【遺品整理】3つの供養方法と供養できる遺品の種類!供養相場を紹介

遺品整理とは、故人の持ち物を整理することを言います。
最愛の家族を亡くして悲しい気持ちは重々承知ですが、故人の物を整理することは一つの供養の在り方とも言われています。
ただ、故人の持ち物はどのように整理するのが良いのでしょうか。
この記事では遺品整理の供養方法とどのような手段があるかなどについて解説していきます。
1:遺品整理の供養方法と場所
遺品整理の方法についてお話していきます。
遺品を整理する方法は、大きく分けて次の3つとなります。
- 処分する方法
- 業者に依頼する方法
- 買取業者を利用する方法
上記3つの方法で遺品整理を行うことが可能です。
1-1:処分する方法
一般的な遺品整理の方法としてあるのが自分で処分することです。
メリットは自分で処理をするので費用がかからないことです。ただ、デメリットとして、精神的な負担が挙げられます。
故人の遺品と向き合う時間が長くなりますので、昔の思い出が甦り精神的に辛くなることは避けられないです。
1-2:業者に依頼する方法
遺品整理の業者が存在しているので、業者を使うことによって遺品をまとめて処分してもらうことが出来ます。
メリットは、自身の負担をほぼ0にできることです。更に、自分での処理とは違って遺品と向き合う時間がなくなりますので、精神的なダメージはほぼありません。
ただ、業者に依頼する形となりますので、費用が発生するデメリットがあります。遺品が多い場合、業者への依頼料も高くなりますので、簡単に依頼できるかどうかは判断が難しいところです。
1-3:買取業者を利用する方法
自分で遺品を整理しても、業者に依頼しても、遺品はただ処分されるだけで、業者に依頼した場合は費用が発生してしまいます。
しかし、買取業者を使った処分では費用がかからないどころか、遺品を買い取ってもらうことができるので、金銭的にプラスとなります。
故人の遺品を買い取ってもらってお金に換えて良いのかと気にする方もいるかもしれませんが、最近では買取業者を使った遺品整理をする方は増えてきており、モラルに反することではないので安心して下さい。
むしろ、亡くなった故人からしても、自分の使っていた物品がただ処分されるよりも、買い取ってもらえて、家族の金銭的なプラスに働く方が喜ばしいようにも思えます
2:供養できる遺品の種類!5つ紹介
供養できる遺品の種類と言っても色々な種類があります。
整理するアイテムによって特別な手続きが必要になるケースもあるので、気を付けて下さい。
供養できる遺品は、主に5種類あります。
- 衣服やアクセサリー
- クレジットカード等
- 美術品や骨董品
- 家電
- デジタル遺品
上記5つの種類について、詳しく解説していきます。
2-1:衣服やアクセサリー
故人が持っていた洋服やアクセサリーは遺品整理の対象となるのですが、実はこれらのアイテムは相続の対象となっているので、相続関係が落ち着いていない段階で勝手に整理すると後々面倒なことになるのでくれぐれも気を付けて下さい。
衣服などを整理するタイミングは相続が終わり、誰が何をもらうのかが明確になってから処分に移るようにしましょう。
2-2:クレジットカード等
クレジットカードやキャッシュカードなどは相続財産の扱いとなり、処分するには手続きが必要となります。
クレジットやキャッシュカードは、カード会社や銀行に連絡をして解約の手続きを行って下さい。
また、似たようなもので有価証券や不動産の権利に関しても相続対象となっている為、勝手に処分することが出来かねます。
2-3:美術品や骨董品
故人が美術品を集めていたりした場合ですが、これも相続対象となっており、勝手に処分することはできません。
特にこのようなアイテムの場合、市場価値が30万円を超えてくると課税対象にもなってきます。
2-4:家電
故人が所持していたというより「故人が購入した」と表現するのが正しいと思いますが、家電も遺品整理の種類のひとつとなっています。
一般的な話ですが、家電に関しては家庭で現在も使われているケースが多く、相続で揉めることは少ないです。
もし、故人が一人暮らしをしており、処分しなければならないような時は業者に依頼しましょう。
また、状態が良いのであれば、リサイクルショップなどの買取業者を頼るのもひとつの手段です。
2-5:デジタル遺品
昔はあまり聞かなかった言葉ですが、最近は「デジタル遺品」と言われるパソコンやスマートフォンも遺品整理で多い種類のひとつです。
故人が使っていたもので、もう使わないから処分していいと思いがちですが、スマートフォンなどの電子機器には個人情報が残されていることが多いです。
簡単に処分すると後で個人情報漏えいなど、トラブルに発展することも少なくありません。
機器のパスワードを知っているようであれば、一旦初期化してから処分するようにしましょう。
もし、パスワードが分からない場合は専門の業者を頼って安全に破棄することをお勧めします。
3:いくらかかる?供養の費用相場は8万円
遺品整理の方法や処分できるアイテムの種類についてお話をしてきました。
仮に買取業者を頼るにしても、買い取ってもらえなければ自分で処分する必要が出てきます。
遺品によっては、費用が発生するケースもあります。
ここでは、供養の費用相場について詳しく解説していきます。
遺品整理の金額は故人が所持していた物品の量によって異なってきます。
故人が一部屋を割り当てられて生活していたと仮定しての話ですが、業者に依頼すると大体3~8万円が相場となっています。
稀なケースですが、ひとりで大きな家に住んでいて、遺品が膨大にあるようなケースだと数十万円にもなることもあります。
上記で3~8万円が相場とお話しましたが、これは業者の基本料金などを含めた最終的な金額となっているので、これを超えることはほぼないでしょう。
ただ、ゴミ屋敷のような状態であったり、とても人が足を踏み入れることが出来ないような状態の部屋の遺品整理だと特殊清掃などの作業が必要になります。
相場よりも金額は高くなるため、覚えておきましょう。
【遺品整理の金額に含まれている物】
- 不用品の処分
- 遺品の仕分け
- 遺品整理後の清掃作業
4:遺品整理業者を利用する際の注意点について
遺品整理業者を利用する際の注意点として「料金」に気を付けましょう。
料金に関係することで気を付けなければならないのが、業者のホームページの「書き方」を鵜呑みにしないことです。
遺品整理業者のホームページを見ると「出張費無料」「基本料金無料」など無料を全面的に打ち出していることが多いです。
これをみて「ここは無料で処分できるのか」と思ったら大間違いです。
基本料金無料としている代わりに、遺品の処分代金が上乗せされているようなこともあるので要注意です。
場合によっては、業者に依頼せずに自分で処分した方が安いケースも珍しくありません。
自分で遺品を処理するのは精神的にも辛いですが、無駄な出費を避けるために、事前にしっかりと比較をしてから依頼することをお勧めします。
まとめ
以上が遺品整理の方法についての説明となります。
ひとくちに遺品を整理するといっても、対象となるアイテムによって方法も異なります。
良かれと思って選択した方法が実は損をするケースもあります。
基本的には…
- 不要な物は処分
- 売れるものは買い取ってもらう
2つの選択肢を頭にいれておけば間違った処分をすることはないでしょう。
また、記事の中でも触れましたが、処分する遺品の種類によっては相続にまつわるものがあります。
家族との話し合いが終わってから、遺品整理に進むように気を付けておいて下さい。
相続関連はただでさえ面倒です。早まって処分して余計面倒なことになっては故人をなくした精神的ダメージに加えて、家族でのいざこざでの余計なストレスがかかってしまいます。
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