【遺品整理】遠方に住んでいる場合は遺品整理業者へ!5つの注意点

遠方に住んでいるので、遺品整理ができない。
遺品整理に時間がかかってしまう…。
遠方に住んでいる場合、現場に行くことができず、なかなか遺品整理が進まないと悩んでいる方が多いようです。
高齢化に加えて少子化が社会的問題となっており、孤独死などが増えています。
遺族は現実を受け止められずに、遺品整理ができない状況に追い込まれてしまうケースも少なくありません。
そんな場合におすすめなのが「遺品整理業者に依頼する」ことです。
今回は、以下の内容で、遠方の遺品整理について解説します。
- 遠方の実家を遺品整理する全手順
- 立ち合いをしないメリット・デメリット
- 遠方の遺品整理をするときの5つの注意点
この記事を最後まで読んでいただくと、遠方の遺産整理がしやすくなるので、ぜひ、最後までご覧ください。
1:遠方の実家を遺品整理!全手順を紹介
遠方で遺品整理ができない場合、遺品整理業者に依頼する方法があります。現地に何度も出向いて作業をする必要がないため、遺族としては嬉しいサービスです。しかし、遺品整理サービスを利用するときは、工程に沿っておこなっていく必要があります。
そこで、遠方の実家を遺品整理する場合の手順をご紹介しましょう。
1-1:問い合わせ・現地での見積もり
遺品整理サービスをおこなっている業者は数多くあるので、その中から選ぶには、まず問い合わせる必要があります。メールや電話などで、どのように遺品整理をおこなってくれるのか、内容について聞いてみましょう。
その会話内容やフィーリングなどで、よいと思った遺品整理業者を選びます。気に入った業者が決まったら、現地調査の候補日を決めましょう。指定した日時に業者が現地に出向き、家財量・状況・買取品の査定額・処分品の分量・費用・作業人数などの見積もりを作成します。
1-2:作業前の打ち合わせ
遺品整理作業に入る前に、打ち合わせをおこないます。遠方に住む遺族は、現地になかなか足を運べません。そのため、遺品整理業者との打ち合わせはとても重要です。作業日時に合わせていろいろな取り決めをおこないます。
そして、じっくり検討した上で、もっとも条件に見合った業者と契約を結び、作業に進むのが一般的な遺品整理業者との打ち合わせ内容です。現場を訪問せずに電話対応だけで済ませる業者もいるので、必ず見積もり書を細かく確認しましょう。
1-3:作業当日
指定された日時に業者が現地に出向いて、仕分け・梱包・搬出・掃除の工程でおこないます。作業のときは、遺族が同席するのか、それともすべて業者に任せるのか、慎重に考えましょう。
そして、打ち合わせのときに、その旨を伝えておきます。遺族がいないといい加減な作業をされる場合があるからです。出向くことができるのであれば、できるだけ自分の目で確認した方が安心できます。
1-4:現場の確認
遺品整理の作業が終わると、ご依頼主が立ち合いの元、現場の状態を確認、依頼したとおりの整理ができていれば、業務終了です。満足できなければ、再度、遺品整理をおこない、最終的に納得できれば、完了の証明書を受け取ります。
作業前の打ち合わせと作業後の現場確認は、業者との対面が必要です。また、現場確認なので、当然、現地に出向かなければいけません。現場に行ける日時をしっかり確保して、飛行機など交通機関を利用するときは、当日の天気などもチェックしておきましょう。
1-5:料金の支払い
最終的に満足できれば、遺品整理作業は終了し、料金の支払い工程に進みます。見積もりのときに出した料金が変わらないことを明言する遺品整理業者を選ぶのが、安心できる業者選びです。
また、作業前に費用の一部の支払い請求をする業者は、あまり信用できません。もちろん、そういった業者すべてが悪徳というわけではありませんが、できるだけ避けた方が無難です。
2:遺品整理!立ち合いをしないメリットとデメリット
中には遺品整理のときに立ち会わなくてもよい業者もあるので、探してみましょう。
ここでは、立ち合いをしない場合のメリットとデメリットについて解説します。
メリット1:現場に出向く必要がない
遠方の現場に行く必要がないので、仕事や学校を休むことなく、遺品整理がおこなえる点が一つ目のメリットです。部屋内部の状態は、写真やウェブカメラなどを使って遠方でもチェックができます。
作業工程を一つ一つ丁寧に説明してくれて、その日におこなった作業内容を写真などで提示してくれるような業者選びが大事です。少しずつ遺品が整理されていく工程を逐一説明してもらえることで、依頼主は安心します。
メリット2:交通費がかからない
遠方での遺品整理で悩むことは、スケジュールだけではありません。現場から遠い場合は、電車・バス・飛行機などの交通機関を利用する必要があります。遺品整理をする日数が伸びれば伸びるほど、その負担は重く遺品整理依頼者にのしかかってくるでしょう。
遺品整理業者への費用もあるので、できるだけ交通費は払いたくないと思っている方もいます。信頼できる業者であれば、立ち合いをしない方向で打ち合わせをしましょう。
メリット3:LINEアプリで遠距離通信可能
遠方で遺品整理の現場に出向けなくても、LINEアプリなどでチェックができます。テレビ電話機能などを使えば、その場に行かなくても、自宅など好きな場所で現場の打ち合わせや立ち合いが可能です。
テレビ電話などを利用すると、リアルに現場の状況を確認できる上、業者が処分すべきか買い取るべきか判断しかねる遺品も、すぐに依頼できます。
デメリット1:盗難に遭う場合も
遺品整理作業すべてを業者に依頼するのは、かなりの信頼関係がなくては難しいかもしれません。遺品の中には高値が付くようなお宝がある場合も多く、そのまま盗まれてしまう恐れがあります。
とくに、鍵なども業者に預ける形になるため、作業スケジュール日以外に家に侵入されて、大切な遺品が持ち出されてしまうことも考慮しなければいけません。本当に信頼できるような業者かどうか、慎重に選びましょう。
デメリット2:不要なサービス展開・費用の上乗せされることも
依頼していなかった部屋の遺品整理をするなど、不要なサービス展開をしてくる業者もいます。打ち合わせのときの見積もりよりも大幅に費用がかかる場合などは要注意です。
現場で実際に見ていないと、業者が作業をさぼったり、適当な仕分けをするなど、ずさんな遺品整理をされるかもしれません。また、必要以上の作業をして、費用が上乗せされていることもあるので、注意が必要です。
3:遠方の遺品整理!5つの注意点
遠方で出向くことができず、遺品整理業者に依頼する場合、注意しなければいけないポイントが5つあります。
- 家電などの遺品は分配を決めておく
- 大切な遺品を処分しないように注意する
- 不用品処分の仕方を間違えない
- 細かく要望を伝える
- すべてを任せない
5つのポイントは、遠方の遺品整理で失敗しない方法なので、しっかりチェックしておくことが大事です。では、詳しく見ていきましょう。
3-1:家電などの遺品は分配を決めておく
個人所有の遺品は、すべて相続品となるため、遺族の誰が相続するのか、きちんと決めておかなければいけません。遺品整理が始まってからでは、相続でトラブルが生じることもあるため、早めに分配協議をしておきます。
基本、貴金属・美術品以外は資産性がなく、遺産分割協議の対象にならないケースが多いです。どのような遺品が誰に譲られるのか、遺産分割協議書にしっかりと記載しておきましょう。
3-2:大切な遺品を処分しないように注意する
貴金属・美術品・最新家電などは資産価値があり、相続人に相談をして処分方法を決めなければいけません。業者が勝手に売却したり処分すれば、法律違反として扱われる場合もあります。
そのため、大切な遺品を処分されないように、細心の注意が必要です。
3-3:不用品処分の仕方を間違えない
遺品整理で不要になったものを処分するときは、方法を間違えてはいけません。自治体のルールに沿って処分しなければ、法令違反になる場合があります。ゴミの処分は、各自治体により異なるため、ゴミ集積所の指定日に必ず出すようにしてください。
一軒家を丸ごと遺品整理をするときは、ゴミ処分場に持ち込むことをおすすめします。車に積んで運べば、その場で引き取ってくれるので、おすすめです。ゴミの処分まで業者がおこなってくれますが、間違わないように、しっかり処分方法も伝えてください。
3-4:細かく要望を伝える
故人の大切な思い出の品は、人それぞれ異なります。たとえば、かけがえのないものでも、業者にとっては不用品とみなされることもあるでしょう。勝手に捨てられてしまうことがないように、遺品整理前にこと細かく要望を伝えておきます。
テレビ電話などを利用しながら、自分の目でしっかり遺品をチェックし、相続するもの・処分するものを見極めてください。
3-5:すべてを任せない
遺品整理業者にすべてを任せてしまうのは、とても危険です。遠方で出向けないのは分かりますが、鍵を預けて、家の中を勝手に詮索され、遺品として価値のあるものが盗まれてしまう恐れがあります。
逐一チェックをせずに放置してしまうと、余計なサービス展開で費用が上乗せされる可能性が高いので、打ち合わせや立ち合いはできるだけ自分の目でおこなうようにしましょう。
まとめ
遠方の遺品整理をする場合、できるだけ時間や交通費などの負担を抑えたいのであれば、業者がおすすめです。しかし、失敗のない業者選びは、慎重におこなうことが大事なポイントになります。
遺品の買取なら、とらのこ
とらのこでは、遺品を高価買取いたしております。
関連記事
遺品整理に関する、お役立ち情報を公開しています。