遺品整理士の求人募集をしている業者3選!メリットデメリットも紹介

遺品整理士とは、遺品を整理するための知識を身につけた専門家です。

一般財団法人遺品整理士認定協会が認定する資格で、取得するためには認定強化が行う通信講座を2ヶ月受講する必要があります。

現在、全国で活躍する遺品整理士は20,000人以上もいます。

近年の少子高齢化に伴い、高齢の遺族も増えてきているため、遺品整理士の需要は年々高まっています

今回は、以下の内容でお送りします。

  • 遺品整理士を募集!掲載中の求人3選
  • 遺品整理士になる!メリットとデメリット
  • 遺品整理士になる前に!3つの注意点

遺品整理士に興味がある人にとって必見の内容となっています。ぜひ参考にしてください。

1:遺品整理士を募集!掲載中の求人3選

まず現在どういった需要があるのか、遺品整理士の求人について調べてみました。

その中から現在掲載中の求人を3つ紹介します。

1-1:株式会社ケアサービス

勤務地 東京都大田区新蒲田3-15-7
給与 245,400~311,100円
雇用形態 正社員
勤務時間 基本時間9:00~18:00(休憩60分)

株式会社ケアサービスは故人の遺品整理・部屋の片付け・不用品回収を行っているサービスです。

離れて暮らす家族に代わり、遺品を整理し、部屋の片付けを行っています。

未経験者歓迎で、学歴不問・経歴不問の求人です。

1-2:株式会社 渡部興業

勤務地 東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎1175
給与 200,000〜250,000円
雇用形態 正社員
勤務時間 8時00分〜18時00分の時間の間の8時間

地域の工務店や大手企業から依頼されて一般木造住宅や改修リノベーション工事などを手がけている会社です。

遺品整理・生前整理や荷物の仕分け梱包運搬を行うスタッフを募集しています。

トラックの運転を行うため、準中型自動車免許が必須です。学歴・年齢などは不問となっています。

1-3:金宝堂グループ

勤務地 東京都世田谷区三軒茶屋1-37-8
給与 経験者:月給27万円以上

未経験:月給22万円以上

雇用形態 正社員
勤務時間 9:00~18:00(休憩1h)

年商100億円超の金宝堂グループの求人です。

葬儀・仏壇・墓石の販売を中心に、不動産屋広告代理など多角的な事業を行っています。

廃品回収や分別などの遺品整理を担当します。

2tトラックを運転するため、準中型自動車免許が必要です。完全週休2日制で、育児休暇や産前産後休暇なども充実しています。

2:遺品整理士になる!メリットとデメリット

遺品整理士は故人の遺品を残しておきたい必要なものと、処分していい不要なものに仕分けて片付ける仕事です。

遺品整理業は、高齢化が進む日本で今後ますます成長していく市場・ビジネスと考えられています。

そのため、遺品整理士の需要もこれからどんどん高まっていくと予想されます。

2-1:遺品整理士になるメリット

遺品整理士になると遺品整理の取り扱い手順や遺品整理に関わる法規制などの知識を身につけることができます。

遺品整理業を行う上で、資格を取得することで法規定に基づいた法令遵守への認識が高まる人も多いです。

遺品整理士は国家資格ではないため、資格がなくても開業は可能です。

しかし、全国で問題になっている高額請求や不法投棄などの撲滅のため、行政が優先的に遺品整理士に仕事を発注するように全国で働きかけが始まっています。

これからさらに核家族化・高齢化が進んでいくと、遺族だけで遺品整理をするのが難しくなっていきます。

そういったときに求められるのがプロの遺品整理士です。

利用者からも感謝される仕事のため、まだまだ需要は増加していくでしょう。

2-2:遺品整理士になるデメリット

遺品整理士になるためには、一般財団法人遺品整理士認定協会の講座を受講する必要があります。

自分で教材・資料集・問題集・DVDを見て学習することになるため、自主性がないと難しいです。

また問題集に沿って課題レポートを作成したならば、WEBまたは郵送でレポートを提出する必要があります。

それで合格して晴れて遺品整理士になれるため、2ヶ月程度の時間がかかります。

また遺品整理業を行っている業者の中には不法投棄や盗難といった違法行為を行う悪徳業者もいます。

そういった悪徳な業者はごく少数ですが、そのせいで遺品整理士に対してマイナスなイメージを持っている人もいます。

3:遺品整理士になる前に!3つの注意点

これから遺品整理士を目指す人に向けて、注意点を3つ紹介します。

どれも大切なことなので、必ず頭に入れておきましょう。

3-1:遺品整理士の年収や安定性

遺品整理士の平均年収は、だいたい400~800万円程度です。

日本人の平均年収が348~613万円のため、平均以上の給料が期待できます。

遺品整理は故人や遺族の気持ちを理解しながら行うデリケートな仕事です。

また特殊清掃や遺品の供養など、特殊な技術が求められるケースもあるため、平均以上の給料につながっています。

遺品整理士は高齢化や核家族化が進む現代において、今後ますます需要が高まる可能性が高いと考えられます。

高齢化が進めば死者の数も増えますし、核家族化が進むと遺族だけでの遺品整理が困難になります。

日本の人口減少は今後もますます進むと予想されるため、長く安定して働ける仕事だといえるでしょう。

3-2:遺族の気持ちに向き合う必要がある

遺品整理士は、遺品を整理することが仕事です。

遺品整理や供養に関する知識が必要なのはもちろんですが、知識だけではなく、どれだけ遺族の気持ちが考えられるかが大切になります。

遺品は故人や遺族にとって大事なものです。

そうした大事なものを扱うわけですから、遺族の信頼を得て安心して任せてもらう必要があります。

どんなに遺品が多くても、丁寧に作業することが重要です。

数が多いからといって、一つ一つの作業が雑になってしまえば遺族からの信頼は得られません。

自分の感情が上手くコントロールできない人や仕事に影響が出たり、遺族や故人の想いに影響されて、仕事がやりづらいかもしれません。

デリケートな部分が多い仕事のため、遺族の気持ちを考えつつも、冷静に判断できる人が向いている仕事でもあります。

3-3:遺品整理の際に特殊清掃が必要になることも

孤独死や事件などで亡くなった現場は、遺体の腐敗が進んでいることがあります。

そういった現場は臭いや汚れがなかなか取れないため、特殊清掃が必要になります。

特殊清掃とは、通常の掃除で汚れを落とすのが難しい部屋を掃除することです。

血液や体液などがついていたり、害虫が発生したりしているため、専門業者が依頼を受けて清掃することが多いです。

遺品整理士の中には、遺品整理をするとともに特殊清掃を行うこともあります。

遺品整理業者によってサービス内容が違うため、すべての遺品整理士が特殊清掃を行うわけではありませんが、そういったケースがあることも覚えておきましょう。

まとめ

遺品整理士の仕事は、故人が残したものを整理することが基本ですが、内容は多岐にわたります。

遺品の中から残すものと処分するものを仕分けたり、不用品を処分したり、遺品を供養したりと、単に整理だけすればいいわけではありません。

現代社会において、遺品整理士は価値ある仕事で、これから需要もますます増加する可能性があります。

ただし、多くの知識や技術が求められる仕事でもあるため、目指すにはそれなりの覚悟が必要になるでしょう。

興味がある人は、ぜひ遺品整理士の養成講座を受講してみてください。