デジタル商品が普及している現代だからこそ、起きてしまう問題です。
この記事を読んでいただいている方も、そんな問題を抱えている一人でないでしょうか。
日本は海外と比べると、パソコンやスマートフォンなどのデジタル遺品に関しての法律が整備されていないため、トラブルも多くなっています。
今回の記事では、パソコンの遺品整理で最も多い問題点の一つであるパスワード解除に関する問題点や解決方法をご紹介します。
- パスワード解除ができない時の問題点
- パスワード解除の対処方法
- パソコンの整理をする際の注意点
ぜひ、最後まで読んでいただき、問題点が起きてしまった際の解決策の参考にしてください。
1:遺品整理!パソコンのパスワードを解除できない時の問題点
パソコンのパスワードの解除ができないままでいると、様々な問題が生じてしまいます。
また、トラブルにも繋がってしまう恐れがあるので、パスワードがわからない際は速やかに対処するようにしましょう。
この章では、パソコンのパスワード解除ができない時に起こり得る問題をご紹介します。
問題点を知り、危険性などを理解した上で対処をするようにしましょう。
1-1:写真や動画のデータの回収ができない
パスワードがわからず、ロックの解除ができないと、写真や動画などのデータを見たり、取り出したりすることができません。
スマートフォンを使って写真を撮る方も多いかと思いますが、容量が決まっているので、それ以上の保存が不可能になります。
現在では、スマートフォンで保存できる容量を超えてしまった場合、パソコンにデータを移行する方法が主流なので、パソコン内に写真データがある方が多いでしょう。
その場合、遺影写真を探せないという問題が生じてしまいます。
1-2:交友関係を把握できない
交友関係の把握が難しくなってしまう問題もあります。
交友関係がわからないと、訃報の連絡ができなかったり、最近まで連絡を取っていた方と急に連絡が途絶えてしまい、迷惑をかけてしまいます。
年賀状などで連絡先を探す方法もありますが、現代では、LINEやメールなどを使って挨拶する方が増え、大幅に年賀状の利用が減っているので、探すのは困難になってきています。
1-3:仕事関係のデータが見れない
仕事で利用していたパソコンの解除ができない場合、引き継ぎができず、会社や取引相手の損害に繋がってしまう恐れがあります。
また、仕事に使用していたかわからず、処分をしてしまうと大きなトラブルに発展する可能性もあるので、十分に注意が必要です。
上記のような問題を防ぐためにも、パソコンのロックが解除できない場合の問題点や対処法を知っておく必要があります。
2:パスワード解除!3つの対処方法
パソコンによっては、パスワードの入力回数に制限がある場合もあるので、パスワードをむやみに入力するのは避けましょう。
ロックがかかってしまうだけではなく、データが消えてしまう恐れもあります。
パスワードがわからなくなってしまった際に、パスワードを解除する3つの対処方法をご紹介します。
- 専門業者へ解除依頼をする
- 解析ソフトを利用する
- パスワードをメモしていないか確認する
それでは、それぞれ詳しくご説明します。
2-1:専門業者へ解除依頼をする
パスワード解除のため、何度も入力をしているとデータが消えてしまう危険性があるので、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
パスワードの解除だけではなく、データの取り出しや処分までを一括で行っている業者もあるので、ご自分の状況に合わせて依頼してください。
専門業者に依頼したからといって、絶対にロック解除ができるということでもありませんので、理解しておきましょう。
また、費用は内容や業者によって異なるので、事前に調べてから頼むことをおすすめします。
2-2:解析ソフトを利用する
解析ソフトを利用して、パスワードを解除する方法があります。
解析ソフトは外国製のものが多く、説明書が外国語であったり、日本製のものではないので、安全性が確かかどうかの確認も難しい場合が多いです。
乗っ取られてしまったり、データが消えてしまうなどが起きてしまう可能性も少なくはないので、解析ソフトを利用する場合は注意が必要です。
解析ソフトを検討している方は、十分下調べを行った上で使うようにしましょう。
2-3:パスワードをメモしていないか確認する
専門業者や解析ソフトを利用する前に、まず初めにパスワードのメモがないか調べるようにしましょう。
特に、利用していた方が年配であった場合、パソコンが苦手な方も多く、パスワードをメモしている可能性が高いです。
普段から持ち歩いている手帳や、通帳など大事なものを保管している場所にあることが多いので、探してみましょう。
3:デジタル遺品!パソコンを整理する際の注意点
デジタル遺品には、パスワード解除の他に様々な注意点があります。
この章では、ロック解除ができた後のパソコンの整理をする際の注意点をご紹介します。
- データを残したまま処分しない
- ネット証券の利用で借金の発生
- 月額料金が発生する有料サービスの確認
- 相続に気付かない
以上の4つを詳しくみていきましょう。
3-1:データを残したまま処分しない
パソコン内にデータが残ったまま処分をしてしまい、データ解析が得意な人に拾われてしまった場合、データを悪用される恐れがあります。
また、クレジットカードの登録を行っていると、情報を抜かれてしまう危険性があります。
特に、アドレス帳など個人を特定できるような情報であった場合、なりすましメールなど詐欺にあってしまう可能性があるので、きちんとデータが消去されているか確認してから処分しましょう。
3-2:ネット証券の利用で借金の発生
ネット証券の購入をしていることを知らずに、価値が下がってしまうと危険です。
最悪の場合、損失が膨らんでしまい、借金になってしまう可能性があります。
アドレス帳の他に、借金が生じてしまう可能性のあるネット証券やFXなども、生前に取引をしていないかの確認は必ずするようにしましょう。
3-3:月額料金が発生する有料サービスの確認
先ほどお伝えしたネット証券の放置も危険ですが、月額料金の発生する有料サービスも放っておくと、月日が経過するにつれ、支払い総額が増えてしまいます。
有料サービスの加入しているかの確認方法としては、生前利用していた口座から身に覚えのない料金が毎月支払われているかどうかで、チェックすることができます。
ATMや銀行で通帳の記帳を行うことで、どこの業者から引き落としがかかっているか確認ができるので、もし毎月引き落としがある場合は、確認してみましょう。
3-4:相続に気付かない
相続は、目に見えるものだけとは限りません。
デジタル遺品でいうと、ネット口座も相続の対象となります。
相続を忘れていた場合、10年を過ぎると預貯金口座の請求ができなくなってしまいます。
また、税務調査によってネット口座などの存在を知り、追徴課税が賦課される場合もあります。
電子データは、中には相続の対象にならないものも存在します。
各サービスによって相続の対象かどうかの扱いが異なるので、利用規約を読み確認してください。
まとめ
今回の記事では、パソコンの遺品整理を進めるにあたって必要な、パスワード解除の注意点や解決方法をご紹介しましたが、いかがでしたか。
デジタル化が進むにつれ、今後遺品整理にはパソコンはつきものになるでしょう。
パソコンなどのデジタル遺品は、他の遺品と違い、大きなトラブルへと発展してしまう恐れがあるので、簡単に処分できない遺品です。
パソコンの遺品整理に不安のある方は、専門業者に依頼することをおすすめします。
また、遺品整理後のパソコンは、売却が可能です。
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